SAMURAI BLUE（日本代表）は5月31日(火)、キリンカップサッカー2016初戦のブルガリア戦（6月3日）へ向けて試合会場の愛知県豊田スタジアムで練習を行いました。

初夏の強い陽射しが傾いた夕方から約2時間行われた練習では、ランニングやフィットネストレーニングなどで体をほぐした後、報道陣に非公開として戦術の確認を行いましたが、左膝裏に違和感を覚えているFW本田圭佑選手（ACミラン）は全体練習には参加せずに別調整でした。

当地はMF香川真司選手（ボルシア・ドルトムント）にとって、2008年のキリンカップで代表デビューを飾った場所です。これまでに79試合に出場して25得点を上げている香川選手は、「いい思い出ではあるけれど大事なのは今。最大限の準備をして勝ちにいきたい」と語りました。

MF清武弘嗣選手（ハノーファー96）は、「また誰が試合に出るか分からないが、自分の特長を生かしながら、監督が求める背後の動きや落として動き直しなどを意識してやらないといけない」と語り、「2試合を勝って終りたい」と話していました。

この日は選手の背番号が発表になり、初選出のMF小林祐希選手（ジュビロ磐田）とMF大島僚太選手（川崎フロンターレ）はそれぞれ24番と25番を着けることになりました。また、昨夏のEAFF東アジアカップ以来の参加となったFW浅野拓磨選手（サンフレッチェ広島）は18番、同じく昨年11月の2018 FIFAワールドカップアジア2次予選以来の代表復帰のMF遠藤航選手（浦和レッズ）は3番です。

遠藤選手は、「自分の良さを出していくなかで、周りの選手と良い関係を深めていければいい」と話していました。

キリンカップには日本とブルガリアのほかに、ボスニア・ヘルツェゴビナ、デンマークが出場してトーナメント方式で対戦します。3日(金)に行われる日本対ブルガリア戦ともう一方の試合の結果によって、7日に大阪の市立吹田スタジアムで行われる決勝戦か3位決定戦の組み合わせが決まります。

6月3日(金)の試合は、ボスニア・ヘルツェゴビナ対デンマーク戦が16:00キックオフ、日本対ブルガリア戦は19:30キックオフの予定です。

選手コメント

MF #10 香川真司 選手（ボルシア・ドルトムント）
一緒にプレーする選手が変わっても僕たちは良いサッカーをして勝たなくてはいけないですし、（出場する選手によって）いろいろ違ったものを出せると思います。みんなが高い能力を持っているので、真ん中でプレーする自分はそういう点を活かしながら自分も活かされることを常々意識して、お互いが自分の良さを出せるようにやっていきたいです。誰が出ても高いレベルのものを示して戦いができることを自分たちが証明していかなければ、強い相手やワールドカップへ行っても「ケガ人が出てなにもできなかった」では話しになりません。そういうところをひとりひとりが意識してやっていく必要があります。

FW #24 小林悠 選手（川崎フロンターレ）
（負傷で途中離脱した3月の合宿以来の代表で）呼ばれて本当に嬉しいですし、ここまでいい準備が出来ていると思います。うまい選手が多いので、その中で自分の色を出すことを意識してやりたいです。欧州のチームと対戦したことはありませんが、苦手意識もありません。相手がブロックを作っていても背後を取るのが自分の特長なので、練習からパサーの人としっかりコミュニケーションをとって、やっていきたいです。

MF #3 遠藤航 選手（湘南ベルマーレ）
五輪代表チームとこのチームで、球際や切り替え、プレッシングの仕方やブロックをどこで引くかなど基本的なところはあまり変わりませんが、選手は違うので一人一人の特徴を出しながらプレーしなければなりません。僕自身、スタメンが確立されているわけでは全然ないので自分のプレーに集中してやらないとならないですし、良さを出していくなかで周りの選手と良い関係を深めていければいいと考えています。

MF #13 清武弘嗣 選手（ハノーファー96）
今回はアジア以外の相手と対戦するので楽しみです。（本田選手の別調整が続いているが）試合に出た選手がしっかりやるだけです。メンバーが変わったら戦力が落ちるのでは良くないと思いますし、誰が出ても同じパフォーマンスでレベルが高いパフォーマンスを維持できるようにやっていかないといけません。監督から求められている守備については、ゾーンでの守りは頭を使えば割とできるものですが、デュエルや１対１など球際の激しさは日ごろの練習からやっていかないとならないので、それを意識して練習しています。

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スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

キリンカップサッカー2016

SAMURAI BLUE（日本代表）、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表、ブルガリア代表、デンマーク代表の4カ国によるノックアウト方式

2016年6月3日(金) 愛知／豊田スタジアム
16:00 キックオフ（予定）ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 vs デンマーク代表
19:40 キックオフ（予定）SAMURAI BLUE（日本代表）vs ブルガリア代表

2016年6月7日(火) 大阪／市立吹田サッカースタジアム
16:00 キックオフ（予定）ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 または デンマーク代表 vs ブルガリア代表
19:30 キックオフ（予定）SAMURAI BLUE（日本代表）vs ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 または デンマーク代表

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