6月3日(金)

インド・ゴアに遠征中の「00ジャパン*」は滞在最終日、午前中にトレーニングを行い、午後はベトナム・ホーチミンに向かう一日となりました。2日の試合は、雷雨の影響で前半のみで打ち切りとなってしまったため、全員が同じメニューのトレーニングを消化しました。ムービングプレパレーションからスタートし、ペース走ランニング、アジリティダッシュと疲れを取り戻していきます。ペース走測定も本遠征で6回目を重ね、選手たちの暑熱順化へのアプローチをほぼ把握することができました。続いて、4人組パス＆コントロール、3対3＋GK、6対6＋GKと厳しい暑さの中、皆が集中してこなしていきます。トレーニング後には、初めてプールウォーキングを実施しました。6日間と短い期間でしたが、インド遠征は終了しました。AFC U-16選手権インド2016で実際に使用するスタジアム、トレーニング会場、ホテル、食事などを体験できたことは、「00ジャパン*」にとって、とても有意義な遠征になりました。9月の本番に向けて、今後も周到な準備をスタッフ・選手で進めていきます。

6月4日(土)

2回の乗り換えを含む約24時間の移動を経て4日の昼、チームはベトナム・ホーチミンのホテルに到着しました。7日に対戦するHoang Anh Gia Lai FC　U-15チームの子どもたちが、疲れが吹き飛ぶほどの熱烈な歓迎をしてくれました。到着後、すぐにトレーニングを実施。移動の疲れもあり、中馬健太郎コンディショニングコーチの元、ボールを使用しないクールダウン中心のトレーニングを繰り返し行い、体調を整えていきました。夜にはこの日誕生日を迎えたFW久保建英選手を皆で祝い、サプライズあり、笑いあり、大いに盛り上がりました。5日はトレーニングを行い、6日からは連戦で、ベトナムを代表する強豪チームU-18 Becamex Binh Duong FCとU-18 Hoang Anh Gia Lai FCと対戦します。

*「00ジャパン」：2000年以降に生まれた選手たちで構成されたU-16日本代表チームの呼称

選手コメント

DF #2 桑原海人 選手（アビスパ福岡U-18）
インドはとても暑く、環境の適応が難しいと聞いていましたが、想像以上に蒸し暑く、適応するのが難しかったです。体調を崩してしまいましたが、良いシミュレーション遠征になったと思います。長距離移動で疲れが出てしまったので、航空機の移動の大切さや、注意すべきことが理解できました。また、スタジアムやトレーニング会場を使用してみて、AFC U-16選手権インド2016で自分がそのピッチに立っているイメージができたことは大変良かったです。9月の本番までに、まずは体調管理を徹底し、スタッフに指導いただいたパスの質や周りをよく観察することを意識して、日々トレーニングしていきたいです。

MF #17 瀬畠義成 選手（JFAアカデミーU15）
食事面で非常に苦戦し、体重が落ちて、良いコンディションを保つことができませんでした。コンディションが良くないと、良いパフォーマンスができないと改めて感じました。ポジションが深くFWとの距離感が良くないこと、相手によって距離とアングルを変えることができないことが課題なので、ベトナム遠征では積極的に課題にトライしていきたいです。守備では、スピードを上げてボールを奪取することを強く意識していきたいです。

FW #14 上月壮一郎 選手（京都サンガF.C. U-18）
インド・ゴアでの気候や文化に触れて、肌で現地の雰囲気を感じることができました。ピッチコンディション、暑さ、全て大変貴重な経験になりました。一時、体調を崩してしまいましたが、AFC U-16選手権インド2016本番では、このようなミスをしないためにも、改善や予防をしっかりすることが大事だとわかったので、ポジティブに捉えたいです。チームの雰囲気も良く、少しずつ一つになれてきています。インド遠征では得点できなかったので、ベトナム遠征では得点にこだわり勝利に貢献したいです。90分間走りきり、シュートが課題なので、得点して自信をつけたいと思います。

スケジュール

※時間は全て現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。