FIFA U-20ワールドカップ韓国2017の初戦・南アフリカ戦を翌日に控え、U-20日本代表は20日(土)、Suwon市内で最終調整に臨みました。試合会場のSuwon World Cup Stadiumで芝の感触や雰囲気を確かめたチームは、隣接したグラウンドでセットプレーやビルドアップなどを確認。笑顔を見せながらも、緊張感のある雰囲気でトレーニングを締めくくりました。

開幕会見に出席した内山篤監督は、「心身ともにいい準備ができている。相手にスペースを与えずに、コンパクトに粘り強く戦いたい。試合を楽しみにしている」とコメント。キャプテンのMF坂井大将選手も「チャレンジャー精神をもってやりたい」と意気込みを語りました。

対する南アフリカはアフリカ予選を4位で通過。韓国には5月12日(金)に入り、時差や環境への順応に努めてきました。2009年以来4大会ぶりの出場に、Thabo SENONG監督は「南アフリカのサッカーにとって素晴らしいこと。若い選手たちの発展をお見せする機会になる」と話します。

今回のU-20日本代表のチーム立ち上げから2年半。予選を含めて45の対外試合、また数々の遠征を重ねてきました。「いよいよだな、と。今までやってきたことを出し切って、いい大会にしたい」とDF冨安健洋選手。「異なるスタイルや状況に対し、いかに考えて判断して対応するかを選手たちに求め、トレーニングを積んできた。その集大成」と内山監督。いよいよ迎えるFIFA U-20ワールドカップ韓国2017　グループステージ第1戦。南アフリカとの一戦は、5月21日(日)17:00キックオフです。

監督・選手コメント

内山篤 監督
どんな大会でも初戦は大事ですが、内容・結果ともに良ければ、そこから勢いを得られると思います。フィジカルが強く、前線にはタレントのある選手を揃え、またスピードもある南アフリカに対し、スペースを与えずにコンパクトに粘り強く戦うつもりです。南アフリカ、イタリア、ウルグアイといった異なるスタイルに対し、組織力でもって対応したい。選手たちが、またチームとしても大きく成長できる、そんな大会だと思っていますので、どんどんトライしていきたいと考えています。

MF #10 坂井大将 選手（大分トリニータ）
大会に入るにあたって、いい準備ができていますし、最高の雰囲気で入りたいです。南アフリカとの初戦は非常に大事な試合。この試合をしっかりとモノにして、グループステージを突破したいと考えています。失うものは何もないので、チャレンジャー精神を持って臨みます。

DF #6 初瀬亮 選手（ガンバ大阪）
南アフリカは全員の身体能力が高く、個々の能力も高い印象です。チャレンジ＆カバーをして、助け合うことを意識して戦いたいです。チーム全体で「やってやろう」という気持ちが全面に出ていますし、選手・スタッフ全員で勝ち点3を目指して頑張ります。（個人的にも）のびのびとやって自分の力を出し、「やってやろう」という気持ちを明日ぶつけたいです。

南アフリカ Thabo SENONG 監督
アジアチャンピオンの日本、南米王者のウルグアイ、そしてイタリアと非常にタフなグループに入ったと思っています。日本は技術に優れ、失点が少ないことでもわかるように非常にオーガナイズされたチーム。初戦から厳しい戦いになると思いますが、選手たちには自信と集中力を与えて臨みたいです。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※時間は全て現地時間です。