第45回トゥーロン国際大会2017に参加しているU-19日本代表は、ここまでグループステージでU-20キューバ代表、U-20アンゴラ代表と対戦し2戦2分け。両試合ともに先制点は奪うも、追加点を奪えないなかで同点に追いつかれ、悔しいかたちで2試合を終えています。

第2戦・アンゴラ戦の翌日は、グラウンドには行かずに、近くのビーチでウォーキングやストレッチといったリカバリートレーニングを行いました。5月25日(木)の夜に活動が始まった今遠征は、フランスまでの長時間移動も含め、これまで連日トレーニングや中2日での試合と過密な日程のなかで行われており、この日はビーチ沿いで体も心もリフレッシュすることができました。

翌3日(土)は、グループステージ最終戦のイングランドとの試合に向け、通常通りトレーニングを行いました。すでにグループステージ1位突破を決めているイングランドに対し、日本が準決勝に進むためには、この試合での勝利が絶対条件となります。また仮に勝利しても、他グループの結果次第では日本の予選敗退が決まります。チームは、まずはこの試合に勝利すべく、トレーニング前にはミーティングを行い、ここ2試合での改善すべき点を話し合いました。影山雅永監督は「2試合の経験は逆に良い授業だったと思い、気持ちを切り替えてイングランドとの試合に挑もう」と選手たちに語りかけました。

準決勝に進出するのは、各グループ1位の3チームと各グループ2位のなか最も成績が良い1チームの合計4チームとなります。日本は、イングランドに勝利してグループ2位になり、他グループの2位チームを「勝点⇒得失点⇒総得点⇒イエロー/レッドカードの枚数が少ないチーム」という条件の順で上回る必要があります。

グループステージ第3戦・対イングランド戦は4日(日)15:00（日本時間22:00）キックオフです。

選手コメント

DF #3 田中康介 選手（立命館大）
キューバ戦、アンゴラ戦と悔しくも引き分けてしまいましが、まだグループステージ敗退が決まったわけではありません。可能性がある限り、イングランドとの試合に勝つことが絶対条件となるので、試合に向けて最高の準備をしていきます。2試合を勝ちきれなった経験をどう活かすかは自分たち次第だと思うので、イングランドにはしっかりと勝ちきりたいと思います。

DF #2 中川創 選手（柏レイソルU-18）
ここまで2試合を通して勝てる試合を引き分け、勝ちきれなかったことはチームにとって大きな課題だと思います。イングランドとのグループステージ最終戦では、勝ちきるという課題をモチベーションとし、どのように試合に入り、結果を求めていくかが重要になってきます。イングランドはすでに2勝しており、とても良いチームなので、チャレンジャーとして全力で戦います。

DF #5 杉山弾斗 選手（市立船橋高）
絶対に勝たなければならない状況になりましたが、アンゴラ戦から中2日でリフレッシュすることもできて、良い準備をすることができました。この2試合で悪かった点を改善し、イングランド戦では最高のパフォーマンスを発揮できればと思っています。個人的にはアンゴラとの試合では、個の能力で負けてしまったと思います。イングランドとの試合に出場するチャンスがあれば、積極的に攻撃参加して勝利に貢献したいです。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

【第45回トゥーロン国際大会2017】
＜グループA＞イングランド、日本、アンゴラ、キューバ
＜グループB＞フランス、コートジボワール、ウェールズ、バーレーン
＜グループC＞ブラジル、チェコ、スコットランド、インドネシア
※各グループ1位3チームと、各グループ2位の中から成績最上位1チームの計4チームが準決勝へ進出