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U-17日本代表 第24回バツラフ・イェジェク国際ユーストーナメント ハンガリー代表を破り2連勝!
2017年08月24日
第24回バツラフ・イェジェク国際ユーストーナメント 第2戦 vs U-17ハンガリー代表
2017年8月23日(水) キックオフ時間 11:00(現地時間) 試合時間 90分(45分ハーフ)
OSTRA(チェコ)
U-17日本代表 5-2(前半2-1、後半3-1)U-17ハンガリー代表
得点
13分 中村敬斗(U-17日本代表)
22分 失点(U-17ハンガリー代表)
31分 中村敬斗(U-17日本代表)
48分 失点(U-17ハンガリー代表)
62分 椿直起(U-17日本代表)
72分 斉藤光毅(U-17日本代表)
90+1分 棚橋尭士(U-17日本代表)
スターティングメンバー
GK:鈴木彩艶
DF:池髙暢希、半田陸、馬場晴也、鈴木冬一
MF:中村敬斗、奥野耕平、喜田陽、斉藤光毅
FW:棚橋尭士、山田寛人
サブメンバー
GK:谷晃生
DF:菅原由勢
MF:上月壮一郎、福岡慎平、平川怜、椿直起
FW:宮代大聖、久保建英
交代
HT 中村敬斗 → 椿直起
59分 喜田陽 → 平川怜
64分 馬場晴也 → 菅原由勢
74分 山田寛人 → 上月壮一郎
マッチレポート
U-17日本代表は23日(水)、「第24回バツラフ・イェジェク国際ユーストーナメント」の第2戦でU-17ハンガリー代表と対戦し、5-2で勝利して2連勝を飾りました。
ハンガリーとは、昨年6月に鳥取県で開催されたU-16インターナショナルドリームカップで対戦し、その際は4-1で勝利を収めています。両チームとも連戦のため、前日の試合出場時間が少ない選手が中心となって試合に出場しました。日本も初戦とは大幅にメンバーを変更して臨みました。
試合序盤、ハンガリーは前日日本が対戦したロシア以上に、フィジカルを活かした前線からのプレスと、ディフェンスラインから対角線へのフィードでサイドを突く狙いを持ち、積極的に仕掛けてきます。日本は多少バタバタした立ち上がりで試合を進めますが、守備陣が冷静に相手の攻撃に対応し、中盤でパスが回りだすと、サイドを起点にチャンスが増えてきます。そして13分、MF中村敬斗選手が個人技で右サイドを突破すると、GKも反応できない強烈なシュートがゴール右隅に刺さり、幸先よく先制点を奪います。その後も中村選手やFW棚橋尭士選手が決定機を迎えますが、ともに相手GKのファインセーブに防がれます。すると、一瞬の隙を相手に与えてしまいます。22分、相手にCKを与えると、一度はクリアしますが、再びクロスをゴール前に上げられてラインを崩されます。GK鈴木彩艶選手が飛び出したところを、上手くチップシュートされ、混戦から最後はヘディングシュートで押し込まれ、1-1とされます。しかし日本は気持ちを落とさず、常に前へ仕掛けていきます。特にサイドバックに抜擢されたDF鈴木冬一選手が何度も左サイドを駆け上がります。29分には絶妙なクロスを上げるものの、中村選手のヘディングシュートは惜しくも枠を外れます。次々に攻撃陣が仕掛けると、31分、棚橋選手が右サイドで粘ってクロスを上げ、中村選手が浮いたボールを上手く左足で合わせ2点目を奪います。その後もFW斉藤光毅選手や棚橋選手がそれぞれ相手GKとの1対1を迎えますが、再び相手GKのファインセーブに合い、追加点は奪えず2-1で前半を折り返します。
後半立ち上がりも日本は攻め込みます。46分、相手DFの背後に抜け出したFW山田寛人選手が決定機を迎えますが、決めきれません。すると、ロングボールなどを活用したハンガリーが攻勢に出ます。48分、カウンターからクリアボールを拾われるとロングシュートを決められて再び同点ゴールを許してしまいます。勢いが出てきた相手に対し、日本は苦しい時間が続きます。56分には、ゴール前から再びフリーでロングシュートを打たれますが、鈴木彩艶選手がファインセーブで防ぎ逆転ゴールは与えません。日本は、選手交代やポジションチェンジを経て、攻守に連動した献身的なプレーを継続し、次々にゴールチャンスを演出します。62分には、棚橋選手のクロスに対してMF椿直起選手がゴール前に体を投げ出しながらシュートを決めて3点目を奪います。
さらに72分。CKを獲得すると、一度はクリアされますが、クリアボールをMF奥野耕平選手がヘッドで前線へ繋ぐと、上手く抜け出した斉藤選手がGKを交わしてゴールを奪います。その後も日本は攻め続け、アディショナルタイムには、途中出場したMF上月壮一郎選手が巧みに右サイドで相手をかわすと鋭いクロスを上げます。棚橋選手が体ごとねじ込んで5点目を奪い、勝負を決めます。試合はこのまま5-2で終了し、U-17日本代表は2連勝を飾りました。
第3戦は中1日で迎える25日(金)。U-17アメリカ代表とグループリーグ1位をかけて対戦します。
選手コメント
GK #12 鈴木彩艶 選手(浦和レッズジュニアユース)
初めてU-17世代の他チームと対戦しましたが、カテゴリーが一つ上がるだけで、シュートスピードや競り合いのパワーなどがものすごく違うことを強く感じました。そうしたなかでも、ビルドアップにおいては相手の位置を的確に把握して、ワンタッチで相手を剥がすなど落ち着いてプレーできて良かったです。しかし失点シーンは、味方のラインを上げきることができず、自分もスペースを埋められず、パワーをもって飛び出せなかったと反省しています。2失点目のシーンは、自分の準備不足でもありますが、コーチングで味方の選手を寄せることができませんでした。チームメートをもっとコントロールしていかなければいけない感じました。FIFA U-17ワールドカップに向け、チームとしては攻撃の連動性を続けていくことが大切だと思います。個人としては今日の試合で感じたレベルを意識して、メンバーに入れるように努力していきたいです。
DF #18 鈴木冬一 選手(セレッソ大阪U-18)
サイドバックとして初めて海外のチームと試合をしました。相手の縦の推進力や高さを活かされないようにプレーしようと心掛けて試合に臨みました。しかし、1対1で抜かれる場面や、ラインの上げ下げなど課題がいろいろ出たので、1試合でも早く改善できるように明日から取り組みたいです。前線に関わってクロスを上げたり、攻撃に何度も絡んでいけたことは良かったので、そこは伸ばしていきたいです。大会の残り2試合を経験すると、その次はFIFA U-17ワールドカップの本番なので、チームに残るために何が必要かを考え、2試合を大事にしたいと思います。
MF #8 奥野耕平 選手(ガンバ大阪ユース)
初めてU-17日本代表のキャプテンを努め、必ず良い試合を、と皆で臨みました。試合序盤は、前線から激しく守備をしてくる相手に対し、あまりいい状態で前線にパスを送れない場面が多かったです。時間が経過するごとにチームの特徴である連動したパス回しや個人の打開で得点することができました。クロスの対応や相手にシュートを打たせないアプローチはまだまだ課題が多いと感じました。相手に得点を許しても、皆で「まだいくぞ、まだやれるぞ」と声がけができていて、失点した時こそ声がけの大切さを学びました。この経験はFIFA U-17ワールドカップでも活かせると思います。FIFA U-17ワールドカップでは、もう一段階、二段階とプレーの強度が上がると思いますので、球際を含め全てにおいて負けないチームになっていきたいです。
FW #16 棚橋尭士 選手(横浜F・マリノスユース)
まずはしっかりと第2戦を勝利で飾り、連勝できたことは良かったと思います。決めても追いつかれる展開でしたが、皆で焦らずゴールを狙い続け、追加点を奪えることができて良かったです。個人としては、ゴールやアシストができたのは良かったですが、もっとパスを効果的にもらえるようなオフザボールの質や、チームメートとの連携、シュートの量を増やすことなど、大いに課題が残りました。FIFA U-17ワールドカップでは限られた得点チャンスしかないと思いますので、決定力をより上げていきたいです。次はFIFA U-17ワールドカップでもライバルである強豪アメリカと対戦できるので、チーム一丸となって勝利を掴みにいきます。
スケジュール
第24回バツラフ・イェジェク国際ユーストーナメント | ||
---|---|---|
8月22日(火) | 1-0 | vs U-17ロシア代表(KOBYLISY) |
8月23日(水) | 5-2 | vs U-17ハンガリー代表(OSTRA) |
8月24日(木) | AM | トレーニング |
8月25日(金) | 17:00 | vs U-17アメリカ代表(LHOTA) |
8月26日(土) | 11:00/14:00/17:00 | 順位決定戦 |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
【第24回バツラフ・イェジェク国際ユーストーナメント】
グループA:チェコ、アイスランド、スロバキア、ウクライナ
グループB:日本、ハンガリー、アメリカ、ロシア
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