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なでしこチャレンジ 5日間の「挑戦」を打ち上げる
2018年02月09日
なでしこチャレンジは8日(木)に最終日を迎え、午前中のトレーニングで5日間の活動を打ち上げました。
この日は紅白戦を中心に最後の仕上げに取り組みました。日に日にグループとしての一体感が強まる一方、選手たちは「なでしこジャパンにチャレンジする」というこの活動の根本的なテーマに立ち返り、紅白戦も熱を帯びます。5日間のトレーニングで課題として取り組んできたテーマに向き合う選手たちに、高倉麻子監督は指導の声を飛ばしていました。
解散前のミーティングでは、活動初日のミーティングで話されたこの活動のテーマが繰り返し説明されました。選手たちに向けて高倉監督は、「2019年のFIFA女子ワールドカップ、そして2020年の東京オリンピックまでに残された時間をどう使うか。なでしこジャパンでプレーすることを目標に据えて、それを言葉にして欲しい。そしてその目標・夢に向かって努力してほしい。夢があればそこには必ず競争がある。チャンスは目の前にあって、それを掴むかどうかは選手次第」と話しました。
なでしこジャパンへの挑戦の5日間が終わり、選手たちはそれぞれの所属クラブに戻りました。
選手コメント
DF 髙瀬愛実 選手(INAC神戸レオネッサ)
なでしこジャパンでまたプレーしたいという思いは,以前から変わらずずっと持っていました。高倉監督はなでしこリーグもよく視察に来てくれますが、直接指導してもらう今回のような機会はチャンスだと思いましたし、単純に嬉しかったです。所属クラブで結果を出すことがなでしこジャパン入りの道ではありますが、何を求められているのか、どういった選手にならなければいけないのか、今回の活動ではその辺りの具体的な話を聞くこともできました。もらったチャンスを生かすために、何でもいいからアピールしたいと思ってこの活動に参加しました。このグループは自分より年齢が下の選手ばかりですし、初めて接する選手もいたので最初は心配もありましたが、いい雰囲気で取り組むことができ、周りの選手からもいい刺激を受けることができました。とても充実した活動にできたと思います。
DF 万屋美穂 選手(マイナビベガルタ仙台レディース)
最初はどんな雰囲気か分からず少し心配でしたが、同じ年代の選手や以前から知っている選手も多く、とても溶け込みやすかったです。また、初めて一緒にボールを蹴る選手もいて、とても刺激になりました。なでしこジャパンにチャレンジするというテーマのこの活動に呼ばれたということは、つまりはまだまだ自分らしさのアピールが足りていないということで、その点は悔しいです。今日の紅白戦でも、声掛けひとつで修正できたようなシーンもあって、もっとコミュニケーションを取ればよかったという反省がありますので、所属クラブに戻って頑張らなければいけないと感じました。
MF 田中陽子 選手(ノジマステラ神奈川相模原)
なでしこチャレンジの活動に参加するにあたり、まずは自分のプレーを出すことを考えて臨みましたが、途中からはそれだけでなく、指摘される修正点や、求められているプレーにも取り組むことを意識しました。すぐにできることではありませんが、所属クラブに戻っても継続していきたいですし、自分にとってとても意味のある活動になりました。5日間の活動で、最初は皆よそよそしさがありましたが、櫻本選手と髙瀬選手がいい雰囲気を作って盛り上げてくれたお陰で、次第に皆自分らしさを出せるようになり、いつの間にかオフザピッチのコミュニケーションもよくなりました。寒さと強風というとてもタフな環境の中での活動でしたが、終わってしまうのは寂しい気持ちです。
スケジュール
2月4日(日) | PM | トレーニング |
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2月5日(月) | AM/PM | トレーニング |
2月6日(火) | 9:00 | トレーニング(J-GREEN堺 S2ピッチ)【一般公開】 |
17:00 | トレーニングマッチ vs.セレッソ大阪ユース(J-GREEN堺 S1ピッチ)【一般公開】 | |
2月7日(水) | 10:00 15:00 |
トレーニング(J-GREEN堺 S2ピッチ)【一般公開】 |
2月8日(木) | 9:00 | トレーニング(J-GREEN堺 S2ピッチ)【一般公開】 |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。