なでしこジャパンは柏市内での4日間のトレーニングを終え、23日(金)の夜に日本を出発。アルガルベカップ2018の開催地・ポルトガルに移動しました。

乗り継ぎと陸路を合わせ、約22時間の移動を経てアルガルベに無事到着したなでしこジャパンの選手たちは、早速夕方に疲労回復と時差調整のためにトレーニングを行いました。この日は入念にストレッチを行い、ジョギングで軽く汗を流す程度の内容となりましたが、2日目となる25日(日)は、午前、午後と2回のトレーニングを行いました。

なでしこジャパンの生命線となる”つなぐサッカー”に欠かせない「パス＆コントロール」のトレーニングでは、練習のための練習にならないよう、周りを観ておくことや、ボールの置き所を強く意識するなど試合を想定することを徹底し、連携してサイドを崩してゴール前に迫るトレーニングでは、パスのスピード、スペースに走り込むタイミング、動きの緩急など、より具体的な指導の声が飛びました。

またこの日の午後、ヨーロッパでプレーする山根恵里奈選手、熊谷紗希選手、横山久美選手が合流し、残るは、アメリカでプレーする宇津木瑠美選手の合流を待つのみとなりました。

選手コメント

GK #21 山根恵里奈 選手（レアル・ベティスFC）
アルガルベカップは今回で5回目の出場となりますが、今スペインでプレーしていることもあって、1人で移動してチームに合流するのは初めてです。海外でプレーすることは代表チームに参加できる時間が短くなるので、ピッチに立つという部分では不利に働くことになります。しかし、そんな中でも今自分が置かれている状況を客観的に捉えて、チームの為に何ができるのか、何をすべきなのかを考えながら取り組んでいきたいと思っています。今海外で挑戦していて、どんな状況であれチームに対してやるべきことがあるということを学べていますので、それを代表チームにも還元したいです。

MF #14 長谷川唯 選手（日テレ・ベレーザ）
昨年に比べて今年は皆、この大会に照準を合わせてきたなという印象で、チーム全体的にコンディションがいい感じがします。そういう意味では昨年より良い結果が出せるという期待を持っています。昨年のこの大会で2得点しましたが、それ以降代表チームでは点を取れていません。アシストはあると思うのですが、それもパスを出した先の味方がゴールしてくれたというもので、個人的には満足している結果ではありません。今年は得点はもちろん、ゴールやチームの勝利に直結するプレーで結果を出したいと思います。

スケジュール

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

アルガルベカップ2018

大会期間：2018年2月28日(水)～3月7日(水)

なでしこジャパン（日本女子代表）戦：
第1戦　2月28日(水) 15:40（日本時間：24:40）vs. オランダ
第2戦　3月2日(金) 15:25（日本時間：24:25）vs. アイスランド
第3戦　3月5日(月) 15:40（日本時間：24:40）vs. デンマーク

全試合をフジテレビ系列にて全国生中継（一部地域を除く）

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