ニュース
なでしこジャパン 欧州女王のオランダ女子代表に2-6で敗れる~アルガルベカップ2018~
2018年03月01日
アルガルベカップ2018
グループリーグ第1戦 vs オランダ女子代表
2018年2月28日(水) キックオフ時間 15:40(現地時間) 試合時間 90分(45分ハーフ)
Estadio Municipal da Bela Vista(ポルトガル/パルシャル)
なでしこジャパン 2-6(前半1-5、後半1-1)オランダ女子代表
得点
4分 失点(オランダ女子代表)
8分 失点(オランダ女子代表)
31分 失点(オランダ女子代表)
35分 失点(オランダ女子代表)
38分 中島依美(なでしこジャパン)
44分 失点(オランダ女子代表)
52分 失点(オランダ女子代表)
82分 岩渕真奈(なでしこジャパン)
スターティングメンバー
GK:池田咲紀子
DF:鮫島彩、三宅史織、市瀬菜々
MF:阪口夢穂、有吉佐織、中島依美、隅田凜、長谷川唯
FW:櫨まどか、田中美南
サブメンバー
GK:山根恵里奈、山下杏也加
DF:宇津木瑠美、熊谷紗希、高木ひかり、大矢歩、清水梨紗
MF:猶本光、増矢理花
FW:菅澤優衣香、岩渕真奈、横山久美
交代
HT 有吉佐織 → 清水梨紗
HT 三宅史織 → 高木ひかり
HT 櫨まどか → 横山久美
70分 田中美南 → 岩渕真奈
70分 中島依美 → 増矢理花
マッチレポート
アルガルベカップ2018の初戦は、試合前に降った大雨の影響で一時は試合の実施が危ぶまれたことが嘘のように、キックオフ直前から空は晴れ渡り、無事にキックオフ。対戦相手のオランダ女子代表は、昨年のアルガルベカップや親善試合でも戦ったこともあり、お互いに手の内を知る間柄で、その後行われたUEFA Women’s EUROで優勝しており、実力と勢いを兼ね備えたチームです。
前半は日本のキックオフ。試合は早々に大きく動きます。4分、日本のDFラインの背後にロングボールが入り、対応するも体を入れ替わられ、そこからゴール前への折り返しを決められて失点すると、8分には左サイドを崩されて再び失点。いきなり2点を追う厳しい展開となります。
その後日本はボールを大事に繋いで運びながら得点機会を伺い、オランダは最終ラインでボールを動かしながらスピードとロングボールを生かして前線を狙うという、お互いの特徴を生かしながらの攻防が続きます。日本は、田中美南選手、中島依美選手らがチャンスを作るも決められず、逆に池田咲紀子選手のファインセーブもあって試合はしばらく膠着状態が続きます。
再度試合が動いたのは30分、オランダのコーナーキックを一度は弾き返すも、こぼれ球を拾われて、ミドルシュートを決められて3失点目、続く34分にも失点し、0-4と大きなリードを許します。しかし直後の37分に、中央にポジションを取った長谷川唯選手と隅田凜選手の中央のパス交換から、タイミングよく抜け出した中島選手にスルーパスがとおり、これが決まって1点を返します。
反撃の狼煙を上げたなでしこジャパンでしたが、前半終了直前にはコーナーキックを頭で合わされて1-5。4点のビハインドを背負って試合を折り返します。
ハーフタイムにロッカールームで高倉麻子監督は、「もっとパワーを持って戦って、まずは1点返そう。このままでは終われないから、リスクを負ってでも前から行こう」と選手たちを激励して後半のピッチに送り出します。
後半から日本は一度に選手3人を交代。清水梨紗選手はなでしこジャパンで初の試合出場となります。
52分、日本の左サイドでチャンスを作られ、一度はゴール前で弾き返すも押し込まれて、大差のリードを許す日本にとって大事な次の1点がまたもやオランダの手に渡る展開に。その後日本は、長谷川選手のドリブル突破や鮫島彩選手のオーバーラップに、途中出場の横山久美選手が前線でよく絡み、オランダを押し込む時間を作ります。チャンスは作るもののゴールネットを揺らせず、70分に途中交代でピッチに立った岩渕真奈選手がドリブルで相手をかわしてゴールを奪い、ようやく2点目が入りますが、反撃もここまで。2-6と前半の大量失点が響き、大敗に終わりました。
グループリーグ第2戦のアイスランド女子代表戦は、中1日で3月2日(金)に行われます。
監督・選手コメント
高倉麻子 監督
思いの外あっさりやられてしまったので、選手たちはチームの狙いを含めてやろうとしてくれましたけど、うまくいきませんでした。後半は比較的自分たちの時間にできましたが、選手もプレーしながら話して調整している姿も見られました。非常に悔しい結果ですが、これを糧にしないといけません。チームとしてやれたこととやれなかったことをはっきりさせて、全員で共有して、整理してやっていきたいと思います。
DF #17 高木ひかり 選手(ノジマステラ神奈川相模原)
大会の初戦で難しい試合になることは分かっていたので、全員が強い気持ちを持って試合に入り、ベンチからも声をかけるなど、チーム一丸となって臨めていたと思います。後半からの出場でしたが、4点差をつけられた前半の流れを変えるためにも思い切ってプレーしようという気持ちでピッチに入りました。前半よりもボールは保持出来ましたが、自分自身がチームに良い流れを生み出すプレーが出来ず、後半立ち上がりに失点を許してしまい、悔しさが残っています。大柄な選手に対して球際で負けない強さを出していきたいです。次のアイスランド戦は中1日なので、今日の試合で出た課題を改善して、勝利を掴めるように頑張ります。
FW #11 田中美南 選手(日テレ・ベレーザ)
今日の試合はスコアを見ても分かるように、内容、結果ともに良くない試合で、良いところなく終わってしまいました。個人的にもチャンスがあったのにそれを生かすことができず、FWとしては決めなければいけなかったと思っています。中1日で次のアイスランド戦がありますので、落ち込んでいる暇もありません。チーム全員で修正して臨みます。
スケジュール
ALGARVE CUP 2018 | ||
---|---|---|
2月28日(水) | 2-6 | グループリーグ 第1戦 vs オランダ女子代表(Estadio Municipal da Bela Vista) |
3月1日(木) | AM/PM | トレーニング |
3月2日(金) | 15:25 | グループリーグ 第2戦 vs アイスランド女子代表(Estadio Municipal da Bela Vista) |
3月3日(土) | AM/PM | トレーニング |
3月4日(日) | AM/PM | トレーニング |
3月5日(月) | 15:40 | グループリーグ 第3戦 vs デンマーク女子代表(Estadio Algarve) |
3月6日(火) | AM/PM | トレーニング |
3月7日(水) | 調整中 | 順位決定戦 |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
アルガルベカップ2018
大会期間:2018年2月28日(水)~3月7日(水)
なでしこジャパン(日本女子代表)戦:
第1戦 2月28日(水) 15:40(日本時間:24:40)vs. オランダ
第2戦 3月2日(金) 15:25(日本時間:24:25)vs. アイスランド
第3戦 3月5日(月) 15:40(日本時間:24:40)vs. デンマーク
全試合をフジテレビ系列にて全国生中継(一部地域を除く)
関連ニュース
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定