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SAMURAI BLUE、初代表の中島選手の得点でマリとドロー
2018年03月24日
SAMURAI BLUE(日本代表)は3月23日(金)、ベルギーのリエージュにあるスタッド・モーリス・デユフランで行われた国際親善試合でマリ代表と対戦。途中出場で代表デビューしたFW中島翔哉選手(ポルティモネンセSC)の終了間際の得点で、1-1で引き分けました。
今年6月に開幕するFIFAワールドカップロシアへ向けたチーム強化とメンバー選考を進めている日本は、グループステージで対戦するセネガルを想定したマリとの手合せで、新たな選手や組み合わせなどをチェックしました。
この日30歳の誕生日を迎えて代表初キャップ獲得のDF宇賀神友弥選手(浦和レッズ)を右サイドバック、センターバックにDF昌子源選手(鹿島アントラーズ)とDF槙野智章選手(浦和レッズ)を組ませ、昨年12月のEAFF E-1サッカー選手権で代表デビューしたGK中村航輔選手(柏レイソル)を先発に起用。攻撃陣には所属クラブで好調のMF森岡亮太選手(RSCアンデルレヒト)とFW宇佐美貴史選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)をそれぞれトップ下と左ウィングに置き、右ウィングにはFW久保裕也選手(KAAヘント)、1トップにFW大迫勇也選手を配しました。
前半、日本は守備ラインを高くキープして攻め、MF大島僚太選手(川崎フロンターレ)とMF長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)が中盤でよくボールをさばき、宇佐美選手と久保選手の両翼と絡んで得点チャンスを作り出します。
11分には宇佐美選手の相手守備ライン裏へのクロスに久保選手が走り込んで右足でゴールを狙いますが、シュートはポスト外へ流れます。23分には宇賀神選手のクロスをクリアした相手DFのボールを久保選手が拾ってパスを出すと、これを受けた大島選手が右足でシュート。さらに25分には宇佐美選手のCKに久保選手がヘディングで狙いますが、いずれも相手に阻まれました。
ところがその後、大島選手が足を痛め、35分にMF山口蛍選手(セレッソ大阪)との交代を余儀なくされます。
マリは、3位に入った2015年のFIFA U-20ワールドカップのメンバーらを先発に4人加えた若手中心のチームで、細かいパスをつなぐサッカーで日本の守備陣の間のスペースを狙って攻めると、42分にはFWムッサ・ジェネポ選手が宇賀神選手に倒されてPKを獲得。これをFWアブドゥライ・ディアビ選手が決めて、前半を1-0リードで折り返しました。
日本は後半から、宇賀神選手に変えてDF酒井高徳選手を投入。60分には宇佐美選手に代えて中島選手、長谷部選手に代えてMF三竿健斗選手(鹿島アントラーズ)を送り出し、その5分後には森岡選手に代えてFW小林悠選手(川崎フロンターレ)、70分には久保選手に代えてFW本田圭佑選手(CFパチューカ)を交代で起用。しかし、なかなか効果的な攻撃を作り出せません。
それでも85分には、中島選手がドリブルで仕掛けます。そして後半アディショナルタイムに同点にします。小林選手のシュートを相手DFがクリア。それを拾った三竿選手が右からクロスを入れると、ファーサイドに顔を出した中島選手が左足で合わせてゴールネットを揺らしました。
日本は3月27日(火)に同じ会場で行われるキリンチャレンジカップ2018 in EUROPEでウクライナ代表と対戦します。
監督・選手コメント
ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
同点に追いついたのはチームが諦めなかったということなので、ポジティブに捉えることができます。さらに得点を獲れる機会は5、6回ありました。相手はPKを得ましたが、PKを与えたのは少し未熟なプレーでした。選手は最後までオーガナイズを保ったまましっかりやってくれましたが。
まだまだやるべきことがたくさんある、それもかなりたくさんあると感じました。全てにおいてです。今日は多くの選手をテストしましたが、まだ分析したくありません。多くの選手にチャンスを与えて解決策を探している段階です。情報はたくさん得ましたが、ポジティブなものばかりではありませんでした。トレーニングを続けるしかありません。私が望んでいるワールドカップのチームにはほど遠く、ワールドカップはまだまだ遠いと感じました。セネガルの方がマリよりもずっと強いです。日本人はアフリカ勢と対戦するとデュエルが難しいことが分かりました。より速く強く対応しなければ、相手の方が上回ってしまいます。まだアフリカチームと対戦する機会があるので、そこでさらにテストしていきたいと思っています。
DF #5 長友佑都 選手(ガラタサライ)
今日の試合ではワールドカップで勝つのは厳しいですね。(対戦する)セネガル、コロンビア、ポーランドは全てのレベルが違うので、ここで苦戦していると、ワールドカップでは本当に厳しい結果になるのではないかと思います。攻撃の組み立てが単調になり過ぎて、後半は相手が守りやすい状態を自分たちで作ってしまっていました。ポジションチェンジや工夫が必要です。ワールドカップでは相手のレベルが違うので、試合中に修正できなければ厳しいです。今日出た課題をチームで修正すべきだと感じました。
MF #26 三竿健斗 選手(鹿島アントラーズ)
得点場面は中島選手のことは見えてはいなかったのですが、誰かしらがいるというイメージで蹴りました。自分にできることをやろうとしたのですが、球際は足りなかったと思います。アフリカの選手はドリブルのリズムが全然違って、途中から慣れてプレーできるようになりましたが、本大会はレベルが違います。このままでは何も通用しません。もっとレベルを上げていかなければならないと感じました。
FW #18 中島翔哉 選手(ポルティモネンセSC)
(ゴール場面で)あそこの位置に入って行くのは、自分もポルトガルでやっている中でも思っていたことなので、ここに来て成長というか、進歩した部分です。ただ、続けなければなりません。監督からはどんどん前に行ってドリブルでもパスでも仕掛けろと言われていたので、なるべくボールを受けて、監督の求めることをやりつつ、状況を見ながらプレーできればと考えていました。初めての代表戦でしたが、相手も上手い部分がかなりあったので、面白かったです。これからもっといろいろな部分で良くなると思います。
モハメド・マガッスバ マリ代表監督
今日の試合は我々にとって非常に難しい試合でした。このチームでは相手を欺くようなプレーをするのは難しく、日本はフィジカルでもとても強かったので、勝てる試合だったとは思いますが、これもフットボールです。日本に最後の最後に同点にされましたが、日本のような素晴らしいチームとの引き分けで、誇れる結果です。
スケジュール
3月19日(月) | PM | トレーニング |
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3月20日(火) | PM | トレーニング |
3月21日(水) | PM | トレーニング |
3月22日(木) | PM | 公式練習 |
3月23日(金) | 1-1 | 国際親善試合 vs マリ代表(スタッド・モーリス・デュフラン) |
3月24日(土) | AM | トレーニング |
3月25日(日) | PM | トレーニング |
3月26日(月) | PM | 公式練習 |
3月27日(火) | 14:20 | キリンチャレンジカップ 2018 in EUROPE vs ウクライナ代表(スタッド・モーリス・デュフラン) |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
国際親善試合
SAMURAI BLUE vs マリ代表
2018/3/23(金) 現地時間 13:20 (日本時間 21:20) キックオフ(予定)
ベルギー/スタッド・モーリス・デュフラン
テレビ朝日系列にて全国生放送
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SAMURAI BLUE vs ウクライナ代表
2018/3/27(火) 現地時間 14:20 (日本時間 21:20) キックオフ(予定)
ベルギー/スタッド・モーリス・デュフラン
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