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SAMURAI BLUE(日本代表) ヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を解除
2018年04月09日
公益財団法人 日本サッカー協会は本日4月9日(月)、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約解除に関する記者発表を行いました。本件に関する田嶋幸三会長の声明は以下のとおりです。
田嶋幸三会長 コメント
日本サッカー協会(JFA)は4月7日付でヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を解除しました。
前任のアギーレ監督との契約解除の後、ハリルホジッチ監督には短い期間の中で日本代表監督就任を引き受けていただき、この3年間、SAMURAI BLUE(日本代表)を進化させながら、まずは、FIFAワールドカップ出場権獲得という目標を達成してくれました。非常に真面目で、サッカーに対する情熱と日本を強くしたいという熱い思いを持ち、「Duel」をキーワードに国際舞台で戦う強い姿勢を選手たちに植え付けてくれたと感謝しています。
私たちは、数試合の勝ち負けや世論の動向で監督交代を判断するつもりは毛頭なく、これまで厳しい局面でも総合的に判断して、ハリルホジッチ監督の下で強化を進め、同監督の下でロシア大会での飛躍を目指してきました。
しかしながら、3月27日のウクライナ戦の後、選手との信頼関係やコミュニケーションが十分に取れるような状況でなくなったことから、JFA幹部、技術委員会等、関係者と協議した上で今回の決断を下しました。
世界最高峰の舞台で戦える“強いチーム”を考えたとき、最終的には監督とチームの信頼関係に尽きます。それができない可能性が3月のベルギー遠征で見えたということです。非常に厳しい決断でしたが、この厳しい現状を打破し、たとえ1%でも2%でもワールドカップで飛躍できる可能性に懸け、今回の監督交代を決めました。ワールドカップの舞台で日本のサッカーを披露し、良い成績を残すために必要なことだったと考えています。
新監督は、西野朗さんに務めていただきます。西野さんは技術委員長に就任して以降、SAMURAI BLUE(日本代表)を最も近いところで見てきた人ですし、柏レイソルやガンバ大阪での監督経験、アトランタオリンピックでU-23日本代表を率いた経験、AFCチャンピオンズリーグでガンバ大阪を優勝に導いた手腕等、信頼に足る実績を持っています。
なぜこの時期に監督を代えるのだ、遅きに失したのではないかといったご意見を多くいただいていますが、これまでも万が一の事態を想定し、常に、監督を代えることのリスク、代えないことのリスクの両方を測りながらチーム強化に取り組んできました。3月のベルギー遠征を経たこのタイミングだからこそ、現SAMURAI BLUEを最も知る西野さんに決めたということです。大会まで2カ月あまりという時期ですが、短期間だからこそ集中してやれるはずです。監督、選手、スタッフが力を合わせ、日本代表の力を最大限に発揮してくれると信じています。
これから新しい体制に移行するわけですが、我々としてはスムーズに新体制をスタートすることに全力を尽くします。今、我々がやらなければならないことは、日本サッカー界が結束し、監督、選手、コーチ陣、スタッフ等、関わる全ての人々を全力でサポートすることであり、ワールドカップという檜舞台において、彼らが持つ力を120%発揮できるように準備していくことです。
今こそ、これまで日本サッカー界が築いてきた全ての英知を結集すべき時だと考えています。
多くの皆さまにご心配をいただいていておりますが、ファン・サポーターの皆さん、JFAに登録するサッカーファミリーの皆さん、日本代表を支えてくださるスポンサー各社、報道関係の皆さんなど、多くの方々の熱い思いに応えたいと思います。
全力でワールドカップに臨むSAMURAI BLUEを皆さんと共に支えていきたいと考えています。引き続き、熱い応援をお願いします。
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