AFC女子アジアカップヨルダン2018のグループステージ第2戦の韓国戦を翌日に控えた9日(月)、なでしこジャパンは試合会場となる、アンマン・インターナショナル・スタジアムで公式練習を実施しました。

公式練習に先駆けて行われた公式会見で高倉麻子監督は、「韓国は良きライバルであり仲間。ワールドカップの出場権がかかる大会で戦えることは嬉しい。厳しい戦いになることは間違いないが、日本らしいサッカーで臨みたい」と、韓国戦に向けた意気込みを語りました。会見に同席した韓国女子代表のユン監督は、日本のキープレイヤーに岩渕真奈選手を挙げて警戒を強めていました。

アンマン・インターナショナル・スタジアムでの公式練習は冒頭15分のみメディアに公開され、ゴール前へのクロスからのシュートやミドルシュートなど、1時間体を動かしました。トレーニングの前後、ピッチを離れた場所では選手たちの表情は一様に明るく、緊張感の中にも韓国との対戦を楽しみにしている様子が伺えました。

勝利すればFIFA女子ワールドカップフランス2019の出場権獲得がかかるグループステージ第2戦の韓国戦は、10日(火)、16:45（日本時間22:45）キックオフです。

選手コメント

GK #1 池田咲紀子 選手（浦和レッズレディース）
ベトナム戦は日本が攻めている時間が長かったので、一発カウンターや、リスクマネジメントなど、守備陣に声をかけるところを考えながらベンチから試合を見ていました。短い期間の中、中2日、3日で多くの試合を戦わなければいけないので厳しい大会ではありますが、日本のチーム力が試されていると思うので、1試合1試合、出る選手も出ない選手もチームのためにできることを100%やってしっかりひとつひとつ勝ちたいと思います。

MF #7 中島依美 選手（INAC神戸レオネッサ）
韓国はやはり10番のチ・ソヨン選手に持たせるとスルーパスや個人で打開する能力がある選手なので、そこは注意したいです。（以前INACでチームメイトでしたが）相変わらず上手いなと思いました。ただ、日本が持っている力を出せれば勝てると思うので、全員でハードワークして、しっかり勝って、ワールドカップ出場権を勝ち取りたいです。

MF #10 阪口夢穂 選手（日テレ・ベレーザ）
今大会、明日の韓国戦の先にはまだオーストラリア戦や準決勝、決勝と続いていきますが、先のことはいい意味で考えずに、とにかく明日、全力でぶつかりたいと思います。韓国は個の能力も高く、組織的でもあり、穴がないチームだという印象を持っています。お互い戦術はあると思いますが、こういう試合は気持ちの部分が鍵になると思うので、全力で戦いたいと思います。1-0でもいいので本当に勝ちたいです。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

AFC女子アジアカップヨルダン2018

大会期間：2018年4月6日(金)～4月20日(金)

グループステージ第2戦
2018年4月10日(火) 22:45キックオフ[日本時間]
なでしこジャパン vs 韓国女子代表
テレビ朝日系列／NHK-BS1にて全国生中継
大会情報はこちら