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【ワールドカップヒストリー#第6回】「2002FIFAワールドカップ 日本/韓国」第3戦 vs チュニジア
2018年05月15日
いよいよ始まる「2018FIFAワールドカップ ロシア」。6月19日に初戦となるコロンビア戦(日本時間21時キックオフ)を迎えるSAMURAI BLUEは、悲願のFIFAワールドカップ初出場から今年で20年―。
そこで「ワールドカップヒストリー」と題して、SAMURAI BLUEの過去のFIFAワールドカップでの戦いをプレイバック。第6回は2002年日韓大会のチュニジア戦を振り返ります。
記録
2002.6.14 長居スタジアム
グループステージ第3戦
チュニジア 0-2(0-0) 日本
[得点]48' 森島寛晃、75' 中田英寿
[監督]
フィリップ・トルシエ
[出場選手]
GK 12 楢﨑正剛(名古屋)、FP 3 松田直樹(横浜FM)、17 宮本恒靖(G大阪)、16 中田浩二(鹿島)、20 明神智和(柏)、21 戸田和幸(清水)、18 小野伸二(フェイエノールト)、中田英寿(パルマ)→84' 19 小笠原満男(鹿島)、稲本潤一(アーセナル)→46' 22 市川大祐(清水)、11 鈴木隆行(鹿島)、13 柳沢敦(鹿島)→46' 8 森島寛晃(C大阪)
[控え選手]
GK 1 川口能活(ポーツマス)、23 曽ヶ端準(鹿島)、10 中山雅史(磐田)、2 秋田豊(鹿島)、6 服部年宏(磐田)、9 西澤明訓(C大阪)、15 福西崇史(磐田)、4 森岡隆三(清水)、14 三都主アレサンドロ(清水)
マッチレポート
2試合を終えて1勝1分。勝点4でグループステージの首位に躍り出た日本代表は、ノックアウトステージ進出に王手をかけました。第3戦の相手はチュニジア代表。引き分け以上なら文句なし、2点差以上で負けなければ、突破が決まる優位な状況で迎えた運命の一戦に、日本は第2戦のロシア代表戦と同じスタメンで臨みました。
一方でグループステージ突破には勝つしかなかったチュニジアでしたが、立ち上がりから守備を意識した消極的な戦いを演じます。守りを固めて一発のカウンターを狙う―。そこにはそんな狙いが感じられました。手堅い相手に苦戦を強いられた日本は、押し込みながらもゴールを奪えない、もどかしい前半を過ごしました。
するとハーフタイムにトルシエ監督が動きます。2試合連続ゴール中の稲本潤一選手と柳沢敦選手に代えて、森島寛晃選手と市川大祐選手を投入。この采配が見事に的中しました。
48分、右サイドで鈴木隆行選手が相手DFと競り合うと、こぼれたボールは中央で待っていた森島選手のもとへ。これを豪快に蹴り込んで、日本が待望の先制点を手にします。森島選手にとっては所属するセレッソ大阪の本拠地、長居スタジアムで決めた運命的なゴールとなりました。
さらに日本の勢いは加速します。53分に右サイドの市川選手からのクロスを森島選手が頭で合わせるも、シュートは惜しくもポストに。その後も小野伸二選手のヘッドが相手ゴールを襲うなど、攻勢は続きます。そして迎えた75分、市川選手のクロスに飛び込んだのは中田英寿選手でした。豪快なヘッドを突き刺して、2-0とリードを広げました。
その後も隙を見せない戦いを見せた日本は、90分を通してチュニジアを圧倒。まさに完勝と呼べる内容で勝利を手にした日本は、開催国の威厳を保ち、堂々と初のノックアウトステージ進出を果たしました。
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