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SAMURAI BLUE(日本代表)西野監督、「代表らしい試合を」 ~キリンチャレンジカップ2018ガーナ代表戦へ~
2018年05月30日
SAMURAI BLUE(日本代表)の西野朗監督は5月29日(火)、キリンチャレンジカップ2018ガーナ代表戦を翌日に控えて公式会見に臨み、2018 FIFAワールドカップロシアの前に国内で行う最後の試合で「代表らしい試合をしたい。これで本大会へ行くんだという空気を作れる試合にしたい」と抱負を語りました。
6月14日(木)に開幕するワールドカップで日本はコロンビア、セネガル、ポーランドとグループステージで対戦します。西野監督は、「いろいろな変化を持って対応しなくてはならない」という考えで、21日(月)から始まった合宿で新たな戦い方のオプションとして3バックに取り組んできました。その新システムを、監督として初陣となるガーナ戦で試す意向を示しています。
指揮官の4月の就任後、チームにとっては時間が限られたなかでの試みですが、西野監督は「対応力のある選手を基準に選んでいる。トライという段階ではない。完成させるべく、明日をとらえたい」として、選手たちに期待をよせています。
「今まで、試合の中でシステムを変えて対応することはなかった。本来システムは対戦相手、試合の状況で変えて、それに選手が対応していくもの。そういう感覚を選手に持ってほしい」と話しました。
試合翌日の31日(木)には、本大会に臨むメンバー23人の発表を予定しており、選考の難しさを感じて「苦しみというか、迷いはある」と明かし、試合から遠ざかっている選手や負傷明けの選手もいるため、ガーナ戦で「確認したいことはある」としています。
ガーナ代表は今回のワールドカップ予選ではエジプトと同組で敗退し、4大会連続出場の機会を逃しました。現在は、予選途中からチームを率いる、元代表のジェームズ・アッピア監督の下、今年9月のアフリカネーションズカップ予選へ向けて、選手選考をしている段階です。初代表2人を含め、ビッグネームは不在ながらもほとんどがイタリアやスペインなど欧州でプレーするメンバーです。
両チームともこの日、試合会場の日産スタジアムで公式練習に臨み、SAMURAI BLUEは26人全員が揃ってランニングで練習をスタートさせました。冒頭の15分以降は非公開にして、戦術の確認やシュート練習などを行いました。
西野監督は、「ファイトする代表チームとしてのスピリットで、『これで本大会へ行くんだ』という空気を作れる試合にしたい」と、力強く語りました。
なお、この試合ではVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)方式が採用されます。
キリンチャレンジカップ2018ガーナ代表戦は30日(水)、日産スタジアムにて19:25キックオフの予定です。
監督・選手コメント
西野朗 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
合宿には選手がイレギュラーに集まってきて、日に日に代表チームの形になるなかで、明日、大事な一戦を迎えます。模索しながらチーム作りをしていますが、待ったなしで本大会が迫っています。明日の試合、しっかりと代表らしい試合をしたいです。新しいトライもしているので、どういう形になるのか楽しみにも感じています。選手たちにはポテンシャルがあるので、そういうタレントを引き出してリンクさせ、共通理解を持たせてやらせることができれば、結束した力を出せれば、変化していくことは可能だと思います。この数日、全員が揃ってからは成長を感じるところも非常にありますし、良い雰囲気でやれていること自体が、変化していることだと思います。本大会メンバー選考は、期待していた選手たちが期待を感じさせる状態になっていっているので、苦しみというか、迷いは非常にありますが、選手たちには明日の試合に集中して入ることだけを伝えてきました。3バックがうまく機能するかわかりませんが、ファイトする、代表チームとしてのスピリットを示し、『これで本大会に行くんだ』という空気を作れる試合にしたいです。
DF #22 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
3バックは監督が勝つ可能性を高めるために判断したということだと思います。3バックにも4バックにも良いところと悪いところがあって一長一短ですが、やる以上は成功させて、結果で示すしかないと思っています。
MF #8 原口元気 選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)
全員が競争していて、明日良くなければ23人のなかに入らないかもしれません。それくらい危機感を持ってやる時の方が、僕はいいプレーができると思っているので、期待に応えられるようなプレーをしたいと思います。(3バックのワイドでは)自分の特長が出るので、もしかしたら適任のポジションかなというのがあります。シャドーと両方しっかり自分のものにできたら自分の武器として、この競争に勝っていけるかなと思うので、二つともクオリティ高くできた方がいいと考えています。
MF #10 香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)
メンバー選考という面もありますが、一人一人がチームとして個人としていいパフォーマンスを出すことに集中していると思いますし、僕もその一人です。いい準備をしてきたと思っているので、どんな状況であれ、テストマッチですが、必ず勝って次につなげたいです。いろんなことを試すなかでチームとしてのストロングが必ず生まれてくると思うので、それをしっかりとつかめたらいいと思います。
MF #26 三竿健斗 選手(鹿島アントラーズ)
守備のポジショニングなどある程度みんな整理できていると思うので、あとは考えすぎずに、ピッチの中で思い切りやって、改善点や得られたものを次につなげていければと思っています。外国の選手のパワーやスピードは日本人にはあまりないですし、持って生まれたものはあると思うので、僕はそういう奪い方、プラス駆け引きという守備をしたいです。
ジェームズ・アッピア ガーナ代表監督
明日はエンターテイメント性の強い試合になるでしょう。我々は明日の試合で、9月のアフリカネーションズカップ予選に臨む選手選考をする予定です。今回のメンバーは初招集2人を含めていますが、ほとんどが欧州でプレーする選手で、レベルは高いです。日本がロシアで良い戦いができるように、できる限り力を貸せるようにしたいと思います。
スケジュール
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吉田麻也 選手(サウサンプトン/イングランド)インタビュー
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香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント/ドイツ)インタビュー
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岡崎慎司 選手(レスター・シティー/イングランド)インタビュー
2018年5月30日(水) 19:25キックオフ(予定)
神奈川/日産スタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表)vs ガーナ代表
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