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SAMURAI BLUE西野監督、コロンビア戦へ「十分仕掛けられる自信を持たせたい」
2018年06月19日
2018 FIFAワールドカップロシアに出場しているSAMURAI BLUE(日本代表)の西野朗監督は6月18日(月)、グループステージ初戦のコロンビア戦を翌日に控えて、サランスクの試合会場モルドビア・アリーナで公式会見に臨み、「我々も十分に仕掛けられるという自信を選手に持たせたい」と抱負を述べました。
6大会連続6回目の出場の日本の初戦の相手は、4年前の前回ブラジル大会(1-4)に続いての顔合わせとなるコロンビアとの対戦です。FIFAランクで61位の日本に対して、コロンビアは16位です。
前任者の突然の解任を受けて4月に就任した西野監督ですが、今月上旬にはオーストリアのゼーフェルトで事前合宿を行い、スイス、パラグアイと国際親善試合も実施。13日(水)に大会ベースキャンプ地に入ってからは、非公開練習を増やし、ミーティング内容を練習で確認するなど、準備を重ねてきました。
西野監督は、「相手のテンポに常にリアクションになって行く戦いだけはしたくない。自分たちからアクションを起こしていける。それには、守備から攻撃へどれだけ勇気を持ってゴールへ行けるか。そこをしっかり選手に持たせて送り出したい」と語っています。
西野監督は、カザン入り後の練習で別調整が続いていた岡崎慎司選手(レスター・シティ)もこの日の公式練習で全体練習に合流。西野監督は大会メンバー登録に変更がないことを明らかにし、冒頭15分の部分では、ピッチの状態を確かめるようにストレッチやパス交換などを行い、その後非公開となった練習で戦術の最終チェックを行いました。
また、この日大阪で発生した地震について触れて、「身内、家族が影響を受けている選手がいて、精神的なところが一番気になる。一刻も早く落ち着いた状態に戻ってほしい」と話しました。
2012年から指揮を執るコロンビアのホセ・ペケルマン監督との経験差について問われると、「時間的な準備の差を感じたら勝てない」として、ここまでの準備に「手応えを感じている。選手たちが大舞台で違った反応を起こしてくれる可能性を信じたい」と力強く話しました。
エースのハメス・ロドリゲス選手について、「コロンビアのシンボル。プレーメーカーでありポイントゲッター。誰か一人ではなく、チームで彼を見ていかないと。自由にさせると、コロンビアにチームスタイルを確立される」と警戒を示しました。
一方のペケルマン監督は、「前回大会のことは忘れた。日本には経験のある選手も多く、潜在能力が高い。ハイクオリティな選手がいるが、我々は準備ができている」とコメント。ロドリゲス選手が怪我の影響でメディカルチェックの結果次第の出場となることを明らかにしながらも、「チームがこの4年で成長していることを大会中に示したい」と自信を見せていました。
長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)は、「コロンビアは非常にいいチームで、難しい相手だと思う。監督も長い間指揮を執っているので、チームとしてやることがはっきりしている」と相手の力量を認めながらも、「選手、監督、コーチングスタッフ、すべての力が合わさって素晴らしい状態で入れる」と意気込んでいます。
日本のグループH初戦のコロンビア戦はサランスクのモルドビア・アリーナにて、現地時間19日(火)15:00キックオフ(日本時間、同日21:00)の予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表) 西野朗 監督
スタートからリアクションサッカーで臨むのではなく、自分たちからアクションを起こして、ゲームとボールをコントロールしたいという考えはありますが、それ以上にコロンビアの組織力、ハメス・ロドリゲス選手を中心にした展開力やフィニッシュというリズムをまず止めたい。DFのポジショニングや一人一人のハードワークを求めるということに終始したくはないですし、我々も十分にボールを保持できる。その上で攻撃できる、仕掛けられるという自信を選手に持たせたい。攻撃的なフォーカスを持たせて送り出したいと思っています。相手をリスペクトしたなかで、ディフェンスに追われる時間というのは長いかもしれないですが、その中でも逆転していく展開のスイッチを選手にしっかりと持たせたいと考えています。
FP #9 岡崎慎司 選手(レスター・シティ)
明日の試合は大丈夫です。今日の練習も痛みもなく、全部できました。いつ呼ばれてもいいように良い準備をしたいです。少し休みましたが、パラグアイ戦をやれてよくなっていると思います。試合に入って何ができるかが大事です。こんなところで終わるわけにはいきません。守備に回った時にどれだけそこをしのげるか、チームとして戦っていかないといけません。チームが苦しい時に自分のような選手が必要になると信じていますし、その期待に応えてきたという自負もあります。それを発揮しないわけにはいきません。
FP #17 長谷部誠 選手(アイントラハト・フランクフルト)
選手を代表して、このたびの震災で犠牲になられた方にお悔やみを申し上げるとともに、被災された方にお見舞いを申し上げます。少しでも被害が小さいことを祈っています。被災地域に家族が住んでいて安否など、いろんな面でダメージは受けている選手もいるので、チーム全体でサポートしていきたいです。明日はチーム一丸となって素晴らしいスタートができるように、そして自分たちに自信を持って戦っていける、そういういい状態だと思います。4年前の対戦では、僕らは3試合目でグループステージ突破のために多少のリスクを負わないといけなかったのですが、今回は初戦なので入り方が違います。しっかり自分たちのゲームプランを遂行できるようにしたいです。ここまでの準備は、練習も移動も素晴らしい環境を整えてもらいました。今のチーム状態、コンディショニングには自信を持っています。
ホセ・ペケルマン コロンビア代表監督
ここに来られて本当に幸せです。チームはブラジルのときよりも若く、スキルを持っています。不安を感じている選手もいるかもしれないが、チームは万全な準備をしていますし、経験のある選手が若手を助けることができます。日本は非常にタフな対戦相手です。監督が代わって試合数こそ少ないが、多くのシステムを試していますし、いいリーグでいいシーズンを戦ってきた選手がいて、チームに新しいエネルギーを吹き込んでいます。経験者と若手の組み合わせは我々とちょっと似ています。相手も強いが、我々は幸先のよいスタートを切りたいと思っています。
スケジュール
6月3日(日) | PM | トレーニング |
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6月4日(月) | PM | トレーニング |
6月5日(火) | PM | トレーニング |
6月6日(水) | PM | トレーニング |
6月7日(木) | PM | 公式練習 |
6月8日(金) | 0-2 | 国際親善試合 vs スイス代表(Stadium Cornaredo) |
6月9日(土) | PM | トレーニング |
6月10日(日) | PM | トレーニング |
6月11日(月) | PM | 公式練習 |
6月12日(火) | 4-2 | 国際親善試合 vs パラグアイ代表(Tivoli Stadion) |
6月13日(水) | AM | トレーニング |
6月14日(木) | PM | トレーニング |
6月15日(金) | PM | トレーニング |
6月16日(土) | PM | トレーニング |
6月17日(日) | AM | トレーニング |
6月18日(月) | PM | 公式会見・公式練習 |
2018 FIFA World Cup Russia | ||
6月19日(火) | 15:00 | 第1戦 vs コロンビア代表(Mordovia Arena) |
6月20日(水) | PM | トレーニング |
6月21日(木) | PM | トレーニング |
6月22日(金) | AM | トレーニング |
6月23日(土) | PM | 公式会見・公式練習 |
6月24日(日) | 20:00 | 第2戦 vs セネガル代表(Ekaterinburg Arena) |
6月25日(月) | PM | トレーニング |
6月26日(火) | AM | トレーニング |
6月27日(水) | PM | 公式会見・公式練習 |
6月28日(木) | 17:00 | 第3戦 vs ポーランド代表(Volgograd Arena) |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
2018FIFAワールドカップロシア
大会期間:2018年6月14日(木)~2018年7月15日(日)
グループステージ
第1戦 6月19日(火) 21:00[日本時間] vs コロンビア代表
第2戦 6月25日(月) 0:00[日本時間] vs セネガル代表
第3戦 6月28日(木) 23:00[日本時間] vs ポーランド代表