アジア競技大会初戦でタイ女子代表に2-0の勝利を飾ったなでしこジャパンは試合翌日の17日(金)、次戦のベトナム女子代表戦に向けてコンディション調整に励みました。

タイ戦にスタメンで出場した選手は溜まった疲労を取り除くため、選手村内のジムでジョギングやバイクを漕ぐなどして軽めに動き、ストレッチとアイスバスでリカバリーに務めました。

一方、出場機会のなかったあるいは出場時間の短かった選手に、GK池田咲紀子選手も加わったGK2人とFP6人はピッチに出て精力的にトレーニングに励みました。午前のうちから気温も高い中、8人と少人数ながら、コーチ陣もゲーム要素の強いメニューでクリアや勝敗を競わせるなどして、明るい雰囲気を作ります。選手たちは成功・失敗に一喜一憂しつつも、出場機会を伺う次戦のベトナム戦に向けて集中して汗を流しました。

夕食の前に行われたビデオミーティングでは、タイ戦を振り返り、チームとして現在取り組んでいることがどこまでできているのか、そしてまだ課題として残る部分や改善できる部分について細かく分析がなされ、チームとして目指す形に対する現在地を全員で共有しました。

アジア競技大会のなでしこジャパン第2戦は、21日(火)日本時間17:00キックオフ（予定）です。

選手コメント

MF #15 阪口萌乃選手（アルビレックス新潟レディース）
大会を進めていく上で、初戦は大事な試合となり、難しさもある中で、今回タイに勝てたことは良かったです。勝ったことでチームの雰囲気は少し解けた感はありますが、全員が次の試合に向けてしっかりと準備を進めています。個人的にはアメリカ遠征に引き続きサイドバックとしてプレーしましたが、気候やグラウンド状況などやりにくいコンディション、また欧米の選手とアジアの選手ではまた違ったやりにくさも感じました。そうした中でも、前半と後半で修正できた部分や学べた部分もあったので、次の試合に活かしたいと思います。

FW #11 田中美南選手（日テレ・ベレーザ）
タイとの試合では、最初は中で起点というよりは、外に流れながらスペースを作って、そこからチャンスを作れればと思ってプレーしました。前半途中から終盤にかけて中盤にスペースが生まれてきて、そこにFWの岩渕選手や自分が落ちていくよりは、サイドハーフの中島選手や長谷川選手に入ってきてもらってボールを受けてもらうことで、自分たちはもう一つ前でプレーできると感じていました。その空いたスペースで中盤の選手が受けてから、うまく使いたかったなという思いです。個人的には、何回かゴール前でチャンスがありながらも決めきれず、自分が決めていれば90分を通じてもっと楽な試合運びにできたと思うので、反省して切り替えて次の試合に向けてやっていきたいと思います。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。（ ）内は日本時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

第18回アジア競技大会（2018/ジャカルタ・パレンバン）

大会期間：2018/8/18(土)～2018/9/2(日)

【女子】グループステージ
第1戦　8月16日(木) 20:30[日本時間] vs タイ女子代表
第2戦　8月21日(火) 17:00[日本時間] vs ベトナム女子代表

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