ニュース
U-19日本代表メキシコ遠征 地元メキシコ代表とドロー
2018年09月08日
国際親善試合 vs U-19メキシコ代表
2018年9月7日(金) キックオフ時間 10:30(現地時間) 試合時間 90分(45分×2本)
National Training Centre of Mexican Football Federation(メキシコ/メキシコシティ)
U-19日本代表 1-1(前半1-1、後半0-0)U-19メキシコ代表
得点
14分 失点(U-19メキシコ代表)
31分 田川亨介(U-19日本代表)
スターティングメンバー
GK:谷晃生
DF:川井歩、橋岡大樹、瀬古歩夢、東俊希
MF:久保建英、伊藤洋輝、郷家友太、斉藤光毅
FW:田川亨介、宮代大聖
サブメンバー
GK:大迫敬介、若原智哉
DF:阿部海大、荻原拓也、石尾崚雅、菅原由勢
MF:齊藤未月、堀研太、山田康太、滝裕太、平川怜
FW:原大智、安藤瑞季
交代
HT 谷晃生 → 若原智哉
HT 川井歩 → 菅原由勢
HT 橋岡大樹 → 阿部海大
HT 瀬古歩夢 → 石尾崚雅
HT 東俊希 → 荻原拓也
HT 久保建英 → 堀研太
HT 伊藤洋輝 → 齊藤未月
HT 郷家友太 → 平川怜
HT 斉藤光毅 → 滝裕太
HT 田川亨介 → 原大智
HT 宮代大聖 → 安藤瑞季
マッチレポート
U-19日本代表は7日(金)、メキシコ遠征2戦目となる地元U-19メキシコ代表と対戦し、1-1で引き分けました。A代表から育成年代まで全てのカテゴリーで結果を出しているメキシコ代表とは、「国際ユースサッカー in 新潟」などあらゆる年代や多くの大会で対戦し、常に激しい接戦を繰り広げてきました。U-19メキシコ代表も12月に開催される、FIFA U-20ワールドカップの出場権がかかるCONCACAF予選大会に向けた最終選考会の段階で、お互い真剣勝負で試合に臨みました。
試合は地元のメキシコが序盤の流れを掴みます。さすがのメキシコでだけあってアグレッシブな姿勢を保ちつつ、パスも正確で速く、フィジカルの強さを全面に出してきます。日本はメキシコの攻撃を受けながらも、上手く対応していましたが、気をつけていたセットプレーから失点を許します。14分、左サイドでファウルを犯してフリーキックを与えると、混戦からヘディングで上手く流し込まれ先制点を与えてしまいます。
この失点で目が覚めた日本は反撃に出ます。MF伊藤洋輝選手からサイドへ効果的なパスが繋がると、サイドを起点に攻撃のリズムが生まれてきます。守備でもDF橋岡大樹選手とDF瀬古歩夢選手が守備陣を統率し、ロングボールを放り込むパワフルな相手に対しても屈せず跳ね返し、攻撃陣へ繋ぎます。そして31分、日本はチャンスを活かします。右サイドでFW久保建英選手とDF川井歩選手が連動した守備からボールを奪うと、中央でパスを受けた伊藤選手の絶妙なスルーパスを受けに抜けだ出したFW田川亨介選手がファウルを受けてペナルティキックを得ます。これを田川選手が冷静に決めて同点に追いつきます。
その後は流れを掴んだ日本が次々とチャンスを作ります。34分には、左サイドを上手く抜け出した久保選手のマイナス気味のクロスに川井選手が合わせますが、惜しくも相手ディフェンダーのブロックに合います。さらに39分には、右サイドを久保選手、川井選手で崩すと、クロスにFW斉藤光毅選手が合わせますが、シュートはゴールバーを超えて、絶好のチャンスを逃します。43分に、相手に危ないシュートを放たれますが、先制点を許した後は、日本が優位な試合展開で前半は1-1で終了します。
後半、両チームともほとんどのメンバーが交代し試合がスタート。前半同様、日本は序盤押し込まれる場面が続きます。不用意なパスミスやファウルが続き、20分には危険な位置でフリーキックを与えると、強烈なシュートは味方に当たって方向が変わりますが、GK若原智哉選手が鋭い反応で防ぎ事なきを得ます。日本もDF荻原拓也選手が積極的に左サイドを仕掛けて何度もチャンスを作りますが、決定機までは作れません。25分にはゴール前左サイドでボールを失うと、クロスを合わせられますが、DF阿部海大選手が体を張って守り、ピンチを凌ぎます。試合終盤、MF平川怜選手の前線へのスルーパスや飛び出しからチャンスを演出しますが、FW原大智選手とタイミングが合わず、逆転ゴールを奪えません。試合終盤には、若原選手がファインセーブで相手のシュートを防ぎ、試合はそのまま1-1のドローで終了しました。
高地で厳しいコンディションの中、強豪メキシコ代表と接戦を演じましたが、課題が多く残る試合となりました。
次戦は、先日U-19メキシコ代表を1-0で破ったU-19ブラジル代表と対戦します。
選手コメント
GK 若原智哉 選手(京都サンガF.C.)
FIFAワールドカップロシアにトレーニングパートナーとして帯同した遠征に続き、今回もU-19日本代表に選出して頂いたことを本当に嬉しく思います。なかなか経験できない国への遠征で、強豪国との試合もあり、非常に楽しみに参加しました。メキシコは高地ですぐに疲れが出てしまうことがあり、コンディションなどを整えるのが難しい状況ですが、一人一人がアグレッシブなプレーを心掛けていてとても良い雰囲気でプレーしています。今日の試合、チーム、個人とも試合の入りが悪く、ミスが目立ちました。もっと入りから集中することが大事だと改めて気付かされました。チームでは、攻守共に守備から攻撃へと素早い切り替えで良いプレーもありましたが、自分たちのミスからピンチを招くシーンがあったので改善しないといけないと思いました。高地の影響か、ボールが手元で伸びる傾向があり、FKなど注意が必要でした。この遠征では、メキシコ代表やブラジル代表など世界の強豪相手に自分の力がどのくらい通用するのかを試したいですし、自分のプレーを最大限に発揮するためにもっと集中していきたいです。
DF 荻原拓也 選手(浦和レッズ)
今回のU-19日本代表メキシコ遠征メンバーに招集されて喜ばしく、とても誇りに思います。10月に開催されるAFC U-19選手権インドネシア2018までの最後の招集になるので、いつも以上に高いモチベーションを持って行動したいと思います。今日は強豪メキシコ代表と試合をしました。所属チームでのポジションとは異なりますが、頭の中でやらなくてはいけないことを整理しながらプレーしました。相手のフィジカルの強さに苦戦することもありましたが、攻守ともにアグレッシブにできたと思います。この遠征では長い時間ハードワークできる力を身につけていきたいと思います。残り2試合、ピッチ内での結果を意識して頑張ります。
DF 瀬古歩夢 選手(セレッソ大阪U-18)
久しぶりの日本代表に選ばれて、非常に嬉しく思います。昨年U-17日本代表に招集されていて、大きな怪我でFIFA U-17ワールドカップインド2017を経験することができませんでした。非常に悔しい思い出ですが、より強くなって日本代表に戻りたかったので、このチャンスは活かしたいと思います。よく知っているチームメートも多いですし、初めて一緒にプレーするチームメートとも徐々に特徴を理解して、連携を深めていきたいです。過去の日本代表で多くの海外経験を積みましたが、メキシコは本当に標高が高く、慣れるまで時間がかかり、今日の試合も息が詰まる感じでした。前半だけの出場でしたが、守備陣と集中して、相手には簡単にやらせていなかったと思います。しかし、セットプレーでの失点は非常にもったいなかったです。映像を見返しながら改善したいと思います。この遠征では、初めてU-19日本代表に選ばれて、AFC U-19選手権インドネシア2018直前の遠征なので、アピールしてメンバーに残れるよう頑張ります。
Mf 伊藤洋輝 選手(ジュビロ磐田)
U-19日本代表メキシコ遠征のメンバーに選出されたことを嬉しく思います。10月に開催されるAFC U-19選手権インドネシア2018のメンバーに選出される為に、個人のアピールはもちろんですが、最終予選であるAFC U-19選手権インドネシア2018を勝ち抜き、FIFA U-20ワールドカップポーランド2018の出場権を勝ち取る為のチーム力の向上をこの遠征でできればと思っています。AFC U-19選手権インドネシア2018が厳しい戦いになることは皆が理解していると思います。一瞬の緩みや雰囲気が相手に足元をすくわれることも考えられます。そうならない為にも、日々のトレーニングからアジアの戦い、その後の世界の戦いを意識したトレーニングを全員で作っていければと思っています。今日の試合では、前半序盤に我慢の時間が続きましたが、終盤からはチームの良さも発揮できたと思います。試合は引き分けに終わりましたが、残り2試合を確実に勝ち、個人としてもチームとしても自信を持ってAFC U-19選手権インドネシア2018を迎えることができればと思っています。
MF 滝裕太 選手(清水エスパルス)
今回、FIFAワールドカップロシアにトレーニングパートナーとして帯同した遠征に続きU-19日本代表メキシコ遠征に選出して頂いたことを本当に嬉しく思います。日本とは全く異なる環境で、高地でのトレーニングですぐに息が上がり、いつも以上にコンディションに気をつけなければいけないと強く感じました。メキシコ代表が常にタフな環境で、また素晴らしい施設でトレーニングをしているのを見て、改めて世界の強豪国との環境差を肌で感じました。そんな中でのU-19メキシコ代表との試合では、なかなかボールを保持する時間も少なく、一人一人の距離も遠く、また、メキシコ代表ならではのフィジカルの強さなど、改めて世界との差を学びました。反省点は皆で振り返り、またすぐに対戦するU-19ブラジル代表、U-20クラブ・アメリカとも試合があるので、次はチームとしても個人としてももっとアグレッシブ仕掛け、ゴール前で常に勝負できるように戦いたいと思います。
スケジュール
9月2日(日) | PM | トレーニング *非公開 |
---|---|---|
9月3日(月) | AM | トレーニング *非公開 |
2-0 | 親善試合 vs.U-19ベトナム代表 |
|
9月5日(水) | AM | トレーニング |
PM | トレーニング | |
9月6日(木) | AM | トレーニング |
PM | トレーニング | |
9月7日(金) | 1-1 | 第1戦 vs.U-19メキシコ代表 (National Training Centre of Mexican Football Federation) |
9月8日(土) | AM | トレーニング |
9月9日(日) | 10:30 | 第2戦 vs.U-19ブラジル代表 (National Training Centre of Mexican Football Federation) |
9月10日(月) | AM | トレーニング |
9月11日(火) | 10:30 | 第3戦 vs.U-20クラブ・アメリカ (Club América Fuerzas Básicas) |
※時間は全て現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※National Training Centre of Mexican Football Federation の正式名称は下記になります。
Centro de Alto Rendimiento de la Federacion Mexicana de Futbol
※試合観戦につきましては、会場の都合により入場制限がある場合がございます。あらかじめご了承ください。
国際親善試合 ~メキシコ遠征~
日程:2018/9/2(日)~2018/9/13(木)
会場:メキシコ/National Training Centre of Mexican Football Federation
大会情報はこちら
関連情報
関連ニュース
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定