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SAMURAI BLUE 森保監督、サウジアラビア戦へ「継続力を持って戦い抜く」姿勢を期待~AFCアジアカップUAE2019(1/5~2/1)~
2019年01月21日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は1月20日(日)、AFCアジアカップUAE 2019のラウンド16でのサウジアラビア戦を翌日に控えて試合会場のシャルジャスタジアムにて公式会見に臨み、選手たちの「どんな状況でも継続力を持って戦い抜く」姿勢を見せてほしいと語りました。
チームはこの日、試合会場で公式練習に臨み、公開された冒頭15分の部分では、腰痛のGK東口順昭選手(ガンバ大阪)は別メニュー調整で、MF青山敏弘選手(サンフレッチェ広島)もホテルで別調整でしたが、これまで右臀部の違和感で別調整が続いていたFW大迫勇也選手(ベルダー・ブレーメン)はチームメイトとともにスパイクを履いて練習。ストレッチやボール回しなどをこなしました。
サウジアラビアは昨夏のFIFAワールドカップ2018に出場してグループステージ敗退ながらも、その後もチリ代表などを率いたファン・アントニオ・ピッツィ監督の下で、前線の選手のスピードを活かしながらパスで組み立てるサッカーを続けています。10回連続10度目出場の今大会では、2007年大会での準優勝以来となる好成績を挙げることを狙っています。
森保監督は「さらに厳しく難しい試合になると覚悟して臨む。それだけの力を持ったチーム」と指摘。特にグループステージ第3戦でカタールに敗れて2勝1敗のグループE2位での16強入りで、「反省を活かして次は絶対に勝つとモチベーションを上げてくる」と警戒しています。
2大会ぶり5度目の優勝を目指して、日本代表指揮官は、「受け身にならず、勝利を掴み取りに行くという、気持ちの面でもしっかりした準備をしなければならない」と語り、3戦全勝でのグループステージ突破につながった「どんな状況でも継続力を持って戦い抜く」姿勢を、この一戦でも引き続き発揮してほしいと期待を寄せました。
サウジアラビアのピッツィ監督は、「ボールキープしてプレスをかけるスタイルは明日も続ける。そのスタイルでここまで来た。日本は優勝候補筆頭だが、勝ちを求めて戦う。自信はある」と話していました。
DF酒井宏樹選手(オリンピック・マルセイユ)は「僕らは負けられない立場。それをしっかりとピッチで出したい。勝つことでしか次に進めない。失点しないことをまず心がけたい」と語り、第3戦で2015年以来となる代表戦ゴールを決めて日本の逆転勝利に貢献したFW武藤嘉紀選手(ニューカッスル・ユナイテッド)は、「1点勝負の試合になる。FWとして点を獲ることが仕事。日本代表の助けになれば」と意気込んでいました。
FIFAランキングでは日本の50位に対してサウジアラビアは69位。両者の通算対戦成績は、日本の8勝1分4敗です。
試合は1月21日(月)、15:00(日本時間20:00)キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
これまでチームして戦い、このノックアウトステージへつなげて来ました。明日から始まるノックアウトステージでも、チームとして最善の準備をして、明日選手には持てる力を思い切って発揮してもらいたいです。グループステージ3試合も難しい試合でしたが、明日の試合もさらに厳しく難しい試合になることは覚悟して臨まなくてはなりません。サウジアラビアはそれだけの力を持ったチームです。個のレベルもチームとしてのレベルも高く、攻守ともにアグレッシブに戦ってくる。しかも、グループステージ3戦目でカタールに敗れ、次の試合は反省を活かしながらモチベーションを上げて、「絶対に勝つ」という気持ちがさらに強くなると思います。我々はそこで受け身にならずに、この試合の勝利を掴み取りに行くという、気持ちの部分でもしっかりとした準備をしなければなりません。
得点ももちろん大切ですが、失点しないことは心掛けて臨まなくてはいけません。中でもグループステージからやってきたことで忘れてほしくないのは、選手たちがどんな状況でも継続力を持って戦い抜いてくれたことです。それで3勝できました。どんなことが起きても一人一人の力を発揮するチームとして、試合の中でもお互いに支え合って力を発揮してプレーし続けることは続けてほしい。どれだけ今にベスト尽くしていけるか。明日の試合も、勝利を目指してチームとして戦えるように考えて、選手起用を決めるつもりです。
DF #5 長友佑都 選手(ガラタサライSK)
ここが、日本代表が今後成長していけるかどうかのターニングポイントになると思っていて、負けたら終わりというプレッシャーを背負ってピッチの上でどうプレーをするか。その選手のパーソナリティの部分も含めて見ることができると思っています。こういうプレッシャーを背負って戦っていかないと、選手は研ぎ澄まされて、洗練されていきません。今日の練習の雰囲気もかなり引き締まっていました。どんなときにもぶれずに、90分間戦えるかだと思います。
DF #19 酒井宏樹 選手(オリンピック・マルセイユ)
明日もいつも通りに、責任感をもって勝つことだけを考えて試合に臨みたいと思います。サウジアラビアはアジアで大きなチームで、常に日本の壁となってきたことは間違いありませんが、勝つことでしか次に進めないので、勝つことを重要視して、その上でチームの完成度を求めていかないとならないと考えています。
MF #8 原口元気 選手(ハノーファー96)
相手は力のあるチームですし非常に攻撃的なチームで、かなり積極的に来ると思います。簡単な試合ではないのは間違いないので、まずは失点しないこと、粘り強くやることです。チャンスは必ずあると思うので、そこを決めるかは自分次第、自分たち次第です。一発勝負なので、こういうところで自分や自分たちの力が試されます。どんな状況になるか分かりませんが、そこに対する対応力はあると思っているので、難しい試合になればなるほど、そこに勝機を見出していきたいと思います。
MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
サウジアラビアは前の選手が速くて技術があって、今までのチームよりはビルドアップでボールをつないでくる印象です。まずはチームが勝つことが第一で、個人ではまだまだチームに貢献できていないと思うので、得点かアシストで貢献したい。そこはこだわっていきたいと思います。1点の重さがグループステージよりも増してくるので、チャンスに決める、ゴール前で体を張ることなどが重要になってきます。いつも通り試合に入りたいです。
FW #13 武藤嘉紀 選手(ニューカッスル・ユナイテッド)
4年前の経験もありますし、とにかく1戦1戦集中して、サウジアラビア戦にすべてを出し尽くしたいと思います。チーム全員で勝ちたい。ここで決めないといけないですし、そのプレッシャーを力に換えていきたいです。
ファン・アントニオ・ピッツィ サウジアラビア監督
ラウンド16まで来ることが出きてうれしいですが、我々にはこの先へ進みたいという大きな野望があります。日本は優勝候補で難しい試合ですが、我々も長く準備をしてきましたし、自信はあります。全員が明日の試合へ準備ができています。勝ちを求めて戦い、いい試合をしたいです。
スケジュール
AFCアジアカップUAE2019
大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)
ノックアウトステージ ラウンド16:
2019/1/21(月) 20:00キックオフ(日本時間)
vs サウジアラビア代表
地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定
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