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大会の歴史となでしこジャパンの歩み、全7大会を振り返る~FIFA 女子ワールドカップフランス2019~

2019年05月28日

大会の歴史となでしこジャパンの歩み、全7大会を振り返る~FIFA 女子ワールドカップフランス2019~

FIFA女子世界選手権という名称で始まった、現在のFIFA女子ワールドカップ。6月7日(金)に開幕を迎えるFIFA女子ワールドカップフランス2019で、8回目の開催となり、日本はその全てに出場している7つの国のひとつです。ここでは1991年の第1回大会から前回大会までの7大会を振り返ります。

第1回FIFA女子世界選手権

1991年11月に中国で行われ、日本は3戦全敗という苦杯をなめました。鈴木保監督のもと、キャプテン野田朱美選手(現ノジマステラ神奈川相模原監督)を中心に、現なでしこジャパンの高倉麻子監督も選手として出場しましたが、この大会で結果的に優勝を収めるアメリカにグループステージで0-3と完敗するなど、世界との大きな差を痛感した大会でした。

第2回FIFA女子サッカー世界選手権

1995年にスウェーデンで行われた大会は、ドイツvs日本で開幕。1-0で日本が敗れましたが、続くブラジル戦で、野田選手が2得点を決め、日本が女子ワールドカップ初勝利を手にしました。日本は初めて準々決勝に進出しましたが、アメリカに0-4と完敗する現実も見た大会でした。優勝は全6試合で計23得点の高い攻撃力を見せたノルウェー。その後6大会連続出場する澤穂希選手が、女子ワールドカップに初出場した大会でもありました。

第3回FIFA女子世界選手権

1999年にアメリカで開催され、この大会から参加国は12から16に拡大しました。日本は大竹七未選手が初戦で1得点を決めるものの、未勝利のままグループステージ敗退となりました。ホスト国のアメリカがPK戦の末に中国を下し、2回目の優勝を飾った決勝は、9万185人の観客動員があり、その数字は今も女子ワールドカップ最多です。1試合平均3万7944人という観客数も最多で、今に続くアメリカの女子サッカー人気をうかがわせる大会でした。

FIFA女子ワールドカップUSA2003

FIFA女子世界選手権から改称した最初の大会は、当初中国で開催予定でしたが、SARS(新感染症)の影響で開催地が変更され、アメリカで開幕を迎えました。日本は初戦のアルゼンチン戦こそ6-0の大勝でしたが、そこから2連敗してグループステージ敗退となりました。ドイツvsスウェーデンの決勝は、同点のまま延長戦に突入しましたが、ゴールデンゴール方式でドイツが初優勝を決めました。

FIFA女子ワールドカップ中国2007

日本は1勝1分1敗でグループステージ敗退となりましたが、宮間あや選手や永里優季選手などが得点を決め、大きな経験を積んだ大会となりました。大きな期待を受けたホスト国の中国はベスト8で敗退し、主役となったのは全6試合無失点で女子ワールドカップ史上初の連覇を達成したドイツでした。

FIFA女子ワールドカップドイツ2011

日本のサッカーファンにとって忘れられない大会となりました。佐々木則夫監督率いる日本は、大会3連覇を狙うドイツを準々決勝で破り、決勝でアメリカをPK戦の末に下し、FIFA主催大会で初優勝を収めました。キャプテンの澤選手は、ゴールデンボール(大会MVP)とゴールデンブーツ(得点王)をダブル受賞し、その後のなでしこジャパン人気につながりました。

FIFA女子ワールドカップカナダ2015

日本が前回大会優勝国として臨んだ大会は、試合会場で人工芝が認められ、ゴールラインテクノロジーが採用されるなど、新技術が導入された大会でした。日本は準決勝まで全勝して2大会連続の決勝に進むものの、アメリカに力負けして3回目の優勝を許しました。また、同大会から参加チームが16から24に増え、試合数も32から52に拡大。それに伴って135万3506人の観客動員で大会史上最多を記録しました。

スケジュール

なでしこジャパン(日本女子代表)のスケジュールはこちら

FIFA女子ワールドカップフランス 2019

大会期間:2019年6月7日(金)~2019年7月7日(日)

グループステージ:
2019/6/11(火) 01:00キックオフ(日本時間)
vs アルゼンチン代表

2019/6/14(金) 22:00キックオフ(日本時間)
vs スコットランド代表

2019/6/20(木) 04:00キックオフ(日本時間)
vs イングランド代表

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