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SAMURAI BLUE森保監督、キルギス戦に「厳しい戦いを覚悟」 ~FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選~
2019年11月14日
SAMURAIBLUE(日本代表)の森保一監督は11月13日(水)、FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選第4戦のキルギス代表戦を翌日に控えて、ビシュケク市内のホテルで公式会見に臨み、「厳しい戦いを覚悟して臨まなければならない」と話して気を引き締めていました。
9月に始まったアジア2次予選で日本はスタートから3戦3勝で現在グループF首位に立ち、今回のキルギス戦に勝って4連勝で2次予選前半戦終了を目指しています。
キルギスはFIFAランクでは日本の28位に対して94位。これまで150位前後を推移する時期が続いていましたが、昨年には過去最高の93位をマーク。今年1月のAFCアジアカップでは初出場で16強に進出するなど力を付けてきており、侮れません。
森保監督は対戦相手について「個のフィジカルの強さがあり、監督が確固たる戦術を持っていて、規律を持って戦える強いチーム。カウンターもサイド攻撃もできる」と話して、警戒していますが、ここまで3戦連続完封勝利を途絶えさせるつもりもありません。
日本代表指揮官は、「チームとして攻撃から守備への意識をしっかりと持っている。明日もチーム全体で無失点にできるように、意思統一して戦いたい」と話しました。
一方のキルギスは、5年前からチームを率いるロシア出身のアレクサンダー・クレスティニン監督の下、今予選では初戦をアウェイでタジキスタンに0-1で落した後、先月にはミャンマーに7-0、モンゴルにはアウェイで1-2と連勝し、現在2勝1敗で2位です。
ビシュケクのドルドイFCでも指揮を執るクレスティニン監督は、「日本はワールドカップに何度も出場しているが、どんなチームにも弱点はあるし、ミスもある。そこを突くことができれば」と話しています。
日本とキルギスとの対戦はこれが2度目。初顔合わせとなった昨年11月の豊田でのキリンチャレンジカップ2018では日本が4-0で勝利。今回のチームには、得点を決めたMF原口元気選手(ハノーファー96)やMF中島翔哉選手(FCポルト)をはじめ、MF伊東純也選手(KRCゲンク)ら7人がその試合を経験しています。
日本チームは試合開始時間に合わせて、夕方から試合会場のドレン・オムルラコフスタジアムで公式練習に臨みました。
選手たちはピッチコンディションを確かめながら、ジョギングやストレッチ、アジリティを上げるダッシュやステップの練習を実施。10人ずつ2グループに分かれてのボール回しでは、DF長友佑都選手(ガラタサライSK)やMF柴崎岳選手(デポルティーボ・ラ・コルーニャ)らが和気藹々とした雰囲気でボールを追い、その後は非公開として約1時間、戦術の確認を実施。試合へ備えました。
先月のモンゴル戦で3得点をお膳立てして日本の6-0勝利に貢献した伊東選手は、「失点すると難しくなると思う。先制点が大事だと思うので、自分たちが前半で1点獲れればいいリズムでできる。中(の選手に)合わせられるようにしたい」と話しています。
また、キルギス戦でピッチに立てば、長友選手は国際Aマッチ出場が122試合で井原正巳氏(現・柏レイソルヘッドコーチ)と並ぶ歴代2位、DF吉田麻也選手(サウサンプトン)は国際Aマッチ出場が100試合になります。
吉田選手は「目の前の一試合に集中して自分のやるべきことをやるだけ。常に自分史上最高のパフォーマンスをできるように意識している」と語り、所々にでこぼこがあるピッチ状態について「良くはないが想定内。特に自陣ではミスが起きないようにダイナミックにプレーしないといけない」と話していました。
試合は14日(木)、17:15(日本時間20:15)キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
キルギスは個のフィジカルの強さがあり、カウンターアタックやサイド攻撃など攻めのバリエーションを持っているので、日本は粘り強く守備をしなければなりません。ここまで3試合無失点で、GKを含めてDF陣の踏ん張りもありますが、前線の選手が素早い切り替えで守備に貢献して、チームとして攻撃から守備への意識をしっかり持っています。
先月のタジキスタン戦では前半、ボールロストから相手に決定機を与えた場面がありました。ミスが起きる可能性はありますが、チームでカバーして、チーム全体で無失点にできるように、意思統一しながら戦っていきたいと思っています。
U-22代表に選手が数名行っていますが、チーム力が落ちるとは全く思っていません。これまでも親善試合の中でいろいろなチャレンジをしてきて、選手たちはチーム戦術を理解して、自分の良さをチームコンセプトの中で発揮してくれると思っています。チーム力の層の厚さを示す良いチャンスで、そこを選手たちが必ず示してくれると思います。
DF #22 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
僕らはまだまだヨーロッパや南米のチームと戦える位置にはいません。こういう試合を多くやっていると、自分たちがいい状態だと勘違いしがちになりますけど、もっともっと泥臭く戦える集団になれるように、良い時こそ自分たちを律してさらに良くなることを探求して試合を勝ち進めていきたいと思います。
MF #7 柴崎岳 選手(デポルティボ・ラ・コルーニャ)
前回のタジキスタン戦も勝ちはしましたが、苦戦もしました。しっかりと目の前のプレーや試合に入り込んでプレーしたいです。ピッチ状態が良くないのは確かで、いつも以上に細部まで気を配らないといけないと思っています。ミスもあると思いますが、しっかりと割り切って、次のプレーに反応していくことが大事です。相手はカウンターを狙ってくることが多いので、そういうチャンスを与えないためにも、そこはタジキスタン戦で出た課題の1つとして克服していきたい部分です。
MF #18 鎌田大地 選手(アイントラハト・フランクフルト)
出場する機会があったらどこで出ても、自分ができることをしっかりやっていかないといけないですし、今回自分はこの試合だけなので、この試合に集中して、チームの勝利に貢献できるようにしたいです。
FW #11 永井謙祐 選手(FC東京)
ピッチ状態を考えると、ボールをつなぐのは相手も難しいと思うので、しっかり寄せられるようにして相手の良さを消して、自分たちの良さが出せるようにしたいです。相手にはキルギス国内で優勝した選手がたくさんいますが、まずは相手云々より、自分たちのサッカーをやることが一番大事だと思っています。
アレクサンダー・クレスティニン キルギス代表監督
日本は中盤だけでなく、全員がとても強いチームですが、選手も人間です。我々キルギスも日本もミスをする可能性はあります。簡単な試合にはなるとは思っていません。できる限りのことをして全力で頑張ります。準備をしてよい試合をと思っています。
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吉田麻也 選手(サウサンプトン/イングランド)インタビュー
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伊東純也 選手(KRCヘンク/ベルギー)インタビュー
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永井謙佑 選手(FC東京)インタビュー
スケジュール
FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選 対 キルギス代表
11月11日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
11月12日(火) | PM | トレーニング |
11月13日(水) | TBC | 公式会見・公式練習 |
11月14日(木) | 17:15 | FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選 兼AFCアジアカップ中国2023予選 対 キルギス代表(Dolen Omurzakov Stadium) |
11月16日(土) | 18:00 | トレーニング(J-GREEN堺)※一般公開 |
※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは都合により変更となる場合があります。
2022FIFAワールドカップカタールアジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選
キルギス代表 対 SAMURAI BLUE(日本代表)
開催日時:2019年11月14日(木) 17:15(日本時間20:15)キックオフ(予定)
会場:キルギス/Dolen Omurzakov Stadium
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