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U-19日本代表候補 慶應義塾大とのトレーニングマッチに勝利
2020年12月24日
12月21日(月)から千葉県内で1週間のトレーニングキャンプを行っているU-19日本代表候補は23日(水)、慶應義塾大学を相手に今キャンプ1戦目となるトレーニングマッチ(45分ハーフ・交代人数自由)を戦い、2-0で勝利しました。
午後3時、気温は11℃、よく晴れた冬空の下試合はキックオフ。前半、日本は4-4-2のフォーメーションで臨みます。GKは鈴木彩艶(浦和レッズユース)、最終ラインは右からDF中村拓海(FC東京)、DF鈴木海音(ジュビロ磐田U-18)、DF山﨑大地(順天堂大)、DF中野伸哉(サガン鳥栖U-18)。MF山本理仁(東京ヴェルディ)とMF柴田壮介(湘南ベルマーレ)のダブルボランチで2列目は右にMF成岡輝瑠(清水エスパルスユース)、左にMF鈴木唯人(清水エスパルス)を配置。前線はFW西川潤(セレッソ大阪)とFW唐山翔自(ガンバ大阪)がコンビを組みました。
U-19日本代表は試合序盤からポゼッションを保ちながら主導権を握り、山本選手が中盤からリズムを作ると立て続けにFW陣がシュートを放ちますが、慶應義塾大のGKのファインセーブも光り、なかなかゴールを割ることができません。
前半30分には予定通り一度に5選手を入れ替えます。センターバックに佐古真礼(東京ヴェルディユース)、右サイドバックに成瀬竣平(名古屋グランパス)、左サイドバックにバングーナガンデ佳史扶(FC東京)が入り、ボランチは藤田譲瑠チマ(東京ヴェルディ)と田中聡(湘南ベルマーレU-18)がコンビを組み、前半の終盤を戦います。メンバーが変わっても選手たちはひたむきにゴールへ向かいますがあと一歩のところで得点を奪えず0-0のまま前半は終了します。
ハーフタイムにさらに5選手を入れ替えたU-19日本代表は2トップを斉藤光毅(横浜FC)と大森真吾(順天堂大)に変え、中盤の右サイドに荒木遼太郎(鹿島アントラーズ)、左サイドに小田裕太郎(ヴィッセル神戸)、センターバックに半田陸(モンテディオ山形)が入りました。前半同様、ペースは握りながらもゴールが遠いU-19日本代表は時折相手のショートカウンターを受けますがディフェンス陣が難なく対処。拮抗した試合が続きます。67分には4選手を変更。松岡大起(サガン鳥栖)と武田英寿(浦和レッズ)が入り、西尾隆矢(セレッソ大阪)と馬場晴也(東京ヴェルディ)を新たに投入しました。
選手交代直後の69分、荒木選手が送った中盤から斜め左前方への早いパスを小田選手がゴールライン手前で追いつき、小田選手のマイナスのグラウンダー性のクロスに斉藤選手が直接右足で遠かった1点を叩き込みます。
試合も終盤にさしかかる78分、U-19日本代表は一度交代していた佐古選手を再びピッチに戻して、システムを変更します。西尾選手、馬場選手、佐古選手がバックラインを形成し、半田選手、小田選手がワイドに開きます。試合のペースは引き続きU-19日本代表が握ったまま、追加点を狙います。斉藤選手がペナルティエリア外からミドルレンジのシュートを放ちますが、相手GKの指先で弾かれたボールはクロスバーを叩きます。その斉藤選手から今度は左サイドのクロス受けた大森選手がヘッドで流し込みチーム2点目を奪い、そのまま試合終了。
この日、U-19日本代表はフィールドプレーヤー全24選手が試合に出場し、今トレーニングキャンプ初戦を勝利で飾りました。試合を通して得られた感覚と、チームとして出た課題の両方を持ち帰り、影山雅永監督はじめとするコーチングスタッフからフィードバックを受けながらU-19日本代表候補の活動は続きます。
選手コメント
MF 荒木遼太郎 選手(鹿島アントラーズ)
今日の試合ではサイドの崩しを意識して試合に入ったのですが、斉藤選手の得点の場面ではうまく真ん中で、4、5人がからみながら相手を崩して取れたゴールだったので、良かったと思います。AFC U-19選手権まであまり時間がない中で、一つひとつのトレーニングに集中して、今日の試合で出た課題をすぐに洗い出して次につなげていきたいです。特に自分が感じた課題の一つとしてはボールを取られた後、カウンターを受ける場面もあったので攻守の切り替えの早さだと思います。ピッチ外では新型コロナウイルス感染防止のため、一人で部屋で過ごす時間も多い中、なかなかコミュニケーションが取りづらいので、チームメイトとはピッチ上でより細かなコミュニケーションを取りながらやっていきたいと思います。
FW 唐山翔自 選手(ガンバ大阪)
自身にとってはこのチームでは初めてのトレーニングマッチで、初めて一緒に試合する選手も多いなか、自分の良さをあまり出せませんでしたが、すごく楽しかったです。感覚としては点を取れそうだとも思いましたし、自分の仕事である点をとる事にこだわっていきたいです。今日は試合を通して日本が試合のペースを握りながらも得点を奪えませんでしたが、アジアでの戦いではそういった場面もあると思います。そういう時はどんどんシュートを打って、入るまで打ち続けることが大事かなと個人的には感じています。来年のAFC U-19選手権をまず勝ち抜いて、 FIFA U-20ワールドカップに出て、2019年に出場したFIFA U-17ワールドカップでゴールを奪えなかった悔しさを晴らしたいです。
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