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紅白戦を実施 U-23日本代表候補トレーニングキャンプ

2020年12月25日

紅白戦を実施 U-23日本代表候補トレーニングキャンプ

U-23日本代表候補は24日(水)、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで午後からトレーニングを行いました。

この日はフルピッチで紅白戦を実施。「ここまでの2日間で、いろんな選手との組み合わせを変えながら日々やってきた。チームでやろうとしていることを落とし込んできたなかで、それをどれだけゲームで出せるか」(横内コーチ)を見るため、20分の1本勝負となりました。選手たちは集中した様子を見せ、一美和成選手、安部柊斗選手が得点を決めています。

ここまでのトレーニングを見てきて、横内昭展コーチは「決して軽い練習ではないので、フルシーズンを戦ったあとで、よくやってくれている」と振り返ります。一年ぶりに選手たちを手元で見て、「すごく成長したなと感じます。スタメンで出たり、出場時間や出場試合数が増えた選手がすごく多い。代表活動はできなかったけれど、JリーグやACLでの経験を自チームで積んで、その経験値は大きい」と話していました。

初選出の選手たちについては、「呼びたいなと思っていた選手、一年前までは候補として挙がっていなかった選手もいる。実際に見てみて、なるほどなと。いいパフォーマンスをしているからこそ、チームでも出続けているんだなと感じる選手が多い」と手ごたえをつかんでいました。クラブでのポジションとは違う選手もいますが、「代表で求めることが違うところもあるけれど、そのなかでも自分のストロング、良さをどれだけ出せるか」と期待を寄せていました。

U-23日本代表の2020年の活動もあと2日です。

選手コメント

DF 古賀太陽 選手(柏レイソル)
一年前のAFC U-23選手権タイ2020ではチームの結果に全然貢献できず、僕のミスでチームを厳しい状況にしてしまいました。あのミスがあったから成長できたと思えるように、という思いで今年一年取り組んできました。あのミスを糧に、あの経験を糧にという気持ちの部分が今年は大きかったのかなと思います。もう一回あのプレーを見返せるように、というのはこれからもずっと持ち続けたいです。ミスを恐れるようなプレーではなく、自分の特長を出せるように、という気持ちの変化が今シーズンのプレーに出ていたと思いますし、昨年よりも特長を出せる試合が増えたと思います。左足での縦パスは自信になった部分もありますし、一番の特長だと確認できた。そういった部分を評価してもらって代表にも呼んでもらっていると思うので、縦パスを両足で出せるというところも出していきたいです。

MF 高嶺朋樹 選手(北海道コンサドーレ札幌)
与えられたポジションでいま自分ができることをやろうとこの代表活動に取り組んでいます。アピールの場ですし、選手一人ひとりが自分の価値を証明しようとして臨んでいるので、練習ひとつひとつの質や激しさは、自分にとって刺激になっています。慣れない場所で初めての経験が多いですが、ボール奪取やターンといった自分の特長は出せていると思います。(オリンピックは)一年前は大学生というのもあって、少なからず目指してはいても、自分にとっては遠い存在でした。Jリーグを経験して、そう遠くない存在なんだなと感じましたし、今回代表に呼んでもらってその思いはより一層強くなりました。ただ、そこが最終目標ではなくて、一日一日できることをやった結果、東京オリンピックというステップを踏むことができればと思います。

FW 前田大然 選手(横浜F・マリノス)
一年ぶりの活動ですが、忙しすぎて「もう一年経ったんや」という感覚でした。初めて一緒にやる選手も多いなかで、最初は静かでしたが、いまは雰囲気よくやれています。今年はたくさん試合をしましたけど、チームとしても個人としてもふがいない結果で終わってしまったので、来季こそはという思いで、いま代表でしっかり活動しています。オリンピックが延期になる前も、メンバーとして確定だなんて自分としては思っていなかったので、そういう意味では変わりはないかなと思っています。みんながまとまって、全員で攻撃して全員で守備して、というのが日本の良さであり強み。個人も伸ばしていかなければいけないですし、チームとしてもチームワークを高めていけたらと思います。

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