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2021年度 第1回理事会を開催
2021年01月22日
日本サッカー協会(JFA)は1月21日、オンラインで2021年度 第1回理事会を開催し、WEリーグの岡島喜久子チェア(代表理事)をJFA副会長に選任することを承認しました。また、同氏を将来構想委員会の委員に選出することも決定しました。
そのほか、技術委員会とユース育成部会、第2種大会部会が中心となって策定した「育成年代将来構想ロードマップ」について、競技会委員会の委員長で技術委員会委員、第2種大会部会長を務める林義規副会長から説明され、10代からJリーグのトップチームやSAMURAI BLUE(日本代表)で活躍できる選手を輩出することを目的に育成年代の国内大会のカレンダーの再構築やインテンシティーの高い試合を増やすなど、ユース年代のゲーム環境の改善を進めていくこととしました。そして、その一環として2022年から高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグの出場数を、現行の東西各10チーム(合計20チーム)から東西12チーム(合計24チーム)に拡大することが決まりました。
昨年の12月に国際サッカー評議会(IFAB)から通達があったルール第3条「競技者」に関しても協議され、昨夏から導入している「5人交代枠」を今シーズンも継続すること、また、試合中に選手が脳振盪(のうしんとう)を受けた場合、規定の交代枠を使い切った後も追加で交代ができるという試行案がIFABから示されたことから、JFAもそれに賛同し、国内のリーグ戦や各競技会でトライできるよう、IFABとFIFA(国際サッカー連盟)に申請することとしました。
これは、脳振盪と脳振盪によるセカンドインパクト症候群(SIS)などを防ぎ、競技者の安全や安心を最大限に確保することを目的に試行されるもので、IFABからは二つの試行案が提示されています。
A案は1試合において各チーム最大1人の「脳振盪による交代」を使うことができるというもので、B案は1試合において両チーム最大2人の「脳振盪による交代」を使うことができ、この交代が使用された場合、相手チームは理由を問わず、同人数の交代を「追加」できるというものです。
試行案の選択にあたっては、審判委員会、医学委員会など各種委員会と共にJリーグやWEリーグをはじめとするリーグや連盟などと協議して決定することになっています。
そのほか、2021年度のサッカー男子・女子のナショナルコーチングスタッフの体制が決まり、今回新たに、SAMURAI BLUE(日本代表)コーチに、昨シーズンまで浦和レッズでヘッドコーチを務めた上野優作氏が、U-24代表フィジカルコーチに⽮野由治氏、U-20代表のフィジカルコーチに技術委員会の委員を務める菅野淳氏、U-16日本女子代表のGKコーチに井嶋正樹氏が就任したことが報告されました。
12月4日にオンラインで実施されたFIFAカウンシル会議についても報告され、インターナショナルマッチウィンドーとして確保していた2022年7月4日~8月7日の期間を同6月27日~7月31日に変更すること、6月13日~6月21日に予定されていた第1ウィンドーを同6月20日~6月28日に変更すること、FIFAクラブワールドカップ2021が従来の形式で今年後半に日本で開催されることなどが報告されました。
理事会の詳しい資料はこちらをご覧ください。
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