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ニュース

SAMURAI BLUE、韓国とモンゴルとの対戦へ練習開始

2021年03月23日

SAMURAI BLUE、韓国とモンゴルとの対戦へ練習開始

SAMURAI BLUE(日本代表)が3月22日(月)、韓国代表との親善試合(25日、神奈川・日産スタジアム)とモンゴル代表とのFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選(30日、千葉・フクダ電子アリーナ)へ向けて横浜市内で合宿をスタートさせました。

代表戦は昨年11月のオーストリア遠征以来ですが、新型コロナウィルス感染流行の影響を受けて海外組のみで行ったため、今回は2019年11月のベネズエラ戦以来となる国内での試合開催で、それ以来となるJリーグでプレーする選手たちを加えての活動です。
夕方から始まった初日の練習には、所属クラブの試合の都合で合流の遅れているDF吉田麻也選手(サンプドリア)とMF守田英正選手(CDサンタ・クララ)、負傷辞退したMF坂元達裕選手(C大阪)に代わって急遽招集されたMF脇坂泰斗選手(川崎フロンターレ)を除いた20人が参加しました。
花冷えの寒空の下、ポツポツと小雨が降る中での練習開始となりましたが、集合したメンバーからは高い意欲や期待感が伝わってきました。
練習の冒頭で森保一監督に加えて、反町康治JFA技術委員長からの話を聞いた上で、全員でランニングを開始しました。
MF南野拓実選手(サウサンプトン)やMF鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)らを先頭にグラウンドを周回。負傷で辞退となったMF原川力選手(C大阪)に代わって招集されたMF稲垣祥選手(名古屋グランパス)の姿もあり、選手たちからは時折笑みもこぼれるリラックスした雰囲気です。ランニングの合間には入念なストレッチを組み込んで体をほぐしました。
所属クラブで週末に試合があったことや欧州からの長旅などを考慮して、この日の練習は1時間ほどの軽めの調整。全体練習の後は数人の選手が室内トレーニングに向かい、2017年以来の代表活動となるGK西川周作選手(浦和レッズ)とGK権田修一選手(清水エスパルス)は二人でランニングをするなど、それぞれが思い思いの練習で体を動かしました。


中でもMF南野選手とDF畠中槙之輔選手(横浜F・マリノス)、畠中選手の同僚で2014年以来の代表参加となったDF松原健選手、初招集のMF江坂任選手(柏レイソル)は、ピッチ中央でボールを使ってリフティングやパス交換に取り組みました。最後はGK前川薫也選手(ヴィッセル神戸)が守るゴールへ向かってシュートの感覚を確かめ、これをピッチ脇で情報交換を行っていた多くの選手たちが見守っていました。
一方、代表初招集の前川選手は、全体練習の後半からGKコーチとともにボールを使ってのセービングなどを含めた練習を行い、多くの選手が引き上げる中でもロングキックを行うなど、最後まで精力的に動いて汗を流していました。
MF古橋亨梧選手(ヴィッセル神戸)は、代表デビュー戦となった2019年11月のベネズエラ戦(1-4)以来の出場を目指して、「前回はチャンスがあった中ですごく悔しい思いをした。今回は結果を残したい」と話しています。

韓国と前回の対戦となった2019年12月のE-1選手権で主将も務めたDF佐々木翔選手(サンフレッチェ広島)も、「前回タイトルがかかった試合で負けている(0-1)。そのリベンジとして戦うチャンスがあるのは嬉しい。必ず倒したい」と意気込んでいます。


なお、吉田選手、守田選手、脇坂選手は23日(火)の練習から参加する予定です。
また、今回はコロナ禍での開催のため、厳格な感染防止プロトコルを用いた「バブル方式」ので活動となります。連日の検査による陰性確認をはじめ、ホテルでも一般との接触を避けるためフロアを分け、選手は基本的に自室で過ごし、食事や練習への移動時にはエレベーターをチーム専用で使用。チーム内でも海外組と国内組でフロアや食事エリア、移動のバス、練習場のロッカールームを分けるなど、細心の注意を払って活動しています。
試合は25日の韓国戦が日産スタジアムにて19:20キックオフ。コロナ禍の影響でアウェイ戦として行われる30日のモンゴル戦は、フクダ電子アリーナで19:30から無観客での開催です。

コメント

GK 西川周作 選手(浦和レッズ)
また日本代表の一員として、みんなと時間を共有できることを光栄に思いますし、選手である以上、ここは常に目指していた場所なので、呼んでいただいて嬉しく思っています。選ばれるだけでなく試合に出ることにもチャレンジしたいですし、次にもつながるようにベストを尽くしたいです。森保監督の下ではは広島時代に2年間プレーをさせてもらいましたが、その感覚は今でも覚えています。今、所属チームでもパスサッカーをやっているので、代表でのプレーにも問題なく入れると思っています。

DF 佐々木翔 選手(サンフレッチェ広島)
今回の活動に国内組が多く選ばれてプレーチャンスを得られると思っていなかったので、選ばれてうれしいです。人に負けない強さが自分の良さで、それを出せなければ自分が選ばれた価値を失ってしまいます。今回のポジションやシステムに対応しながら、自分の良さを出すことを意識してしっかりプレーしてアピールしたい。それがまた次に選ばれることにつながると思っています。韓国とは歴史的にも戦ってきている中で、前回の対戦では相手にタイトルを献上してしまいました。今回は何としても勝ちたいと思います。

MF 古橋亨梧 選手(ヴィッセル神戸)
昨年のカタールでのACL(AFCチャンピオンズリーグ)では暑い中での連戦でフル出場させてもらいましたが、その中でも自分の持ち味は出せたと思いますし、FKでも得点もできて違った自分を出せたかと思います。ACLを経験して、守備でも相手により自由にさせないことを意識して、少しは伸びたと思っています。韓国はタイトにアグレッシブに来るチームという印象です。自分は裏への抜けだしや間で受けて周りを使いながらゴールへ向かっていく姿勢が持ち味なので、相手のプレッシャーをうまくかわしながら、試合に出たら結果を求めていきたいです。

MF 川辺駿 選手(サンフレッチェ広島)
広島からジュビロにレンタルで3年間行きましたが、自分には濃い時間でした。あの3年がなかったら代表にもなっていなかったですし、J1でのプレーすら難しかったと思っています。両チームに感謝しています。代表のボランチは「戦う」ところがより大事になる部分だと思いますが、そこは自分も成長した部分です。戦うところをベースに自分の特長の飛び出しや前へ行く姿勢、特に3列目からの飛び出しは自分にしかないものだと思っているので、そういう特長をしっかりアピールしたいと思っています。

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