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U-18日本代表候補 高校選抜との強化試合を実施

2021年03月28日

U-18日本代表候補 高校選抜との強化試合を実施

U-18日本代表候補は、トレーニングキャンプ3日目、初の対外試合で日本高校サッカー選抜と対戦しました。試合は45分×3本、施設側の配慮でJヴィレッジスタジアムで実施させてもらいました。昨年、ほぼ対外試合を組むことができずにいたこの年代にとって、貴重な実戦の場となります。対する高校選抜は新型コロナウイルス感染拡大の影響で毎年参加しているデュッセルドルフ国際ユースサッカー大会への参加が叶わず、デンソーカップへの参加など、国内での強化を進め、今回のトレーニングキャンプを集大成の場として、モチベーション高く試合に臨んでくれました。

試合は、お互い序盤からインテンシティ高くぶつかりあい、主導権の奪いあいになります。高校選抜が走力を活かし、攻守の切り替えでU-18日本代表を上回り、チャンスをサイドから作り、日本も鋭いカウンターからチャンスを演出するなど、両チームにチャンスは生まれるもののなかなかゴールは生まれません。しかし、34分、高校選抜が左サイドを突破すると、ヘディングシュートのクリアミスを流し込み、日本は先制点を許します。2本目の45分も一進一退の展開が続き、決定機は生まれません。最後の3本目は、92分再びクリアミスより、ゴールを流し込まれ日本は2点目を許します。しかし、116分、日本は中盤でボールを奪い、素早く攻撃に転じ、FW鈴木輪太朗イブラヒーム選手がスペースに走り込んだMF根本鼓太郎選手に送り、シュートを放つと一度はGKに防がれますが、MF松木玖生選手が何とか押し込み1点を返します。その後はお互い体力的にも厳しい時間が続き、高校選抜の体を張った守備に攻めあぐねます。そして、135分には、右サイドを破られると、ニアで上手く合わされ、3失点目を許し、そのまま1-3で敗戦。高校選抜にとっては、最後の活動を有終の美で締めくくり、U-18日本代表にとっては初めての活動で悔しい経験となりました。

選手コメント

GK 波多野崇史 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
今回初めてU-18代表活動に参加させてもらいとても嬉しく思います。今日の試合では流石に数ヶ月も遠征を重ねているので、相手はチームとしての完成度が高く、その攻撃に対してもっとチーム全体でコミュニケーションをとり、対応できませんでした。もっとコミュニケーションがしっかり取れていれば、イージーな失点も防げていたと思います。このトレーニングキャンプでは改めて、基本技術のパスの質やキャッチングの精度をもっと目に見える形で高めていかないといけないと感じています。また代表活動はすぐに終わってしますので、このような短い期間でももっと自分を出してアピールしていかないと次はないなとも感じました。明日からのトレーニングで、これまで以上にキャッチングのところやパス1本1本にこだわってプレーしていきたいです。また所属チームに還元できるよう、このU-18日本代表で実践しているプレースピードを持ち帰りたいと思います。

DF 田中隼人 選手(柏レイソルU-18)
FIFA U-20ワールドカップ2023に向けた、新しいU-18日本代表に選出されとても嬉しく思います。トレーニングキャンプ3日目の本日は、日本高校サッカー選抜との試合で、自分の武器であるヘディング、キックの部分を生かしながらチームの勝利に向かっていこうと思っていました。自分のストロングは発揮出来ましたが、チームに結果が付いてこなかったのは凄く悔しいです。このトレーニングキャンプでは、FWがボールを持っていない時の駆け引き、守備面で多くのことをチームメイトや対戦相手から学ぶことができました。明日は最終日のトレーニングがあるので最後まで自分をアピールし、所属チームに戻り、継続して招集されるように頑張りたいと思います。

MF 藤井海和 選手(流通経済大学付属柏高)
U-18日本代表に選んで頂いたことをとても嬉しく思います。昨年スペイン遠征にU-18日本代表として参加し、スペインなど強豪国と対戦し、1年ぶりの参加となります。本日の試合は、決めるべきところを決めきれなかった自分たちと、決めるべきところを、しっかりと決めてきた高校選抜との差が出たと思います。攻撃に関しては、何度もいいシーンが作れていましたが、守備の面で関しては、プレスの連動などがまだまだだったので、課題が多かったと思います。このトレーニングキャンプで、プレーの質にこだわる大切さを学びました。ラストパスの質、トラップの質、シュートの質、少しのズレが勝負を分けることをとても肌で感じました。本日の試合で足りなかった、シュートを決めきる力。パス・トラップの質、当たり前の基準をより高いレベルでできるように、良いトレーニングをしていきたいと思います。流通経済大学に進学しますが、1年生からしっかりと結果を残し、またU-18日本代表に選ばれるように頑張ります。

FW 鈴木輪太朗イブラヒーム 選手(徳島ヴォルティス)
U-18日本代表に選ばれたことは素直に嬉しかったです。自分をアピールする場でもあり、さらに成長する場でもあると思います。その中で今日の試合は絶対に勝ちたい試合でした、自分のプレーをすることができたけど結果が出せなければ次はないし、試合にも勝てない、それを思い知らされる試合になりました。プレーでは自分の長所と短所、何ができて何ができないのかを学ぶことができました。プレー意外では日本の代表として戦う責任や自覚なども学ぶことができました。今日の試合では負けてしまったけど、しっかり休んで切り替えて明日の練習にまた100%でプレーできるようにしたいと思います。また所属チームに帰ると、レベルの高い優秀な先輩も多いので、チームに戻って出た課題に正面から向き合いたいと思います。決定力や基礎の向上などまだまだ出来ることはあると思うので、レベルアップしてまたこの場に呼んでもらえるように努力したいと思います。

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