パラグアイ女子代表戦から一夜明けた9日(金)、なでしこジャパンはトレーニングを終えてから仙台を後にしました。

パナマ戦に向けて午前にトレーニングとリカバリーを行ったあとの昼食時には、この日誕生日を迎えた籾木結花選手のお祝いをしました。食事会場が海外組と国内組で分かれているため、一緒に祝うことはできませんが、ホテルからの提案で国内組の会場に映像を映し出すことに。「見た目も中身も25歳相応になれるようにがんばります！」とカメラに向かって抱負を話し、その場で見ている海外組、そしてスクリーンで見ている隣の会場の国内組の笑いを誘っていました。その後、お世話になった仙台のホテルを撤収し、次なる拠点となる千葉県にバスで移動しました。コロナ禍で定められた厳格なバブルの運用に、快く丁寧に応じてくださったホテルの皆さんが見送ってくださり、あらためて多くの方の支えのもとに活動ができていることを実感する場面となりました。

移動はバスで約5時間。途中で休憩を取りましたが、それでも自由に行動できるわけではありません。車外に出て新鮮な空気を吸い、ストレッチする程度の気分転換を挟んでひたすら千葉を目指します。19:30頃に到着したチームはそのまま夕食会場に向かい、そこでイタリアでプレーする長谷川唯選手と合流。パナマ戦に臨む25人が揃いました。

パナマ戦は11日(日)、13:30キックオフ予定です。

選手コメント

DF #2 清水梨紗 選手（日テレ・東京ヴェルディベレーザ）
パラグアイ戦は7得点で勝てたことは嬉しかったです。チームにとってもいい雰囲気で試合ができたと思うのと同時に、課題も見つかったので、次の試合に向けてチーム全体でそこに取り組んでいきたいです。ボールを保持している時間が長かった中でもミスが出ました。ビルドアップの段階で表と裏を意識していく中での味方との意思疎通ができていないなど、そうしたミスはどんどん少なくしていきたいと思います。

MF #23 北村菜々美 選手（日テレ・東京ヴェルディベレーザ）
（なでしこジャパンデビュー戦は）思ったより緊張しませんでしたし、ボールもしっかり足元に収めることができたので良かったのですが、映像を見返してみたら、もっと積極的に裏を狙えたかなと思いました。縦の関係でコンビを組んだ清水選手とは、その時の状況で、清水選手が中に入れば自分が開いて、逆に高い位置に上がるときは自分が中に落ちるということを心がけてやりました。オリンピックでは複数のポジションをこなせないと厳しいと思うので、左サイドの前も後ろも、そして右サイドの前も後ろもできたほうがいいと思っています。そういう意味で、パラグアイ戦の右サイドハーフでの起用は嬉しかったです。

国際親善試合

なでしこジャパン（日本女子代表）対 パナマ女子代表
開催日：2021年4月11日(日) 13:30キックオフ（予定）
会場：東京／国立競技場

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