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ビーチサッカー日本代表 大会開幕に向け準備に取り組む ~インターコンチネンタル ビーチサッカーカップ ドバイ 2021~
2021年11月02日
11月2日(火)に開幕する「インターコンチネンタル ビーチサッカーカップ ドバイ 2021」に出場するビーチサッカー日本代表は、10月30日(土)にアラブ首長国連邦(UAE)に入国し、31日(日)、11月1日(月)の2日間、会場となるドバイ・Kitaビーチのスタジアムにて公式練習を行いました。
インターコンチネンタルカップは各大陸のビーチサッカー強豪国が参加する、ビーチサッカーにおいて歴史と権威のある大会。日本にとってはコロナ禍の影響により海外チームとのマッチメイクが難しい中、チームにとって貴重な強化の機会となります。今回は日本のほか、イラン、パラグアイ、ポルトガル、ロシア、セネガル、スペイン、アラブ首長国連邦(UAE)の8カ国が参加します。
今夏にロシアで行われ、ビーチサッカー日本代表が過去最高位の準優勝に輝いた「FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021」以来、今大会が初めての活動となったビーチサッカー日本代表。次のワールドカップを見据えて代表初招集となる2名の新戦力も加わったチームは、2日間という現地での短い準備期間の中でも集中したトレーニングでチーム力を高めます。監督兼選手、そしてキャプテンとして大会に臨む茂怜羅オズ監督、コーチであり今大会には監督代行としてチームの指揮を執る田畑輝樹コーチ(監督代行)の下、会場となるピッチの砂の感触を確かめながら試合に向けて万全の準備を整えました。
本大会は2日(火)にグループリーグがスタート。日本代表はまずは同組となったロシア、イラン、パラグアイとのグループステージ3連戦を戦います。注目の第1戦は、2日(火)現地時間18:45(日本時間23:45)、ワールドカップで唯一破れたロシア代表戦に臨みます。
監督コメント
FP #10 茂怜羅オズ 監督兼選手(東京ヴェルディ)
今年の「FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021」では2位という良い結果を残すことができました。ワールドカップ後、代表チームとして活動するのは今回の「インターコンチネンタルビーチサッカーカップ2021」が初となりますが、各選手がそれぞれ所属するチームで試合に取り組んできているので、チーム全体としては良いコンディションで臨めていると思います。ワールドカップと変わらない高いモチベーションで今回の大会も結果を残したいです。今回のインターコンチネンタルカップでは若い選手にもチャンスを与えることで、次のワールドカップに向けた新しいチーム作りも視野に入れながらも結果を求めて戦いたいと思います。
今回初招集となった選手には、まず国内の自分が所属するチームで行っているのと同じプレーを期待したいです。代表に入っても緊張することなく自分のプレーをしてほしいと思います。田中颯選手はスピードとボールコントロールを使いながら攻撃につなげてほしいです。松岡吏選手はパワーとオーバーヘッドを活かしながらストライカーとして海外選手との戦いでも自分の力を発揮することを期待します。
応援してくださる皆さまには、ワールドカップで頂いた温かい応援とメッセージに心から感謝しています。ワールドカップでビーチサッカーの知名度が向上したと思いますが、これからもっとビーチサッカーの価値を高めるためにも、選手・スタッフが一丸となって頑張ります。今大会も応援よろしくお願いします。
選手コメント
FP #7 大場崇晃 選手(レーヴェ横浜)
ドバイは昼間はまだかなり暑いですが、2戦目となるイラン戦は夕方キックオフの試合であることや、夜でも湿度が高く日本とは環境が異なることも踏まえ、身体をならすことを意識して公式練習に取り組みました。
今回の大会で個人的に今一番意識しているのはイラン代表です。これまで勝ったり負けたりを繰り返してきた良いライバルで、ここ2、3年対戦できていないこともあり試合がすごく楽しみです。ワールドカップで負けているロシアには今大会で借りを返したいという気持ちですし、セネガルやパラグアイなどワールドカップに出ているチームと対戦できるので、しっかり勝ち切るということは変わらずに強い気持ちを持ってチーム全員で戦いたいと考えています。
個人的には、親善試合もインターコンチネンタルカップもワールドカップもひとつひとつが大事な試合で、100%で準備をして勝ちにいくことに変わりありません。代表に呼ばれたときには代表選手としてしっかりとチームに貢献するという気持ちでコンディションを整えていて、今回も良い準備ができています。チームとしてはまずはしっかり勝ち、結果を残すこと、限られた時間を有効に使い最大限に良いチーム作りをして試合に臨もうと共有しています。今回一緒に戦うのが初めての選手についても、彼らが何を求めてプレーしているのか、またその選手のストロングポイントは何なのかを意識して、チーム一丸となって準備に取り組んでいます。
FP #13 松岡吏 選手(ラソアペーゴ北九州)
高校を卒業してすぐサッカーからビーチサッカーに転向し、5年目で今回始めて、ひとつの目標であった日本代表に選出されて純粋に嬉しい気持ちです。チームに入り緊張する部分もまだまだありますが、それをほぐしてくれるチームの雰囲気がとてもよく、徐々に慣れてトレーニングでも自分のプレーができるようになってきたところです。今回ようやくスタート地点に立てたと感じているので、ここから代表に定着し、世界に通用する選手になっていきたいと考えています。
自分のストロングポイントはパンチのあるシュートや反転シュート、オーバーヘッドが得意なので、それを代表チームでも生かしたいです。自チームのチームメイトでもある赤熊卓弥選手からプレーでも普段の生活でもアドバイスをもらうことも多く、お手本としている選手です。
今回は試合に向けた準備期間は短いですが、シュート練習や紅白戦を中心に、内容がとても濃い良い準備ができています。仕事は休みをいただき、同僚からも頑張って来いと送り出して貰っているので、結果を残すことで恩返しがしたいと思います。
ビーチサッカーワールドワイド 今大会の試合のストリーミング配信がご覧になれます
Tecnotree Intercontinental Beach Soccer Cup 2021
大会期間:2021/11/2(火)~2021/11/6(土)