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U-15日本代表候補 高円宮記念JFA夢フィールドで年内最後の活動
2021年12月01日
2022年に行われるAFC U17アジアカップ予選(FIFA U-17ワールドカップのアジア1次予選)に向けて活動を行っているU-15日本代表候補は11月28日(日)から千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプを行っています。今年4月に立ち上がったU-15日本代表ですが、これまで4回の国内キャンプを行い、5回目となる今回が、年内最後の活動となります。今回は4名の初招集選手を加えた28選手で活動を行っています。
初日は週末に公式戦を行ってきた選手は別メニューで、それ以外の選手はトレーニングと、2グループに分けて活動を行いました。11月30日(火)には選手を2グループに分け、浦和レッズユース、ジェフユナイテッド千葉U-18とそれぞれ90分のトレーニングマッチを行いました。大半の選手がU-15年代のチームに所属しており、普段は80分の試合時間でプレーしていますが、今回のトレーニングマッチは、来年のAFC U17アジアカップ予選に合わせて90分のゲームを行うという、本番を想定した内容となっています。
第1試合の浦和レッズユースとのトレーニングマッチは、序盤から年上の相手に主導権を握ることができず、前半16分に相手のミドルシュートがDFにあたってコースが変わり失点。また53分にも中盤でボールを奪われるとカウンターから失点し0-2。このままでは終われないと、選手たちも戦う気持ちを見せて最後まで積極的にプレーしますが得点は奪えず、0-2で終了しました。
直後のジェフユナイテッド千葉U-18とのトレーニングマッチは、第1試合の分まで挽回しようと試合に臨みます。前半は両チームとも集中を切らさず、膠着した状況が続き0-0で終えます。「もう1段ギアをあげて必ず勝利しよう」と声を掛けて後半に入りますが、55分にロングボールからサイドを突破されると、最後は中でフリーの選手に決められ失点。その後もなんとか同点に追いつこうと相手のDFラインのビルドアップに対し、前線から積極的なプレスをかけるなど、最後までゴールを目指しますが、そのまま0-1で敗れました。
この日のトレーニングマッチは2試合続けての敗戦となり、選手たちも悔しさを滲ませました。1日のトレーニングをはさんで行われる12月2日(木)の最終日には、帝京高校とトレーニングマッチを行い、キャンプを締めくくります。短い期間ではありますが、中1日でしっかりと課題を修正し、最終日の帝京高校戦に臨みます。
選手コメント
GK 濱崎史揮 選手(FCフェルボール愛知)
新型コロナウイルスがあり、心配な社会の中でこのようなキャンプが開かれたのを心から感謝します。関係者の方々、ありがとうございます。初招集として参加し、初めはとても緊張しました。徐々に仲間とのコミュニケーションを通して、仲間の価値観や、サッカーに対する姿勢、情熱などを自分の肌で感じ色々学びました。廣山監督が言っていた「自分を変える」ということに共感し、いま自分自身に足りていない所だなと痛感しました。このキャンプの前と後、これからの自分を変えていけるようどんどん挑戦し、成長できるようにしていきたいです。今日のジェフ戦では悔しい失点をしてしまったので、最終日の帝京戦ではしっかりと自分の持ち味を出し、無失点でチームに貢献したいです。そしてチームへ帰り、さらに成長できるようにしていきます。
MF 石井陽 選手(前橋FC)
コロナウイルスの影響で開催が難しい中、今回U-15日本代表候補の合宿に参加でき大変嬉しく思います。個人としては3回目の合宿です。前回の合宿ではとても悔しい思いをしたので、その悔しさを合宿でぶつけようと思って参加しました。今回のチームのテーマはゴール前の常識を変えることです。東京オリンピックのスペイン戦の話などを廣山監督から聞き、世界との差を感じました。U-15世代はまだ世界との対戦がない中、貴重な話を聞けて自分の中の意識が変わりました。この先日本を代表する選手として世界の国々に勝っていくにはゴール前の常識を変えることはとても大切だと感じました。普段の練習から意識を変えていきたいです。ジェフ戦ではシュート本数が少なかったので、次の試合ではシュート本数を増やしていきたいです。個人としても課題が新たに見つかったので改善していきたいです。