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サッカーe日本代表、世界大会に向けて発進 FIFAe Nations Online Qualifiers Play-Ins 第1節
2021年12月17日
国際サッカー連盟(FIFA)が主催するeスポーツ・サッカーの国別対抗戦「FIFAe Nations Cup 2022」への出場権を懸けたアジア予選「FIFAe Nations Online Qualifiers Play-Ins」の第1節が12月16日(木)、オンラインで行われました。e日本代表のJay選手(川崎フロンターレ)、Web Nasri選手(鹿島アントラーズ)、Agu選手(Blue United eFC)の3人が高円宮記念JFA夢フィールドに集結し、eインドネシア代表、eマレーシア代表と対戦しました。
各相手と2試合ずつ2on2で戦うレギュレーションで、e日本代表は4試合ともWeb Nasri選手とAgu選手のコンビで挑みました。eインドネシア代表との1試合目は開始8分に幸先よく先制しましたが、29分に同点に追い付かれ、後半は何度かチャンスをつくりながらも勝ち越しゴールは奪えず、1-1でタイムアップを迎えました。
2試合目は前半をスコアレスで折り返すと、後半も一進一退の攻防が続く中、60分に先制。しかし76分に同点ゴールを許し、1試合目と同じような展開で1-1の引き分けに終わりました。
続いてeマレーシア代表との試合が行われました。1試合目も19分に先制し、直後に失点するという嫌な流れが続きます。後半開始早々に勝ち越しゴールを奪い、1点リードで試合を進めましたが、81分に同点とされ、またも勝ち切ることができませんでした。
2試合目はアグレッシブな守備が効力を発揮して相手の攻撃を寸断し続けたものの、後半に入り61分に先制されてしまいます。そのまま終盤まで推移しましたが、相手のCKの場面でAgu選手が口にした「このCKをしのいでカウンターから1点、その後、相手のキックオフのボールを奪ってカウンターでもう1点取って逆転だ!」という“予言”どおりの展開になり、87分と90分にゴールを奪取。劇的な逆転劇で勝利を納め、初日は4試合で1勝3分け、勝ち点6を獲得しました。
12月17日(金)には第1節の残り2試合、eインド代表戦、e韓国代表戦が行われます。
選手コメント
Jay 選手(川崎フロンターレ)
2on2は1点リードした後の試合運びがかなり難しく、2人で操作しながらの守備なので、うまくプレスが掛からずに失点するということが起こり得ます。その難しさが如実に出てしまった試合だったと思います。試合直前にAgu選手の戦術からWeb Nasri選手の戦術に変えたので、Agu選手に少し迷いが見えた部分はありましたが、最後は良いコンビネーションが確立できていたので、明日はかなり期待できると思います。
Web Nasri 選手(鹿島アントラーズ)
どの試合も2点差ぐらいで勝てる内容だったので、それを考えると結果はあまり良くなかったですが、負けなかったので悪くはなかったと思います。一番の課題は決定力です。インドネシア戦はもう2、3点は取れる場面がありました。マレーシア戦の1試合目ももったいない試合でしたが、2試合目に課題の決定力を克服し、積極的にシュートを打つということができていたので、先制されたときも逆転できるだろうと考えていました。
Agu 選手(Blue United eFC)
事前に練習したことがうまくいかず、直前に攻め方や守り方をすべて変えて挑みました。内容は悪くなかったですが、最初の3試合は後手に回った守備からの、運が悪い形での失点が続き、守備の部分でメンタル的に落ちていました。しかも3試合連続で追い付かれての引き分けという嫌な流れだったので、最後の試合は強気にいこうと思い、それがいい方向に出ました。最後は“Aguの予言”どおりの展開で勝てたので、そこは良かったと思います。
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