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フランスでの大会を控えたU-19日本代表候補が活動開始
2022年04月26日
FIFA U-20ワールドカップインドネシア2023の出場権を獲得するべく、活動を行っているU-19日本代表が、今年3回目の活動を高円宮記念JFA夢フィールドでスタートしました。このコロナ禍でもコンスタントに活動して強化を図ります。この年代は新型コロナウイルスの影響を受けて、昨年含めこの2年間国際大会の経験は出来ませんでしたが、来月にはフランスで開催される第48回モーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)の参加が決定。大会はU-21年代が多く出場する予定ですが、U-21日本代表は同時期にAFCU-23アジアカップウズベキスタン2022を控えており、日本はU-19日本代表が参加します。グループリーグでは、アルジェリア、コロンビア、コモロと対戦することが決定。フランス、メキシコ、アルゼンチンなども出場し、FIFA U-20ワールドカップインドネシア2023を目指すU-19日本代表にとっては、この上ない強化の場となります。9月には、AFC U-20アジアカップ2023予選も控えており、来年春頃にはAFC U-20アジアカップ、5月にはFIFA U-20ワールドカップインドネシア2023が開催される見込みで、多くの候補選手が切磋琢磨し、競争しながら着実に本番に向けてチーム作りを進めていきます。
今回も昨年同様、スタッフ・選手全員がSmartAmp法検査を行い、活動はスタート。この年代特有ではございますが、まだまだ所属チームでは出場機会に恵まれておらず、代表活動をきっかけにより所属チームでアピールが必要な選手が多くいます。オープニングのミーティング前には別活動で夢フィールドを訪れていたシント=トロイデンVV所属の香川真司選手から激励のメッセージを受ける場面もあり、自己主張の大事さ、努力し続ける大事さなど、オープニングから非常に刺激的なメッセージを受け取りました。冨樫監督からも今後の活動予定やチームコンセプトが改めて丁寧に伝えられ、試合環境に飢えている選手らをピッチに送り出しました。初日は雨が降るコンディションでしたが、選手はアグレッシブにプレーしました。翌25日(月)は2部トレーニングを実施。この日は天気にも恵まれ、選手は必死にアピールを続けます。午前中の紅白戦前には、冨樫監督から「本気度」が求められる場面も見られ、もっと出来ると声をかけられた選手たちは強度の高いトレーニングを実施していきます。明日26日(火)もトレーニングを継続し、最終日27日(水)には大学連盟の協力を得て関東大学選抜とトレーニングマッチでこの遠征を締めくくります。
選手コメント
GK 波多野崇史 選手(同志社大)
まずはコロナ禍の中でこのようなトレーニングキャンプが出来ること、そして代表活動に参加できることをとても嬉しく思います。今回は海外遠征前最後のトレーニングキャンプということで、個人としては生き残りをかけて最大限アピールしないといけないですし、そしてチームとしてはさらに強度の高いチームを目指していくためにもとても重要なトレーニングキャンプだと考えています。昨日と今日のトレーニングでは、前回のトレーニングキャンプより、より積極的に思い切ってプレーすることができているとは感じています。しかし、その中でもやはり一つ一つのパスの質、キャッチング、ポジションニングにはさらにこだわってプレーするよう川口能活GKコーチから細かなアドバイスを貰っています。チームとしてもコミュニケーションを取りながらも、切磋琢磨する雰囲気でトレーニングに取り組めているので、明日も継続していきます。また最終日には、同世代、関東大学選抜との試合もあります。自分の特徴をしっかり出し、チームの勝利に貢献できるようしっかりいい準備をしていきたいと思います。
DF 西野奨太 選手(北海道コンサドーレ札幌)
過去同世代の日本代表には選ばれて来ましたが、今回初めて一個上のU-19日本代表に選ばれて素直に嬉しかったですし、ずっと目標にしていたことでもあったのでそれが実現できて良かったです。今チームでは試合に絡めていない状況が続いている中で同年代、または、一個上の素晴らしい選手たちから色々な刺激を貰い、また素晴らしいスタッフの方々からも色々アドバイスをもらって個人として様々な面で成長できればという気持ちで参加しています。2日間トレーニングをしてみて、本当に強度も高く、コミュニケーションを取りながら素晴らしいトレーニングができているなと実感しています。このトレーニングキャンプの集大成である試合が最終日にありますが、限られた時間でのトレーニングの量は多くはないですが、それでも全員が同じ意識を持って質の高いトレーニングができているので、個人としても、チームとしてもどんな試合ができるか非常に楽しみです。
MF 荒井悠汰 選手(昌平高)
まずは、U-19日本代表に選出して頂きとても嬉しく思います。所属先や内定先のFC東京での活躍を評価して貰ったと認識しています。今回参加して、目標は個人として成長しレベルの高い選手から色々なことを吸収して自分のものにしていけたらいいなと思います。色々な選手から刺激を受けており、クロスの方入り一つにしても、いつどのタイミングで中に入るかがとても重要だと学びました。ゲーム形式のトレーニングでは相手の背後を取ることを意識して、仲間にスペースを作ったり、足元だけではなく背後を取ることも、冨樫剛一監督や船越優蔵コーチからも丁寧に教えて貰い、改めて大事だなと強く感じました。最終日のトレーニングマッチに向けて、相手は関東大学選抜で、自分より年代が上の選手ばかりですが、サッカーには年齢は関係ないと思いますので、自分の特徴を出しアシストや得点に絡むプレーを増やしたいと思います。
FW 横山歩夢 選手(松本山雅FC)
今回は初招集ということもあって、本当に嬉しく思います。常に目指していた場所で、自分を知ってもらうことと、味方とコミュニケーションをとって他の選手がどういう選手なのかをまず理解するのが今回の目的です。その中で、直近に第48回モーリスレベロトーナメントがあることも把握していますので、アピールすることを忘れずに取り組んでいきます。初日はリカバリートレーニングで軽めに調整したのみでしたが、昨日のゲーム形式のトレーニングでは自分の特徴をしっかり出せたと思います。一瞬のスピードを活かしたDF背後の飛び出しや、クロスからのGKの前へ飛び込みは自分の良さだと思いますので、継続していきます。本日のトレーニングでは課題もしっかり確認をして、明日最終日のトレーニングマッチでは自分の特徴を出すこと、得点も狙って結果を出すことにこだわっていきたいと思います。