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【Match Report】フットサル日本代表、強豪イランを破って4度目のアジア制覇! AFCフットサルアジアカップクウェート2022 決勝
2022年10月09日
フットサル日本代表は10月8日(土)、AFCフットサルアジアカップクウェート2022の決勝でフットサルイラン代表と対戦しました。4年前の決勝ではイランに0-4と敗れていた日本でしたが、8年ぶり4度目の優勝を目指し、チーム一丸となって戦いました。
日本は準決勝のウズベキスタン戦で負傷したGKピレス・イゴール選手に代わり、GK黒本ギレルメ選手が、FP水谷颯真選手、オリベイラ・アルトゥール選手、吉川智貴選手、平田ネトアントニオマサノリ選手とともに先発に名を連ねました。
両チームともに守備をしっかりと意識した固い立ち上がりを見せた中、日本が序盤にチャンスをつくります。8分、水谷選手からのパスを受けたアルトゥール選手のシュートが左ポストをたたきました。さらに9分にもアルトゥール選手が直接FKからゴールを狙いましたが、相手GKに防がれて得点を挙げられません。
イランもFKからチャンスをつくりますが、GK黒本選手がファインセーブを見せてゴールを守ります。イランの攻撃を抑えていた日本でしたが、15分には、SAEID AHMAD ABBASI選手に振り向きざまのシュートを決められて先制点を奪われてしまいます。
日本はすぐに反撃に出ます。16分、GK黒本選手のロングボールを相手選手が処理しきれません。流れたボールを回収した清水和也選手がゴールを決め、日本が同点に追い付きました。第1ピリオドは1-1で終えます。
第2ピリオドの立ち上がり、日本はイランに攻め込まれます。それでも、GK黒本選手がここでもイランの前に立ちはだかり、得点を与えません。守護神の活躍に応えたい日本は、27分に清水選手が倒されてFKを獲得します。これをアルトゥール選手が右足で壁の外側を巻いたシュートを決めて、2-1と勝ち越しに成功しました。
今大会を通じて、初めてビハインドを背負ったイランは、さらに攻勢を強めますが、日本もGK黒本選手を中心にゴールを守ります。34分には、高い位置でボールを奪った水谷選手のパスを受けて清水選手がゴールを狙いましたが、GKに防がれてリードを広げられません。
試合時間が残り5分を切ると、イランはパワープレーを仕掛けてきました。それでも日本は相手の攻撃に耐え続けると、残り25秒、相手のバックパスがずれてオウンゴールになります。試合終了間際の残り2秒で1失点した日本でしたが、3-2で逃げ切り、8年ぶり通算4度目のアジア制覇を成し遂げました。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
選手としても、指導者として、アジアカップのチャンピオンになれたことは嬉しく思います。どちらが嬉しいかは比較ができません。ただ、この優勝は僕の力だけではできなかったことです。日本のフットサル、Fリーグ、いろいろなところで努力している方々、努力している選手たちを、たまたまこのタイミングで自分が引き受けた結果だと思っています。もちろん嬉しいのですが、感謝の気持ちの方が強いです。
GK #2 黒本ギレルメ 選手(立川アスレティックFC)
金メダルを獲得することができて、今の気持ちを表現できる言葉が見つけられません。優勝を目指してきた中で最初の試合に負けてしまいましたが、常に自分たちを信じて、あきらめずに最高の仕事ができたと思います。全試合が難しい試合でしたが、その試合を通じて成長することができたと思っています。とてもうれしいですし、幸せです。僕たちを支えてくれた全ての皆さんに感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
FP #5 オリベイラ・アルトゥール 選手(名古屋オーシャンズ)
最高の気持ちです。みんなとも話をしていましたが、今は楽しみましょう。イランが強いことはみんな知っていました。試合の中で相手はプレッシャーを感じていましたが、僕たちは試合をコントロールできて、良い結果を出すことができました。FKの場面は壁が一人しかいなくて、このボールはよく曲がるので決められると思っていました。本当にうれしい。とにかく良かったです。
FP #12 原田快 選手(FCバルセロナB)
今日はみんなが疲れていたので、攻撃面だけでしたが多くの出番をもらえました。ドリブルで相手を抜けるシーンもありましたが、やっぱりゴールを決めたかったです。相手の9番は同じスペインリーグでプレーしている選手ですが、マッチアップしたときにパスを選択してしまったのが一番悔しいです。今回は先輩方に優勝を経験させてもらった感じなので、次は自分が優勝させるような選手になって戻ってきたいと思います。
FP #14 内村俊太 選手(湘南ベルマーレ)
前回の2014年の優勝も、今回の優勝も、本当に最高です。なかなか決勝まで出番がなかったので試合勘の部分で不安もありましたが、疲れはなかったのでやってやるぞと思っていました。ただアウェイの雰囲気だったので、テンションが上がって楽しんでプレーすることができました。ドリブルもある、ピヴォも強い、最後はこっちがボールをつなげないくらいプレッシャー掛けられましたが、みんなで耐えて優勝できました。
ハイライト
YouTube(AFC):#ACFutsal2022 - FINAL | Islamic Republic of Iran 2 - 3 Japan
AFCフットサルアジアカップクウェート2022
大会期間:2022年9月27日(火)~2022月10月8日(土)
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