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【Match Report】U-15日本代表 COSTA CALIDA U15 SUPERCUP 2023 第1戦 U-15スペイン代表

2023年04月27日

【Match Report】U-15日本代表 COSTA CALIDA U15 SUPERCUP 2023 第1戦 U-15スペイン代表

晴天の中行われたU-15日本代表の初めての国際試合。相手はU-15スペイン代表。試合開始時は日本代表がボールを保持する時間があり、良い流れの中で左サイドの加茂結斗選手(柏レイソルU-15)、吉田湊海選手(FC多摩ジュニアユース)との連係から、14分に幸先よく坂口佑樹選手(神戸FCジュニアユース)が先制ゴールを決めました。しかし、その後はスペイン代表がピッチを広く使いながらボールを保持する展開となり、スペインの右サイドからのグラウンダーのクロスに合わせられ26分に同点、35分に日本は自陣ゴール前のパスミスから失点し逆転されてしまいます。さらに前半終了間際には、流れの中から日本の右サイドを崩されてゴールを決められ1対3で前半を終えました。

このままでは終われない日本代表は、盛り返すべくハーフタイムに選手間でより声を掛け合って後半に臨みます。すると、後半開始早々の41分にはコーナーキックによるゴール前のこぼれ球を拾った廣岡瑛太選手(柏レイソルU-18)のミドルシュートが決まり、1点差に詰め寄ります。その後は、スペイン代表の巧みなボール回しに臆せず対応して、ゴール前での体を張ったプレーや中盤でのインターセプトで攻撃に転じますが、なかなか大きなチャンスを作れません。

53分に田中陽瑛選手(横浜F・マリノスジュニアユース)と土井口立選手(ヴィッセル神戸U-15)を投入すると、高い位置でのプレッシングからスペイン陣内でボールを奪う回数が増えていきます。攻守の入れ替わりが激しくなってきた62分、良い守備からボールをつないで長い距離を走った土井口選手が、葛西夢吹選手(湘南ベルマーレU-18)とのワンツーパスで敵陣ペナルティエリア内に侵入すると、スペインDF選手がたまらずファール。このプレーでPKを獲得すると、葛西選手が落ち着いてキーパーの逆をついて同点に追いつきます。

その後はお互いにフレッシュな選手を投入し、攻守が目まぐるしく変わります。すると、スペインは76分に日本のディフェンスラインの一瞬のスキをつき、1本のスルーパスでFWの選手が抜け出します。日本のGKとの1対1を制し、勝ち越しゴールを奪われてしまいます。しかし、集中を切らせること無く日本代表も攻勢に転じ、試合終了間際にはゴールポストに直撃するシュートを放つ惜しいシーンはありましたが、追いつくことはできずに初戦は3-4での敗戦となりました。2戦目は28日(日本時間29日)にU-15イングランド代表との試合が予定されています。

選手コメント

DF #5 米湊勇弥 選手(サガン鳥栖U-15)
今日はチームの活動開始後の初戦として、スペイン代表に挑みました。スタジアムには本当に多くのスペインサポーターが集まっていて、完全にアウェイの雰囲気でした。
試合では、立ち上がり早々に左サイドを打開し、ゴールに繋がったことで、日本チーム全体として勢いを持った良い立ち上がりだったと思います。その後、試合展開が落ち着いて、スペインがボールを保持する時間が長くなったところで、チーム全体に少し焦りが出始め、ミスが多発してしまいました。
ハーフタイムのミーティングでは選手全員がコミュニケーションを取り、「スコアをひっくり返すために前から圧力をかけ、ディフェンスはハイラインで思いっきりいこう」と話し、チームが意思統一して後半に挑めました。
後半の立ち上がりも勢いよく入り、後半開始早々に点を取ることができ、選手交代がありさらに勢いが増した中で、右サイドの仕掛けからファールを誘いPKで1点追加し、3-3の同点に追いつくことができました。その後は、試合展開が激しくなり、試合終了間際に切り替えが遅くなったことでスペイン代表にカウンターでやられ、3-4で試合終了してしまいした。
試合の入りの部分は、全員勢いよく入れていたので残り2戦も継続していきたいです。明日からもっと密にコミュニケーションをとり、ゴールを本気で守るところや、試合の締め方など、次の試合に向けてやっていきたいと思います。

DF #13 坂口佑樹 選手(神戸FCジュニアユース)
今日の試合は、地元スペインのお客さんが沢山来ていて、日本チームがアウェイとなる中で凄く良い緊張感を持って試合に挑めました。先制点は、加茂選手が左サイドの高い位置でボールを持った時に、吉田選手が寄ったことでゴール前にスペースが空き、そこへ自分が走り込んだところ、良いボールが来たのであとは決めるだけでした。
後半は絶対に無失点で、自信を持ってプレーしようという思いで臨んだのですが、失点は自分の甘さが出たのかなという感じでした。
次の相手もヨーロッパの強豪イングランド代表なので、沢山チャレンジして最後にはチームとしてやってきたことを全て出し切り優勝して帰りたいです。

FW #9 葛西夢吹 選手(湘南ベルマーレU-18)
今日のスペイン戦では、早い段階で先制点を取る事が出来ました。ですが、全体的に気の緩みが出てしまい、前半のうちに1-3にひっくり返されてしまいました。ハーフタイムにみんなで話し合い、後半に向かいました。その後半に同点に追いつき、終盤押し込みましたが、一瞬の隙をつかれて、決勝点を決められ負けました。世界の相手は、一瞬の隙、一瞬の緩みを見逃さない事を実感しました。あと2試合あるので、もっとチャレンジしてチーム全員で戦い勝ちたいと思います。

COSTA CALIDA U15 SUPERCUP 2023

2023年4月26日(水) 18:00 キックオフ予定(日本時間 4月27日(木) 1:00)vs U-15スペイン代表
会場:PINATAR ARENA STADIUM(スペイン)

2023年4月28日(金) 18:00 キックオフ予定(日本時間 4月29日(土) 1:00)vs U-15イングランド代表
会場:PINATAR ARENA STADIUM(スペイン)

2023年4月30日(日) 11:00 キックオフ予定(日本時間 4月30日(日) 18:00)vs U-15アメリカ代表
会場:PINATAR ARENA STADIUM(スペイン)

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