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U-17日本代表国内トレーニングキャンプ 流通経済大学付属柏高校とトレーニングマッチを実施
2023年04月29日
6月のAFC U17アジアカップ2023タイ(FIFA U-17ワールドカップ出場権をかけたアジア最終予選)を控えるU-17日本代表候補は、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドにて4日間のトレーニングキャンプを行っています。
今回の活動はAFC U17アジアカップに向けた最後の活動であり、チームとしての連係を深めるためのキャンプであり、選手にとっては大会に参加する23名のメンバー入りをかけた最後のアピールの場となります。
今回の活動に参加しているのは、3月のアルジェリア遠征に参加した選手を中心に、初招集となった選手4名、さらにフランス・モンテギュー国際大会に参加し、準優勝という結果を残したU-16日本代表からの飛び級での招集となる3選手など、新しい顔ぶれの選手も加わり、活動を行います。
初日のミーティングで森山佳郎監督からAFC U17アジアカップの概要やこれまでの活動の振り返り、「誰が(最終)予選で戦える選手なのか。4日間という短い期間だが、最初から全力で自分のプレーを発揮してアピールして欲しい」と話があり活動がスタートしました。
2日目の夕方には流通経済大学付属柏高校と45分×2本のトレーニングマッチを行いました。
序盤から流通経済大学付属柏高校の得意とするプレスを前にうまくパスがつながらず苦しむと、14分には相手右サイドからクロスをいれられると、ゴール前で軌道が変わりファーに流れたボールをボレーで合わせられ失点し、0-1とされます。
その後、U-17日本代表もチャンスを作り、カウンターから数的優位の状況を作り山本吟侍選手(高川学園高)がチャンスを迎えますが、相手のブロックで得点を奪うことができません。逆に長身の相手FWの選手を起点にチャンスを作られますが、DFが体を張って得点は許さずにそのまま0-1で前半は終了。
選手を入れ替えて後半が始まると、積極的なプレーが見えはじめ躍動感が生まれます。50分にはDFの本多康太郎選手(湘南ベルマーレU-18)のサイドチェンジを起点に、吉永夢希選手(神村学園高)の縦パスに抜け出した望月耕平選手(横浜F・マリノスユース)が相手のスライディングを受けながらも、粘り強いドリブルで左サイドを突破しマイナスのクロスを入れると、最後はゴール前で山口太陽選手(FC東京U-18)が合わせて1-1の同点とします。その後も逆転を目指し、何度も相手ゴール前に迫るものの、チャンスを決めきることができず試合は終了。多くの課題が見つかる内容となりました。
活動は残り2日となりましたが、短い期間で課題を修正し、最終日の関東大学選抜とトレーニングマッチに臨みます。
選手コメント
GK 荒木琉偉 選手(ガンバ大阪ユース)
トレーニング2日目の午後の活動は流通経済大学付属柏高校とのゲームでした。試合途中からの出場だったので上手く試合に入れるか少し不安でしたが、自分のプレーも少しは出せて良かったと思います。
しかし、チームとしては勝ち切る事が出来ずに引き分けたので、GKとしても最後尾からもう少し攻撃の力になれないか考えたいです。
今回、自分は一つ下の年代から招集されています。森山監督からも言われていますが、AFC U17アジアカップ、そしてその先のFIFA U-17ワールドカップに向けての生き残りをかけた競争なので、年上の選手ばかりですが遠慮なく自分の力を出し切りたいです。
DF 内川遼 選手(市立船橋高)
初招集で緊張して入りましたが、みんなフレンドリーで安心することが出来ました。そしてサッカーをするともっとコミュニケーションがとれて馴染めるようになっていきました。でも、プレーの面では、基礎技術の差や、チームでやろうとしていることプラスアルファで自分の強みを出すことがまだ足りていないなと感じています。他には、ミーティングを重ねるにつれて高まっていく意識や熱量を自分の中で感じつつ、責任が生まれることなどを自覚してプレーに取り組んでいき、競争に勝つ貪欲さなども力にして取り組んでいきたいと思います。
MF 加治佐海 選手(川崎フロンターレU-18)
今回、初めての世代別日本代表候補の合宿参加となりました。代表入りを長年の目標にしてやってきたのでとても嬉しく思います。支えてくれた周りの方々への感謝の気持ちを忘れないようにしていきます。プレーでは自分や周りの良さを引き出し、今後も代表に続けて招集されること、そして日本代表の勝利に貢献できるように全力を尽くします。