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【Match Report】U-16日本代表、ナイジェリアに大量得点で勝利!逆転優勝に望みをつなげる U-16インターナショナルドリームカップ2023 JAPAN

2023年06月03日

【Match Report】U-16日本代表、ナイジェリアに大量得点で勝利!逆転優勝に望みをつなげる U-16インターナショナルドリームカップ2023 JAPAN

U-16インターナショナルドリームカップ2023 JAPANは6月2日(金)、第2節を行いました。U-16日本代表はU-16ナイジェリア代表と対戦し、6-1と快勝しました。

U-16日本代表 6-1(前半3-0、後半3-1)U-16ナイジェリア代表

荒天が予測されるため、プレー環境や選手のコンディションに考慮し、キックオフを1時間早めて行われた第2節。開始18秒で日本のゴール前でボールを拾ったナイジェリアがシュートを放つなど、雨の降る中で緊張感も伴うゲームは早々に動きました。開始2分にFKから続けて得た右CKで、ファーサイドに入ったFW大石脩斗選手が頭で合わせて、日本が先制しました。

雨に濡れた芝生の上を滑らかに走るボールスピードに促されるように、互いに攻撃に移っては速い攻めで相手ゴールに迫る展開となりました。ゲームの展開も早く、7分にはナイジェリアがPKを獲得。日本にとっては大ピンチでしたが、ここでGK小川煌選手が右へと跳びながらも長身を精いっぱい伸ばし、残した足で中央に蹴られたPKをセーブ。流れを渡しませんでした。

互いに攻めを繰り出すうち、17分にはゴール前で大石選手からヘディングでのパスを受けたFW神代慶人選手が冷静にファーサイドを射抜いて追加点。神代選手は42分にもMF濱﨑健斗選手からの見事なワンタッチでのラストパスを決め、日本のリードを3点に広げました。

前半のうちに2人、ハーフタイムにも2人を代えて、ナイジェリアは勝利への意欲を示しました。すると、足を滑らせた日本のDFの裏へ抜けたボールを拾い、最後はアズカ・アラタン選手につないで1点を返します。

日本もひるむことなく、攻撃を続けました。66分には、高い位置でボールを奪うと一気に4人がゴール前に進入。一度はGKにシュートを防がれた濱﨑選手ですが、足を止めずに蹴り込みゴールを記録しました。足を滑らせる芝や強風の中でも両チームの選手とも集中力を切らさずプレーを続ける中、日本が2点を追加。大勝した日本は、逆転優勝へ望みをつなぎました。大会最終日の4日(日)に、日本はオランダと対戦します。

なお、U-16アメリカ代表とU-16オランダ代表の試合は、3点を挙げたオランダが3-0で2連勝しました。

監督・選手コメント

廣山望 監督(U-16日本代表)
アメリカとの初戦で、ゴールに向かう迫力が出てきた終盤に得点した神代慶人選手や、試合終了時にピッチに立っていた選手たちに、「あの試合の続きだという気持ちで試合に入るように」と言いました。90分間そういう気持ちでやれたことには収穫があったと思います。ボールが行ったり来たりする展開になりましたが、そういう熱いゲームを戦うことも必要な経験です。PKセーブや田中玲音選手のゴールライン上でのクリアなど、流れを渡さない個人のファインプレーもあり、たくましさを感じました。最終戦の相手のオランダはシステマティックなプレーをしますが、結局は局面で相手を上回れるかどうかです。まずは個々が対面の選手を上回る出力を見せることを期待しています。

GK #12 小川煌 選手(サンフレッチェ広島ユース)
PKは得意ではないのですが、僕はリーチが長いので、跳んでも残した足である程度は中央へのボールでも止められるかなと思っていました。1点リードで、追い付かれると相手の流れになるという感覚がありました。チームを勢いに乗せたいと考えていたので、PKを止められて良かったです。相手に攻められないのが一番良いことなのですが、GKとして守備陣とのコミュニケーションを取りながら、慌てずプレーすることが大事だと思っています。失点しないようにどうやっていくかをチーム全体で共有し、チーム全体で守ることが自分のアピールにもつながると思っています。

DF #5 大川佑梧 選手(鹿島アントラーズユース)
ナイジェリアの選手のスピードや最後に足が伸びてくる感覚は、話には聞いていましたが、日本では感じられないものでした。全体的にうまく守れたのですが、1失点は悔しいし、もったいないと思います。僕はセンターバックなので、その1失点をするかしないかで、だいぶ評価が変わると思っています。最終戦で対戦するオランダは強いと思いますが、僕らも海外でフランスなどと試合をしてきました。そういう自信を持ちながら怯むことなく、チーム全員で良い試合をして勝てればと思います。

MF #7 濱﨑健斗 選手(ヴィッセル神戸U-18)
初戦で負けていたので、まずは勝つこと、その上で自分で点を決めることを意識しました。初戦では自分で前に出るアクションが少なかったので、悔しく感じていました。シュートも打てなかったので、今日は本当に決めたいと思っていました。得点の場面では、絶対にシュートを打って、こぼれても絶対に自分が触って、押し込んでやるという気持ちでした。最終戦も、日本代表選手だという責任感と危機感を持って、絶対に勝ちたいです。

大会期間:2023年5月31日(水)~6月4日(日)
参加チーム:日本・オランダ・アメリカ・ナイジェリア
会場:[全試合入場無料] 福島/Jヴィレッジスタジアム
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