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【Match Report】U-17日本代表が大会初となるアジア連覇。韓国に3-0で快勝飾る!

2023年07月03日

【Match Report】U-17日本代表が大会初となるアジア連覇。韓国に3-0で快勝飾る!

AFC U17アジアカップ タイ2023の決勝が7月2日(日)に開催され、パトゥムターニースタジアムでU-17日本代表はU-17韓国代表と対戦しました。

森山佳郎監督が「世界大会出場権を獲るだけでなく、この決勝まで余力を残して戦って優勝するイメージを持ってやってきた」と語るように、日本はこの決勝に一人の欠員も出すことなく、「全員が問題なく試合ができる状態に仕上がっている」コンディションで臨みました。

先発メンバーは準決勝から5名を入れ替えました。GKに後藤亘選手(FC東京U-18)、DFに小杉啓太選手(湘南ベルマーレU-18)、土屋櫂大選手(川崎フロンターレU-18)、本多康太郎選手(湘南ベルマーレU-18)、柴田翔太郎選手(川崎フロンターレU-18)が入り、中盤の中央に矢田龍之介選手(清水エスパルスユース)と中島洋太朗選手(サンフレッチェ広島ユース)、両サイドに吉永夢希選手(神村学園高)、佐藤龍之介選手(FC東京U-18)、そして前線には道脇豊選手(ロアッソ熊本)と名和田我空選手(神村学園高)が入りました。

森山佳郎監督が「アジアの頂上決戦でワクワクしている」と位置付けたこのファイナルには、現地在住の日韓両国ファンなどが多数詰め掛け、「これまでとはまるで違う雰囲気で気持ちが燃えた」と道脇選手が語ったように、日韓の選手が高いテンションでぶつかり合う勝負となりました。

試合は「序盤からすごく難しい試合になった」と小杉選手が振り返るように、双方が隙を見せずにタフに戦う展開となりました。38分にはこの試合最大のピンチもありましたが、GK後藤選手が相手選手との1対1を制するビッグセーブ。試合の流れを引き寄せます。

そして迎えた前半終了間際の44分に試合は動きました。道脇選手にファウルで止めた韓国DFコ・ジョンヒョン選手が2度目の警告を受けて退場。日本が数的優位に立ちます。さらにこのファウルで得たFKを名和田選手が直接決めて、先制に成功しました。

後半に入っても「リードしたことを意識し過ぎず、変わらず攻めようという話だった」(名和田選手)という日本が韓国を相手に次々とチャンスを作ります。そして66分には追加点。佐藤選手の縦パスを巧みに収めた交代出場のMF望月耕平選手(横浜F・マリノスユース)のラストパスを受けた名和田選手が「GKも冷静に見えていた」という言葉どおりの落ち着いたフィニッシュを決め、2-0とリードを広げました。

その後は韓国も粘り強い反撃を見せましたが、後藤選手が「出ている選手全員が本当に体を張って守ってくれていた」と振り返るように、相手の反撃を封殺することに成功。逆に後半アディショナルタイム、佐藤選手のパスを受けた道脇選手がダメ押しの3点目を沈め、試合を決めました。

3-0で試合は終了。「韓国は素晴らしいチームだったが、日本の選手たちが大きく成長したところを見せてくれた」と森山監督が語ったように、攻守両面で自分たちの強みを発揮した日本が大会連覇を達成しました。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
前日のトレーニングを終えた段階で「これならきっと勝てる」と思っていました。コンディションも良く、メンタル面でも準備はできていたと思います。優勝できた要因は、そうしたコンディションになるように選手たちがオフ・ザ・ピッチを含めて意識高く行動してくれ、スタッフがそれを献身的に支えてくれたことが何より大きかったと思います。コーチングスタッフやテクニカルスタッフも本当に良い仕事をしてくれていたので、私は彼らの言葉に耳を傾けるだけで良くて、何もすることがありませんでした。

GK #1 後藤亘 選手(FC東京U-18)
雨についてネガティブになっても仕方ないので、気にし過ぎないようにしていました。試合中どこかで相手の決定機は来ると思っていて、そこを止められるかどうかで試合が決まると思っていたので、止められたのは良かったです。GKグループのみんなは本当に良いチームだったと思います。自分が出ているときは常にポジティブな声を掛けてくれて本当に助けられました。ベストGK賞を取れたのも、DFのみんなが体を張って守ってくれたおかげです。

DF #3 小杉啓太 選手(湘南ベルマーレU-18)
本当に嬉しく思います。序盤は相手がしっかりやってくる中で苦戦しましたし、ビルドアップのミスからピンチも作ってしまいました。ただ、そういう耐える時間になったときも失点せずに耐えられたことが大きかったと思います。森山監督が常に言ってくださる「ゴール前では絶対にやられない」という姿勢は継続して出せていたと感じています。

FW #14 名和田我空 選手(神村学園高)
得点王は狙っていましたが、MVPは考えてもいませんでした。受賞できてうれしく思います。今日の試合はみんなの気持ちが入っていて戦う部分でも負けていなかったと感じています。得点の場面は落ち着いてプレーすることができました。準決勝ではFKを譲ることになって悔しかったので、自分も蹴れば絶対に決められるというところを見せられた良かったです。このチームの良さは本当に全員が体を張ってチームのために戦えるところだと思います。

YouTube(AFC):#AFCU17 - Final | Korea Republic 0 - 3 Japan
YouTube(AFC):#AFCU17 Japan is the New Champion!

AFC U17アジアカップ タイ2023

大会期間:2023年6月15日(木)~2023年7月2日(日)

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