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【Match Report】フットサル日本代表 親善大会初戦でブラジル代表に敗戦 Futsal Nations Cup(9/11-9/17@ブラジル)

2023年09月14日

【Match Report】フットサル日本代表 親善大会初戦でブラジル代表に敗戦 Futsal Nations Cup(9/11-9/17@ブラジル)

Futsal Nations Cup
2023年9月13日(水) キックオフ時間20:45(現地時間) 試合時間40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Arena Sorocaba(ブラジル/サンパウロ)

フットサル日本代表 0-2(前半0-0、後半0-2) フットサルブラジル代表

得点
23分 失点
35分 失点

スターティングメンバー
GK:黒本ギレルメ
FP:©オリベイラ・アルトゥール、吉川智貴、平田ネトアントニオマサノリ、逸見勝利ラファエル

サブメンバー
GK:田淵広史
FP:内村俊太、石田健太郎、金澤空、堤優太、清水和也、原田快、上村充哉、内田隼太

登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:伊藤圭汰、山中翔斗

マッチレポート

ブラジルサンパウロ州のソロカーバで開催されるFutsal Nations Cupの招待を受けてブラジル遠征を開始したフットサル日本代表はグループステージの初戦でブラジル代表と対戦しました。世界的な強豪を相手にしっかりとしたディフェンスから反撃を狙う日本代表でしたが、一瞬の隙をつかれて失点を重ね、惜しくも0-2で敗戦となりました。

各選手が所属するクラブのレギュラーシーズンが開幕してから初の代表活動となりましたが初戦の相手がブラジル代表に決まり、30時間の長距離移動と限られた時間の中で準備をして高いモチベーションで初戦に臨みました。フットサルブラジル代表の英雄であるファルカオ選手の所属したマグナスフットサルクラブのホームアリーナが今回の親善大会の会場となっており、フットサルの目が肥えたサポーターが自分たちの代表チームの勝利を後押ししようと超満員の会場で試合が開催されました。

木暮監督はスターティング5に黒本ギレルメ選手、オリベイラ・アルトゥール選手、吉川智貴選手、平田ネトアントニオマサノリ選手、逸見勝利ラファエル選手を選び、試合開始早々から強度の高い守備から相手にチャンスを作らせず、膠着状態が続きます。日本代表は短い時間の中でチームとしてのコンセプトやセットプレーから先制点を狙いに行きますが最後の精度を欠いてしまい、ゴールネットを揺らすことができません。時間の経過とともにホームの大声援を受けるブラジル代表が日本のゴールに再三迫りますが、GKとして出場していた黒本選手がスーパーセーブを連発してブラジルの猛攻を全て跳ね返し、チームはスコアレスドローで第1ピリオドを終えます。

強豪を相手にスコアレスドローで何とか耐えきり、第2ピリオドで先制点奪おうとする日本代表は木暮監督がセットごとに交代させながらブラジルの隙を狙ってシュートチャンスを作っていきます。ある程度日本の攻撃が効いているようにも見えていましたが、カウンターでPIVOの位置でボールを収めたピト選手が反転して振り抜いたシュートがゴールネットを突き刺し、先制点を取られてしまいます。待望のブラジル代表の先制点に駆けつけたサポーターの大歓声でアリーナが包まれます。互いの声もなかなか聞こえないような状況の中でも日本代表は同点ゴールを狙って猛攻を仕掛けます。久しぶりの代表招集となった内田隼太選手が持ち味のドリブルで縦への突破を図ると、清水和也選手が頂点の位置で体を張ってボールを収めてシュートを狙います。自陣の組み立てではハイプレスを仕掛けてくるブラジル代表に対して石田健太郎選手が小刻みのターンから何度も交わし相手をいなします。逸見選手のドリブル突破や平田選手の反転シュートなど再三ブラジルゴールに迫りますが、ネットを揺らせずにいると終了残り5分のタイミングでハーフライン手前の位置から斜めの浮き球のパスが左サイドをかけあがった相手選手に供給され、これを見事にコントロールして振り抜いたシュートがここまでゴールに立ちはだかってきた黒本選手の左手をかすめてサイドネットに突き刺さります。2点のリードを許した日本代表はその後も猛攻を仕掛けますが最後まで得点を奪うことができず、グループステージの初戦を0-2で終えました。

チームは翌日にトレーニングを実施して、9月15日のサウジアラビア戦にむけた準備を進めます。

監督・選手コメント

木暮賢一郎 監督
まずは日本代表チームとしてこの様な国際大会に出場できて嬉しく思います。
選手達はリーグ戦終了後に30時間の移動と1日の準備期間の中、本当に良く戦ってくれました。明日しっかりと準備をして、勝って準決勝に進みたいと思います。
日本とブラジルの友好関係において、本当に多くの方達が会場で応援してくれました。様々な背景の中での再会という素晴らしい光景に立ち会えたことは、チームにとっても大きなエネルギーとなっています。引き続き応援よろしくお願いします。

GK #2 黒本ギレルメ 選手(しながわシティ)
初戦でブラジルを相手に2-0で負けてしまいましたがチームとしては成長しているように見えました。素晴らしい雰囲気、家族の前でプレーができて本当に嬉しく思ってます。次の試合はしっかり勝って準決勝に進出できるように良い準備をしたいと思います。応援ありがとうございました。これからもよろしくお願いします

FP #4 石田健太郎 選手(バルドラール浦安)
今回も遠征を行えることを大変嬉しく感謝しています。
ブラジルのアリーナでブラジル代表と試合をあの歓声の中プレーできたことを個人としてもチームとしても必ず次に生かさないといけないと思います。日本代表は必ず勝たないといけないチームなので、次の試合に勝ってまずは準決勝に進みその先に行けるように頑張ります。

FP #5 オリベイラ・アルトゥール 選手(深圳南嶺鉄狼/中国)
今回はプレーをしていた僕たちだけでなく、試合を見てくれた方々にとっても良い試合になったと思います。自分たちの代表は世代交代をしている最中でこのような試合がすごく良い経験になると思います。個人的には8年ぶりにブラジルで家族も試合を観てくれて、特別な意味を持つ試合でした。
これから金曜日のサウジアラビア戦に向けて良い準備して、アダプトして全力で戦いたいと思います、応援ありがとうございました。

FP #14 内田隼太 選手(ペニスコラFS/スペイン)
素晴らしい雰囲気で試合ができたこと、駆けつけてくれた日本人の方、友人に感謝したいです。
ブラジル戦に0-2で敗戦しました。課題は多いですが、チームとしてポジティブな面も多かったと思います。この敗戦から学び、次戦は勝って、セミファイナルを戦えるようにチーム一丸となって頑張りたいと思います。サウジアラビア戦は、ブラジル戦とはまた違った試合展開になると思うので、そのための準備を進めたいと思います。

Futsal Nations Cup

大会期間:2023年9月11日(月)~9月17日(日)
会場:ブラジル/サンパウロ州ソロカーバ

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