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【Match Report】フットサル日本代表 パラグアイ代表との3位決定戦に敗れ、大会を4位で終える【Futsal Nations Cup(9/11-9/17@ブラジル)】
2023年09月18日
Futsal Nations Cup
2023年9月17日(日) キックオフ時間7:00(現地時間) 試合時間40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Arena Sorocaba(ブラジル/サンパウロ)
フットサル日本代表 3-7(前半2-4、後半1-3)フットサルパラグアイ代表
得点
1分 内田隼太(フットサル日本代表)
3分 失点
3分 清水和也(フットサル日本代表)
6分 失点
8分 失点
17分 失点
22分 失点
32分 清水和也(フットサル日本代表)
32分 失点
38分 失点
スターティングメンバー
GK:黒本ギレルメ
FP:石田健太郎、堤優太、清水和也、内田隼太
サブメンバー
GK:田淵広史
FP:吉川智貴、金澤空、平田ネトアントニオマサノリ、逸見勝利ラファエル、原田快、上村充哉、伊藤圭汰、山中翔斗
登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:オリベイラ・アルトゥール、内村俊太
マッチレポート
ブラジル・サンパウロ州のソロカーバで開催されているFutsal Nations Cupに出場しているフットサル日本代表は前日イラン代表との準決勝に敗れ、パラグアイ代表との3位決定戦に臨みました。開始早々から得点の奪い合いとなりますが、カウンター攻撃をことごとく成功させたパラグアイ代表に3-7で敗れ、大会を4位で幕を閉じました。前日の準決勝でイラン代表に敗れたフットサル日本代表は翌日に大会の3位決定戦に臨みました。対戦相手は、前回のワールドカップ・グループステージで敗戦を喫した因縁の相手ですが、チームは表彰台を目指して試合に臨みました。朝7時のキックオフという普段とは全く異なる環境での試合となった3位決定戦。会場到着後ロッカールームで木暮監督は選手たちに「どんな時間のキックオフだろうと対戦相手がどこであろうとベストを尽くすことができるのが日本人の強みであると思う。ウォーミングアップからしっかりと準備をして、今日必ず勝ってFIFAフットサルワールドカップ2024の予選となるAFCフットサルアジアカップ2024の一時予選に向けて良い流れで進もう」とチームを鼓舞してウォーミングアップを始めました。高橋健介コーチ、内山慶太郎GKコーチ、馬場源徳フィジカルコーチとともに30分間のウォーミングアップを終えて、ロッカールームに戻った選手たち、木暮監督は前日のイラン戦で得た手ごたえを改めて伝え、「日本代表の強みをしっかりと出して、パラグアイにしっかり勝利して日本に帰国しよう」と選手たちをピッチへ送り出しました。
第一ピリオド開始から、日本とパラグアイの点の取り合いから始まりました。先制点を奪ったのは日本代表でした。開始1分、コーナーキックのチャンスからボールを受けた内田隼太選手のシュートが直接ゴールに吸い込まれ幸先良く先制点を奪います。受け身になることなく追加点を重ねたい日本代表でしたか逆に2分にはパラグアイのカウンターから得点を許しわずか2分で振り出しに戻ります。失点直後、日本代表は勝ち越し点を奪うべく、フィールドの選手4人でパスを回しながら相手ゴールに迫ります。すると、中央の位置でボールを収めた清水和也選手のシュートがゴールネットを揺らし、スコアを2-1とします。4人組のセットを交代しながら相手ゴールに迫る日本代表でしたが、その3分後には相手ゴールキーパーがハーフラインまで持ち上がり、そこからそのまま払ったミドルシュートが日本ゴールネットを揺らし2-2の同点となります。反撃に出たい日本代表でしたが、直後に相手のカウンターから相手選手の技ありループで追加点を許し、開始10分を待たずに両チームで5ゴールが生まれる撃ち合いとなります。その後は、互いが相手の良さを潰し合う展開となり、スコアが動きませんが終了間際に失点を重ね2-4で前半を折り返します。ハーフタイムに木暮監督は改めて個人の質を高めること、そして日本代表選手としてピッチに立つことの責任感を持って、残りの20分を戦おうと檄を飛ばします。
第二ピリオド開始早々から同点を目指して追加点を奪いたい日本代表でしたが、その思いとは裏腹に前がかりとなったところでボールを奪われ、カウンターで再度得点を許します。スコアが3点差となり、相手に余裕が生まれると上手くパスを回されて守備に奔走する時間が長くなり、日本代表は攻撃のチャンスを作らせてもらえません。しかし、残り10分を切ったところで清水和也選手がゴール正面からミドルシュートを放ち待望の追加点を奪います。ここから同点を目指していきたい日本代表でしたが、その直後に失点を喫し、更に終了間際にも相手のデザインされた展開から追加点を奪われ最終スコア3-7で試合に敗れました。この結果、日本代表は6チームが参加した親善大会を4位で終えましたが、大会の閉会式ではグループステージ初戦でブラジル代表相手にビッグセーブを連発した黒本ギレルメ選手が大会ベストGKに選出されました。
フットサル日本代表は一度解散し、10月から始まるAFCフットサルアジアカップ2024一次予選に臨みます。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
まず選手たちは非常にタイトなスケジュール、30時間の移動後すぐに大会が始まるというスケジュールにもよく適応してくれたと思います。特にグループステージ第2戦のサウジアラビア代表との試合から3日連続で試合を戦うという今までにないような大変タフな日程ではありましたが、選手たちの貴重な経験になったと思います。結果としては1勝3敗という結果で大会を終える形となりましたが、内容としてはボールを保持しながら試合を進めるという取り組みでは今までにないような試合展開をピッチで体現できたと思います。次の課題としては良いフットサルをして終わるのではなく、良いフットサルをして勝利するという結果にこだわって、これから始まるワールドカップへの一次予選に臨みたいと思います。AFCフットサルアジアカップの一次予選の応援よろしくお願いします。
FP #9 平田ネトアントニオマサノリ 選手(インダストリアス サンタ コロマ/スペイン)
世界のトップレベルとの試合でやったらいけないミスや球際の部分での自分達の甘さがこの結果になってしまったと思います。すぐにアジア予選があるので自分たちのやるべきことは、はっきりしていると思うので予選を勝つためにも気持ちを入れ替えてクラブに戻ってそれぞれがいい準備をするしかないと思います。
FP #11 清水和也 選手(名古屋オーシャンズ)
今回のブラジル遠征は4位で大会を終えました。手応えを感じた部分はあるものの、満足いく結果を得ることはできませんでした。次のフェーズに進むためにも、個人の成長と積み上げが必要だと思います。ワールドカップ予選に向けてさらに進化し、我々の目標を達成するために日々やっていきます。
FP #15 伊藤圭汰 選手(ペスカドーラ町田)
約2年ぶりに代表チームの活動に参加することになりました。チームのコンセプトを早く理解し自分の良さを最大限に発揮することを目標にここまで取り組んできました。今日のパラグアイ戦は単純なマークミス、球際で負けるシーン、失点が多くありました。今日のような試合を二度としてはいけない。ワールドカップのアジア予選まで時間は限られているし難しい試合に勝つためにこの遠征で得たことをチームとしても個人としても改善していかなければなりません。強い責任と覚悟をもってクラブに帰ってからまた頑張ります。
FP #16 山中翔斗 選手(ペスカドーラ町田)
今回のブラジル遠征では世界トップレベルのフットサルを肌で感じることができ、自分がまだまだ未熟だと改めて知ることができました。ただ自分のストロングポイントを生かすこともでき自信がついた部分もあります。次の代表活動はワールドカップの予選が始まるのでまた選んでもらえるようにチームに戻って日々努力し続けたいと思います。
Futsal Nations Cup
大会期間:2023年9月11日(月)~9月17日(日)
会場:ブラジル/サンパウロ州ソロカーバ
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