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アルゼンチン女子代表戦へ向けなでしこジャパンが最終調整 

2023年09月23日

アルゼンチン女子代表戦へ向けなでしこジャパンが最終調整 

なでしこジャパン(日本女子代表)は9月22日(金)、アルゼンチン女子代表との国際親善試合を翌日に控え、北九州スタジアムで公式練習を行いました。トレーニングは冒頭の15分間のウォーミングアップが公開され、その後は約45分間、アルゼンチン女子代表戦を想定した戦術練習やセットプレーの確認を行いました。

練習後にスタジアムで行われた公式会見で、池田太監督は「ワールドカップで応援していただいた感謝の気持ちをプレーで表したい。来月にはパリオリンピック(第33回オリンピック競技大会(2024/パリ))のアジア2次予選が始まるので、チームとしてやれることを増やして積み上げられるような一戦にしたい」と、アルゼンチンとの試合が、パリオリンピックに向けた再スタートの試合になることを強調しました。

また、FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023で感じた課題について「相手のプレッシャーを個ではがす、個でボールを奪われない部分は成長が必要」と振り返り、「アジア2次予選を突破するために、一つでも多くの得点を奪って、常に主導権を握れるような戦いを目指す」と、パリオリンピックへの厳しい道のりを見据えて意気込みを語りました。

今回対戦するアルゼンチンはFIFAランキング31位(2023年8月25日発表時点)で、今夏のFIFA 女子ワールドカップにも出場しました。選手の多くは国内リーグでプレーしていますが、スペインやアメリカでプレーする選手もおり、日本戦に向けては新戦力も招集されています。

試合は9月23日(土)12:00キックオフ予定、テレビ朝日系列とABEMAで生中継されます。

監督・選手コメント

池田太 監督(なでしこジャパン)
パリオリンピックに向けた準備として、北九州市で試合ができることをうれしく思います。所属チームが変わった選手もいますし、WEリーグでは監督が交代するなど環境の変化もありましたが、なでしこジャパンとして集合したときにはチームでやるべきことが整理できていて、次の目標に向かってスムーズにスタートできました。アジア予選では各チームが日本の対策をしてくると思いますので、ピッチ上で対応していく力も大事になります。常にゲームの主導権を握って、アジア予選につなげていきたいです。

FP #3 南萌華 選手(ASローマ/イタリア)
オリンピック予選は本当に厳しい戦いになると思うので、自信を持って臨めるように、いろいろなことに前向きにトライしていきたいです。なでしこジャパンに入ってからオリンピック予選は経験していませんが、育成年代でもワールドカップよりアジア予選の方がきつかったという思い出があります。(熊谷)紗希さんからも声掛けがあると思いますし、チームとしても気を引き締めてアルゼンチン戦に臨みたいと思います。

FP #14 長谷川唯 選手(マンチェスター・シティ/イングランド)
アジア予選は、ワールドカップとはまた違った難しさがあります。アジアの相手の方が粘り強かったり、日本に特長が似たところもあったりして、やりにくい部分もあると思います。どのチームが相手でも難しい戦いになるので、アルゼンチン戦ではその緊張感をチーム全体がプラスに変えられるような戦いをしたいと思います。南米ならではのボールの持ち方や懐の深さ、タックルの深さもあると思うので、ヨーロッパとは違う相手の特長に対応していきたいです。

FP #22 宝田沙織 選手(リンシェーピングFC/スウェーデン)
ワールドカップではメンバーに入れなくて、自分がまだまだ足りないことを再確認できましたし、攻守両面で強さを出すために取り組んできました。アルゼンチン戦は後ろのポジションで出場する可能性があるので、まずは相手の好きにさせないように、潰しの起点になり、サイドバックならばオーバーラップをして攻撃の回数を増やしたいです。アジア予選に向けて積み上げながらチャレンジできる試合なので、いろいろなことにトライして課題を見つけられたらいいなと思います。

国際親善試合

2023年9月23日(土) 12:00 キックオフ vs アルゼンチン女子代表
会場:福岡/北九州スタジアム
大会情報はこちら

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