9月6日（日）
U-15日本代表は6日、長野県菅平高原で予選直前キャンプを開始しました。

「00JAPAN」ことU-15日本代表は、今月16日よりモンゴルで行われる香港、モンゴルとのAFC U-16選手権2016予選を突破し、さらに来年インドで開催される本大会を勝ち抜いて、FIFA U-17ワールドカップ2017の出場権を獲得することを目指しており、いよいよ来週予選が行われるモンゴルへ向かいます。

初日は高円宮杯U-15各地域リーグなど公式戦に出場した選手が多く、11名でトレーニングを開始しました。雨の為、体育館でボールを使用せずストレッチとランニング中心のトレーニングを行いました。夜には残り11名の選手が合流しました。

9月7日（月）
2日目の午前は、人工芝のグラウンドでトレーニングするグループと体育館でストレッチとランニング中心のトレーニングを行うグループと2つに分かれました。人工芝でトレーニングするグループは早速ボールを使って実践練習を開始しました。相手チームがゴール前に引いた状況でどのように崩すかを意識して、GKを入れて3対2やハーフコートでの5対4など攻撃面での動きを主に確認しながらトレーニングしました。

2日目午後は、高地であるモンゴルを想定して、選手たちは先月実施した千葉トレーニングキャンプ同様、ハートレートモニター（心拍計）を使用して脈拍を測り、自らのコンディションを確認するトレーニングから開始しました。高地の為、多少息が上がる選手もいましたが、その後の3対2でのゴール前での攻防を意識するトレーニングでは、素晴らしいゴールや動きをした選手には声を掛け合い、動き方に改善する必要がある場合はスタッフが丁寧に1人1人指導する姿が印象的でした。最後に実施したハーフコートでの8対8では、随所で激しい攻防が繰り返され、皆が集中して体を張り1点を競い合い非常に良い雰囲気で練習は終了しました。

夜には作田龍太郎選手が1日遅れで合流し、これで23名全員が揃いました。ミーティングでは森山佳郎監督からAFC U-16選手権2016予選に望む「00JAPAN」のチームコンセプトや意識を改めて確認し、片桐央視テクニカルスタッフから先月実施した千葉トレーニングキャンプの映像を振り返り、この日の活動を締めくくりました。

*「00JAPAN」：2000年以降に生まれたメンバーで構成されたU-15日本代表チームの呼称

選手コメント

FW　山田寛人 選手（セレッソ大阪U-18）
本日のトレーニングではまだ全員揃っていない中、少ない人数でも皆が集中して非常に良い雰囲気のトレーニングでした。個人としては小さなミスが目立ったので明日は積極的にプレーしつつもミスを減らしたいです。この遠征では前線でボールを待つだけでなく、相手MFの間までボールをもらいにいき、周りとの連携や自分からの仕掛けを磨きシュートまで持ち込む形を身につけたいです。（菅平では）モンゴルに近い気候でトレーニングできているので、早く環境に慣れてしっかり準備していきたいと思います。

DF　野末学 選手（JFAアカデミー福島U15）
前回の千葉トレーニングキャンプでは早いプレッシャーの中でどこまで落ち着いてプレーできるかを課題としました。そしてトレーニングを積み重ねる中で、ボールを受ける前の準備や体の向きの工夫で課題は少しずつ改善してきています。今回の遠征ではサイド攻撃からのマークの付き方が課題です。常に声を掛け合いマークを確認するなど簡単なことからトライしていきたいと思います。本日のトレーニングでは攻守においていかにアイディアの数を増やすことが大事か分かりました。U-15日本代表として重みを感じながら、日々トレーニングを重ねていきたいと思います。

FW　三国ケネディエブス 選手（青森山田中学校）
久々に日本代表選手に選ばれて嬉しく思います。本日のトレーニングでは動き出しに課題を感じました。トラップでのボールの置き場所や、パスを出した後の動きなど、スタッフやチームメートから多くを学びました。明日のトレーニングではポストプレーする際に、簡単にワンタッチでパスするのではなく、一度キープしたり、上手くターンして前を向くなど本日の課題を修正していきたいです。またチームの為に、常に全力で守備し、FWとして1点でも多く得点できるよう準備していきたいです。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。