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U-15日本代表 フランス遠征 親善試合 vs Paris F.C U-16
2015年11月02日
親善試合 vs Paris F.C U-16
2015年11月1日(日)キックオフ 9:30 試合時間 70分(35分×2本)
Dejerine stadium(フランス/パリ郊外)
U-15日本代表 4-1(前半3-0、1-1)Paris F.C U-16
得点
8分 宮代大聖(U-15日本代表)
27分 鈴木冬一(U-15日本代表)
31分 鈴木冬一(U-15日本代表)
42分 失点(Paris F.C U-16)
65分 桂陸人(U-15日本代表)
前半
GK:大内一生
DF:菊地健太、瀬古歩夢、小林友希、桂陸人
MF:菅原由勢、上月壮一郎、鈴木冬一、久保建英
FW:山田寛人、宮代大聖
後半
GK:大内一生
DF:菊地健太、瀬古歩夢、小林友希、桂陸人
MF:菅原由勢、上月壮一郎、鈴木冬一、久保建英
FW:山田寛人、宮代大聖
サブメンバー
GK:谷晃生
DF:岩井龍翔司、野末学
MF:喜田陽、福岡慎平
FW:棚橋尭士、中村敬斗
交代
47分 宮代大聖 → 中村敬斗
51分 鈴木冬一 → 福岡慎平
51分 菊地健太 → 岩井龍翔司
65分 山田寛人 → 鈴木冬一
マッチレポート
バル・ド・マルヌU-16国際親善トーナメント2015を2位で終了した「00ジャパン」は11月1日、地元のParis F.C U-16と35分ハーフの親善試合を行いました。
試合前のミーティングで森山佳郎監督から「来年のAFCU-16選手権2016インド本大会は4戦目が一番重要な試合。体力的に厳しい中でどこまで皆がプレーできるか見てみたい。この遠征で学んだことを最大限発揮すること。」と語りかけました。
日本は試合序盤スピードと攻守の切り替えの早い相手に苦戦しますが、連戦の疲れを感じないほど冷静に対応し、徐々に相手を上回る攻守の切り替えと連動で圧倒していきます。8分、素早いパス交換からMF上月壮一郎選手のスルーパスに抜け出たFW宮代大聖選手がGKとの1対1を冷静に決め先制点をあげます。さらに27分には前線に入ったボールを宮代大聖選手がキープして引きつけてスルーパスしたところを、MF鈴木冬一選手が1人抜いてゴール左隅に決め、2点目をあげます。さらに31分、1点目と同様、中央でのパス交換からMF久保建英選手のスルーパスを鈴木冬一選手が流し込み3点目を取り、前半を3-0で終了します。
前半の良い流れを後半も持ち込みたい日本ですが、後半は序盤から疲れが出てきたのかパスミスが目立ち、相手にリズムを掴まれます。42分には相手に豪快にロングシュートを決められ2点差に詰め寄られます。それでも日本は体力的に厳しい中でもDF菅原由勢選手中心に守備陣が体を張って守り、攻撃面では途中出場したFW中村敬斗選手が次々とチャンスを作り出します。48分、52分、56分と立て続けに決定機を迎えますが、ゴールポストや相手GKのファインセーブに防がれてしまいます。65分にDF桂陸人選手のクロスがそのままゴールに入り4点目を奪います。さらに攻め続ける日本は66分に桂陸人選手が相手ペナルティエリア奥深くまで入り込みクロスを上げると中村敬斗選手のシュートはポストに弾かれますが、そのこぼれ球をFW山田寛人選手がシュート。しかし惜しくもこれはオフサイドの判定。その後もキャプテンを務めたMF瀬古歩夢選手や途中出場のMF福岡慎平選手が粘り強く守り試合は4-1で終了します。
強豪国に相手に「00ジャパン」はこの遠征を3勝1敗で終了しました。チームや個々の課題は今後改善が必要ですが、AFCU-16選手権2016インド本大会に向けて充実した遠征となりました。次回の「00ジャパン」の活動は12月に熊本県でのトレーニングキャンプを予定しています。
*「00ジャパン」:2000年以降に生まれたメンバーで構成されたU-15日本代表チームの呼称
選手コメント
DF #7 菅原由勢 選手(名古屋グランパスU15)
大会は非常に悔しい気持ちで終了しましたが、皆で気持ち切り替えて試合に臨みました。チームとして何度か良い形は作れたと思います。後半は全体的に少し疲れて、1つ1つのプレーの質や距離感が悪くなり、課題だと感じました。個人としてもポジショニングやフィジカル面に勝る相手に対しての体の入れ方は今後改善したいです。この経験をチームに伝え、今回遠征で感じた課題を克服できるよう日々努力し、長所をもっと伸ばしたいと思います。どんな時も常に100%でプレーできるようメンタル面も鍛えていきたいと思います。
MF #4 上月壮一郎 選手(京都サンガF.C.U-15)
初招集でしたが、皆のサポートも優しくチームの一員として早く馴染めて良かったです。今日の試合ではパスを受ける際に体の向きを意識してゴールに向かうプレーに挑戦しました。その結果、アシストや積極的にシュートを打つことができました。パスを後ろに下げるのではなくドリブルで仕掛けるなど自分の長所も何回か発揮できました。ただ、攻撃のバリエーションやパスの質が低かったり、運動量はまだまだ足りないと自覚しました。対戦した相手の選手はオンとオフの分け方が上手く勉強になりました。この遠征を通して自分に自信を持って何事もチャレンジするメンタルを学びました。チームに戻り、「個」を磨いて、普段の何倍も努力して、またこのチームに戻って来たいと思います。
DF #15 菊地健太 選手(JFAアカデミー福島U15)
本日の試合は不完全燃焼となりました。守備陣同士の声での連携で上手く引き渡しができず、何度も相手にスピードで背後を取られてしまいました。コミュニケーション力と、危険を察知する予測力を磨く必要があると感じました。また、この遠征で改めてメンタル力を鍛える必要があると認識しました。メンタル力がある選手ほど大舞台で、普段のプレーがいつも通りできると、強豪国とプレーすることで学ぶことができました。この経験を活かし、チームで基礎から日々トレーニングしたいと思います。
スケジュール
バル・ド・マルヌ U-16国際親善トーナメント | ||
---|---|---|
10月27日(火) | 4-3 | vs U-15イングランド代表 (Stade Marcel Laveau) |
10月28日(水) | AM/PM | トレーニング |
10月29日(木) | 3-2 | vs U-15フランス代表 (Complexe Sportif Philippe De Dieuleveut) |
10月30日(金) | AM/PM | トレーニング |
10月31日(土) | 0-3 | vs U-15オランダ代表 (Complexe Sportif Leo Lgrange) |
11月1日(日) | 4-1 | 練習試合 vs Paris F.C (Dejerine stadium) |
11月2日(月) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
バル・ド・マルヌ U-16国際トーナメント
イングランド、オランダ、日本、フランスの4ヵ国の参加で、総当たりによる対戦で行われる。