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U-15日本代表候補 Jヴィレッジでトレーニングキャンプを実施
2021年09月29日
U-15日本代表候補は9月26日(日)から福島県のJヴィレッジでトレーニングキャンプを行っています。
今年4月に立ち上がったU-15日本代表は、来年行われるAFC U-16選手権予選(FIFA U-17ワールドカップへの出場権をかけたアジア1次予選)に向け、5回目となる活動を行っています。
オープニングミーティングでは、キャンプに先立ち、廣山望監督から、改めてチームの目指すべき目標やコンセプトが伝えられました。また5回目の活動という事で、個人としてのアピールだけではなく、各選手にリーダシップを発揮し、チームを引っ張る気持ちを見せてほしいと伝えられました。5日間の活動のうち、3日目と5日目にトレーニングマッチを組んでいることもあり、初日と2日目は試合を想定して、攻守の連係や状況判断、セットプレーの練習を行いました。
9月28日(火)は鹿島アントラーズユース(高校2年生チーム)とトレーニングマッチを行いました。鹿島アントラーズユースとは5月のトレーニングキャンプでも試合を行い、力の差を見せつけられ敗れています。選手たちはこの4ヶ月の成長を示したいと、35分×3本の試合に臨みます。
試合は序盤から鹿島の連動した攻撃を止めることができずチャンスを作られると、7分にはサイド攻撃からゴール前で押し込まれて失点します。なかなか良い形を作れず試合は進みますが、山本将太選手(ジュビロ磐田U-15)のパスに磯崎麻玖選手(大宮アルディージャU-15)が抜け出した所で相手DFと交錯しPKを獲得。自らPKを決めて同点に追いつきます。また得点をきっかけに、トレーニングでも確認した連動したプレスがかかりはじめ、中盤でボールが奪うシーンが増えてきます。その流れのまま逆転したい日本代表チームでしたが、コーナーキックから失点すると、その後もロングボールで相手に抜け出されて失点。1-3とされてしまいます。
終盤には、市村健(柏レイソルA.A.TOR’82)のスルーパスに磯崎選手が抜け出すと、GKとの1対1を冷静に流し込んで2点目を決めます。1点差と迫りますが、そのまま試合は終了。2-3で悔しい敗戦となりました。
キャンプは残り2日。鹿島アントラーズユース戦の課題を整理し、最終日の仙台育英高戦に臨みます。
選手コメント
DF 田所莉旺 選手(川崎フロンターレU-15)
今回の試合で感じたのは、まだまだ自分達には日本代表というプライドが足りないと言う事を強く感じました。
これまでの対外試合の成績が4戦1勝3敗。日本代表がこんなに負ける事はあってはいけないと思います。
今日の試合も1度は同点に追いついたものの、相手の底力に押し負けてしまいました。
ですが、そういった展開でも勝ちに持っていかなければ、日本代表で戦う資格はないと思いますし、日本代表として常に勝つ、勝ち続けないといけないと思います。
また中1日で最終日に試合があるので、次こそ必ず勝利をする。それだけを頭において、日本代表の自覚を持って、戦います。
この合宿を行えた事は本当に沢山の方の協力があっての事です。本当にありがとうございます。
感謝の気持ちを結果で返せるように、全員で頑張ります。
MF 杉浦駿吾 選手(名古屋グランパスU-15)
今回のU-15日本代表候補トレーニングキャンプでゴール前の常識を変えるということを監督が言っていた事が僕は1番印象に残っています。この言葉を聞く前はシュート1本の重み、ゴール前の守備の価値をあまり重要視していませんでしたが、この言葉を聞いてからものすごく意識するようになりより一層こだわるようになりました。
他にも攻守において関われるポジションを取り続けるなど、考えてサッカーをすることも意識するになりました。その中でも自分の強みを出せる選手になるために、ものすごい努力をしないと上のステージに行けないということも伝えてもらったのでこれからが勝負だと改めて感じました。伝えてもらったこと、感じたことを大事にしてまた成長していきます。
FW 木吹翔太 選手(JFAアカデミー福島U-15WEST)
コロナウイルスにより開催が難しい中でしたが、今回のU-15日本代表候補の合宿に呼んでいただき大変嬉しくおもいます。このキャンプで廣山監督やコーチなどからの素晴らしい指導や沢山の刺激をもらうことができました。
鹿島アントラーズユースとの試合では武器のロングシュートを発揮できずに無得点で終わってしまいました。試合の中でも相手のプレッシャーが激しかったり、上の学年の選手とやっても負けない技術や身体を作りたいと改めて強く感じることができました。
あと残り2日間キャンプがあります。仙台育英高校との試合もあるので、勝つためにFWなので、なんとしても得点を取ったり攻守に関わり個人としての爪痕を残し、チームに貢献できるように頑張ります。
この合宿で学んだことをチームに持ち帰りさらに成長したいです。