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U-16日本代表候補、横浜F・マリノスユースとのトレーニングマッチでキャンプを締めくくる
2020年12月14日
U-16日本代表候補はトレーニングキャンプ最終日の12月13日、横浜F・マリノスユースとトレーニングマッチを行いました。
前々日の流通経済大学とのトレーニングマッチでは一定の手応えは掴んだものの、守備のポジショニングやビルドアップなど細かい課題も見つかりました。トレーニングマッチ翌日には映像を見ながら試合を振り返り、選手同士が積極的に意見交換をしてこの日のトレーニングマッチに臨みました。
試合は横浜F・マリノスユースのプレッシャーに日本は自陣でのミスからボールを奪われ、マリノスが序盤から何度もチャンスを作ります。U-16日本代表も所属チームとの対戦に燃えるDF島田春人選手が右サイドでフリーになり決定機を迎えますが、シュートは惜しくも枠を外れます。その後もマリノスにコーナーキックからゴール前で合わせられますが、GK宮本流維選手の好セーブで難を逃れると、日本代表もFW内野航太郎選手がヘディングシュートを放ち、直後にも内野選手が裏に抜け出して決定機を迎えますがシュートはポストに直撃。両チームとも決定機が訪れるものの、チャンスを活かすことができません。前半終了間際にU-16日本代表が自陣でのパスミスから不用意にボールを失い、マリノスが先制。マリノスのリードで前半を終えます。
後半、U-16日本代表はメンバーを大幅に入れ替えます。78分、サイドチェンジから左サイドバックの入江羚介選手に展開すると、ワンタッチで中のMF北野颯太選手にボールがつながりチャンスを迎えます。北野選手のシュートはブロックされるものの、こぼれ球をFW後藤啓介選手が決めて同点に追いつくと、85分には相手DFのバックパスを狙っていたFW前澤拓城選手がボールを奪取し、そのまま得点を決め、2-1とリードします。しかし、試合終了間際にマリノスに1点を奪われ、試合は同点に。90分の戦いの後にPK戦を行い、PK戦は5-4でU-16日本代表が勝利しました。U-16日本代表はチームの持ち味である早い攻撃など手応えを感じる一方で、前半終了間際と試合終了間際での失点など、試合運びの面でも課題が残る試合となりました。
AFC U-16選手権まで残り数ヶ月となり、いよいよ大会を見据えたチーム作りの段階に入りました。選手たちも代表メンバー入りに向けてアピールする姿が見られた今回のキャンプ。多くの選手が年末年始には全国高校サッカー選手権や日本クラブユースサッカー選手権などの大会を控え、所属チームでのさらなる成長が期待されます。
監督・選手コメント
森山佳郎 監督
来年上旬のAFC U-16アジア選手権(FIFA U-17ワールドカップに向けた最終予選)に向け、選手・スタッフの緊張感が高まってきましたが、新型コロナの第3波が日本に暗い影を落とす中、たくさんの方々のご理解ご尽力のおかげで今回も高円宮記念JFA夢フィールドでキャンプを行うことが出来ました。
今回のショートキャンプでは、攻守の確認トレーニング1回、セットプレーやポジション別トレーニング1回、流通経済大学さん、横浜F・マリノスユースさんとのトレーニングマッチ、試合の中日には筋力トレーニングと5つのセッションを行うことが出来ました。
前回11月のキャンプ以降、招集選手も大きく変えてきましたが、前線や中盤での予測判断を伴った連動守備の部分では手ごたえをつかんできている一方、攻撃面(ビルドアップ部分)での物足りなさや連携不足が露呈し、本戦に向けてまだまだ不安が大きいですが、選手それぞれこれから行われる全日本クラブユース選手権や全国高校サッカー選手権大会、Rookie Leagueなど所属チームの中心となって戦い、勝利に大きく貢献すると同時に自分の課題を克服するチャレンジを強烈に推し進めて欲しいと思っています。
この度はコロナ禍の厳しい状況にもかかわらず、また全国大会前の大切な時期にも関わらず、大切な選手を派遣して頂いた所属クラブのスタッフの皆様、学校の先生方、保護者の皆様方にはこの場をお借りして心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
DF 入江羚介 選手(帝京高)
今回4日間のトレーニングキャンプを通じて、日本のトップレベルの場でいい経験をさせてもらうことができました。
このキャンプで通用したものは自信に変わったと思いますし、またその一方で通用しない部分足りない部分が明確にわかり課題として持ち帰ることが出来ました。特にフィジカル面、そして細かいポジショニング面が課題だと痛感しました。この経験をいかしてチームでの練習も1つ1つ細かいことを意識してレベルアップしていきたいと思います。
MF 下田英祐 選手(鹿島アントラーズユース)
新型コロナウイルス検査やホテル内での感染対策など代表合宿の実施にあたり協力してくれているたくさんの人に感謝しながらプレーしないといけないと改めて感じました。
この合宿は他の選手からいい刺激を受けるのと同時に、たくさん課題も見つかる合宿になったと思います。
特にボールを受ける位置、パスコースに入るタイミングなど、細かいことがまだまだ足りないなと思ったので、自チームでの練習から細かい部分までこだわって努力していきたいと思います。
MF 久永瑠音 選手(JFAアカデミー福島U18)
今回、自分の特徴である球際の勝負で違いを見せるという目標を持ちトレーニングキャンプに臨みました。トレーニングマッチでは球際でボールを奪い、チャンスにつなげることができました。しかし、課題も多く見つかりました。その中でも明確になった課題はボールへの関わりです。もっと予測して見て考えてポジションをとらなければボールに関われず、チーム全体としてボールを保持する時間が少なくなってしまうことを感じました。次のキャンプ、アジア最終予選(AFC U-16選手権)、FIFAワールドカップに出場できるように自チームに帰って課題に対して本気で取り組み、次代表に呼んでもらえたときにはその課題が自分の長所になっているように練習から意識を高く持ち取り組んでいきます。また、今回のキャンプでもそうですが、コロナ禍の中、サッカーができているのは当たり前のことではなく、たくさんの人のサポートがあってのことなので、感謝の気持ちを忘れずに生活していきます。
スケジュール
12月10日(木) | AM/PM | トレーニング |
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12月11日(金) | PM | トレーニング |
12月12日(土) | AM | トレーニング |
12月13日(日) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。
今後のスケジュール
AFC U-16選手権バーレーン2020(※2021年初旬に開催延期)