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ニュース

SAMURAI BLUE、2023年3月始動、なでしこジャパン7月にFIFA女子ワールドカップへ

2022年12月24日

SAMURAI BLUE、2023年3月始動、なでしこジャパン7月にFIFA女子ワールドカップへ

※SAMURAI BLUE(日本代表)が2023年3月に東京/国立競技場で行うキリンチャレンジカップ2023、および10月に新潟/デンカビッグスワンスタジアムで行う国際親善試合の開催日程が変更することが決定しました。詳細はこちら(2023年1月18日追記)

日本サッカー協会は12月23日(金)、各カテゴリーの日本代表が2023年に臨む年間スケジュールを発表。今回のFIFAワールドカップカタール2022でベスト16入りしたSAMURAI BLUE(日本代表)は3月に始動し、来年7月に開幕するFIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023に臨む、なでしこジャパン(日本女子代表)は2月の国際大会から活動を始めます。

今月18日に閉幕したカタール大会で2大会連続の16強入りを遂げたSAMURAI BLUEですが、次へ向けた活動再開が3月のキリンチャレンジカップ2023に決まりました。

11月に始まるFIFAワールドカップ2026アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027予選を含めて、年間で10試合を戦う予定です。

3月は23日(木)に東京の国立競技場、28日(火)に大阪のヨドコウ桜スタジアム、6月にも15日(木)に愛知県の豊田スタジアム、20日(火)には大阪のパナソニック スタジアム 吹田にて開催されるキリンチャレンジカップ2023で4試合を行います。

9月には海外での2試合を予定。10月には12日(木)と17日(火)にそれぞれ新潟のデンカビッグスワンスタジアムと兵庫のノエビアスタジアム神戸にて国際親善試合2試合を計画しています。

そして、11月は2026年にカナダ、アメリカ、メキシコで共催されるFIFAワールドカップへ向けたアジアの戦いがスタートです。同16日(木)に大阪の吹田で迎える初戦を皮切りに、21日(火)にはアウェイ戦に臨みます。なお、各対戦相手と遠征先は決定次第発表となります。

また、12月にはトレーニングキャンプを予定。会見に出席した反町康治技術委員長によれば、2024年1月に開催の可能性があるAFCアジアカップへ向けた準備期間となります。

反町委員長は「アジアカップの日程次第では年をまたいだキャンプになる可能性がある」と話し、決定が待たれている日本代表監督についても「なるべく早い段階で発表したい」と説明しました。

また、対戦相手については、「FIFAランクで20位になった。なるべく強い相手と試合をすることで成果と課題を得られる。ランク上のチームと試合できるようにマッチメイクしたい」と話し、国内での試合が増えたことについても、「今回のワールドカップでの応援への感謝の気持ちも込めて、この熱量を増大させて国内で活動したいという気持ちが強い」と語りました。

一方、SAMURAI BLUEの成果に刺激を受けたと話すのは、佐々木則夫女子委員長です。「強化をしっかりして、男子に負けじと、女子からもパワーを送りたい」と女子のワールドカップイヤーへ向けて、意気込みを示しています。

7月20日(木)に始まるFIFA 女子ワールドカップへ向けて、年明け2月から準備をスタート。2月16日(木)から22日(水)までアメリカで行われるSheBelieves Cupに参戦して、ブラジル、アメリカ、カナダと対戦。4月には海外遠征2試合を実施。7月14日(金)には宮城県のユアテックスタジアム仙台にて、ワールドカップ前最後の国際試合となるMS&ADカップ2023を予定しています。

7月から8月のワールドカップ後も、来年のなでしこジャパンは主要大会が目白押しです。

9月23日(土・祝)に福岡県の北九州スタジアムにて国際親善を行い、同23日(土)から10月8日(日)に中国で行われる第19回アジア競技大会に参戦。そして、10月23日(月)からは2024年のパリオリンピックへ向けたアジア2次予選(場所未定)が始まります。多忙な1年の締めくくりは11月27日(月)から12月7日(木)の海外遠征となる予定です。

佐々木委員長は、「9月のアジア競技大会は、オリンピック予選を戦うチームとは異なるメンバーで編成しながらも、アジア大会で優勝を狙いたい」と話し、新たなチームを編成して選手層の拡大を狙いたい意向を示しました。

女子のアンダーカテゴリーもU-19代表チームが5月にフランスで国際大会に参戦し、U-16代表チームが4月にフランスのモンテギュー国際大会に出場するなど、強化予定です。

男子U-22代表は9月にオリンピック予選

2024年のパリオリンピックを目指した予選に臨むのは、男子のU-22日本代表も同様です。

U-22日本代表は9月4日(月)から12日(火)までAFC U-23アジアカップカタール2024予選を戦いますが、これがオリンピック予選を兼ねています。

そこへ向けてチームは3月20日(月)からの海外遠征で2023年の活動を始動し、6月にも海外遠征を予定しており、その間の4月には国内でトレーニングキャンプを行ってチーム強化を図ります。

9月の予選の後には9月23日(土・祝)から10月8日(日)まで、中国で第19回アジア競技大会が予定されており、10月9日(月)からは同年中3度目となる海外遠征を実施。さらに、11月18日(土)には国内初となる国際親善試合を静岡県のIAIスタジアム日本平にて行う予定です。12月には国内でトレーニングキャンプを予定しています。

このほか、U-20日本代表とU-17日本代表はそれぞれFIFA ワールドカップに臨む年になります。U-20代表は5月20日(土)開幕のFIFA U-20ワールドカップインドネシア2023に、U-17代表は11月10日(金)に始まるFIFA U-17ワールドカップペルー2023に臨みます。

どちらのチームも来年はアジアカップへの参戦も予定しており、1年で2回の主要大会に臨むことになります。U-20日本代表は3月1日(水)からAFC U20アジアカップウズベキスタン2023、U-17日本代表は5月3日(水・祝)に開幕予定のAFC U17アジアカップ2023(場所未定)に臨みます。

フットサルは来年後半に2つの主要イベントを控えています。一つは9月25日(月)から10月11日(水)まで行われるAFCフットサルアジアカップ2024 1次予選(場所未定)で、11月13日(月)からはタイで開催されるアジアインドア&マーシャルアーツゲームズに参戦します。

ビーチサッカーも3月16日(木)からAFCビーチサッカーアジアカップタイ2023、8月2日(水)からはインドネシアで第2回ANOCワールドビーチゲームズに出場。下半期にもUAEでのインターコンチネンタルビーチサッカーカップ2023や、FIFA ビーチサッカーワールドカップUAE 2023を控えています。

また、e日本代表は6月~7月に予定されているFIFA eネーションズカップが2023年のメインターゲットとなり、そこへ向けて1月からほぼ毎月のように試合が予定されています。

なお、各試合の対戦相手や遠征先などの詳細は決定次第発表となります。

2023年日本代表年間スケジュール(2022/12/23現在)

コメント

反町康治 JFA技術委員長
ワールドカップも終わって次のフェーズへ向けて取り組んでいかなければなりません。今回のワールドカップでは残念ながら新しい景色を見るところまで行けませんでしたが、大会優勝経験のあるドイツとスペインとの逆転勝利は日本の宝になります。これに胡坐をかくことなく、より努力していきたい。ワールドカップは笑顔もあれば涙もある大会となりましたが、今後は笑顔をもっと増やせるように精進したいと思います。みなさまのご支援にお礼を申し上げます。ありがとうございました。日本のFIFAランクは20位になりました。なるべく強い相手と試合をすることで成果と課題を得られます。ランク上のチームと試合をできるようにマッチメイクしたいと考えています。アジア競技大会の時期はインターナショナルウィーク外なので、その前の海外遠征とはリンクしない選手を考えています。この世代は1年でぐっと伸びます。できる限りベストのメンバーを選んで臨み、メダルにつなげたい。それがオリンピック代表とSAMURAI BLUEにつながると考えています。

佐々木則夫 JFA女子委員長
SAMURAI BLUEがワールドカップで元気と勇気と感動を与えましたが、なでしこジャパンには来年、ニュージーランドとオーストラリアで行われるワールドカップがあります。男子に負けじと、女子からもパワーを送りたい。なでしこジャパンの来年の予定は非常に重要です。身を引き締めて活動したい。ワールドカップ後にはパリオリンピックの予選があるので、切り替えてしっかりと予選を勝ち抜くことにシフトチェンジします。11月、12月などスケジュール的には厳しいところがありますが、WEリーグとコミュニケーションをとって、インターナショナルウィークを活用してチーム強化を図りたいと考えています。今回の男子のワールドカップは、SAMURAI BLUEの戦い方をはじめ、なでしこジャパンのスタッフにも勉強になり参考になったと感じています。我々はベスト4に入ることから逆算して活動します。2月のカップ戦では非常に良い相手と対戦できるので、そこでいかにしっかり勝ち点をとるか。トーナメントのイメージをしっかり持って大会に入りたいと考えています。男子がつくったサッカーの大きな熱を我々からも伝いたいと思います。

北澤豪 JFAフットサル委員長
フットサルの2023年のターゲットは9月のAFCアジアカップ地区予選とそのあとのアジアインドアゲームズです。国際親善試合や海外遠征も予定していて、経験を積み、新しい選手を使いながら選手層を広げる方針でやっていきたいと思います。今年はアジアカップで優勝できました。代表未経験者11人を含めた世代の融合という編成で、ようやく幅の広い世代を生かしたチーム作りができています。2024年のワールドカップでのベスト8を目指しながら、来年もやっていきたい。また、U-19代表はコロナ禍でアジア予選が未定になっていることもあり、活動は少ない状況ですが、アイデアを絞って活動したい。ここから毎年フル代表に選手が入っているので、36年のワールドカップ優勝を目指して、幅広くインストラクターなどを活用しながら強化を図りたいと思います。

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