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【Match Report】U-16日本代表 第50回モンテギュー国際大会 決勝 vs U-16イングランド代表
2023年04月11日
準決勝で地元U-16フランス代表を撃破したU-16日本代表は4月10日(月)、2004年以来の優勝を目指して決勝でU-16イングランド代表と対戦。決勝の会場も準決勝同様のメインスタジアムであるMontaiguで行われ、今回も8,000人を超える大観衆の中、17:45に日本代表のキックオフで試合が開始されました。
試合は前半、準決勝のフランス代表と同じくイングランド代表もサイドを起点に攻撃をしかけてきて、さらに前線の選手に縦パスを入れた後にワンタッチで他の選手が受けて、複数の選手がボールに絡み日本代表陣内に攻め込んできます。しかし、日本代表も丁寧にボールを動かしてサイド攻撃をしたり、縦パスをイングランド代表守備陣の背後にシンプルに入れて関口航汰選手(清水エスパルスユース)がシュートまでの形を作るなど、試合展開に合わせた攻撃をしてイングランド代表が嫌がるようなプレーをするものの、前半は互いに得点が決まらず無得点で後半に入ります。日本代表は後半開始から山口豪太選手(昌平高)と長璃喜選手(昌平高)を投入し得点を奪いに行くと、イングランド代表陣内でボールを動かす時間が増え、45分には山口選手、57分には関口選手、そして60分には長選手がペナルティエリア内でシュートを放ちますが、イングランド代表のゴールキーパーの好セーブに阻まれ得点が奪えません。イングランド代表も70分過ぎに立て続けに得点チャンスを迎えますが、この日も、GKの荒木琉偉選手(ガンバ大阪ユース)、江口拓真選手(ヴィッセル神戸U-18)、黒木雄也選手(サガン鳥栖U-18)、大川佑梧選手(鹿島アントラーズユース)、佃颯太選手(横浜FCユース)の守備陣が体を張ったプレーで相手の勢いを食い止め、さらに長田叶羽選手(ガンバ大阪ユース)、川崎幹大選手(北海道コンサドーレ札幌U-18)のボランチが危険なエリアにボールが運ばれないようにピッチ内を走り続けピンチを防ぎます。試合は0-0で終わり、80分間では決着がつかずPK戦で勝敗を決めることになります。
PK戦前にベンチで今一度円陣を組み、廣山望監督は『自信のある選手が蹴ってこい』と伝えると、選手たちは自分たちで話し合い、蹴る順番を決めてチーム全員で声を掛け合ってピッチに戻っていきます。PK戦の先攻は日本代表で、最初に蹴るのは準決勝で決勝ゴールを決めた関口選手。落ちついてボールをセットし助走を長めにとりゴール右に思いきりシュートを打ちましたが、イングランドのゴールキーパーに弾かれゴールネットを揺らすことができません。その後はイングランド代表も2人目が外しましたが日本代表も3人目で外してしまい、両チーム5人目まで蹴ったPK戦は3-4で敗れて日本代表は準優勝で大会を終えました。
選手コメント
MF #8 長田叶羽 選手(ガンバ大阪ユース)
まず初めに、この大会に関わった全ての方々に感謝したいです。
チームは1試合2ゴール以上、1失点以内という目標を常に掲げてプレーしてきました。ボランチとして、この大会を通じて失点1と守備の面ではその目標に貢献することができたと思います。攻撃では5試合で9得点、攻撃面ではその目標に貢献しきれなかったのが課題だと思います。特に準決勝、決勝と相手のレベルが上がっていくなかで、守備におわれる時間が長く、攻撃に参加するシーンが少なかったことが一番の課題だと思います。
イングランドが、フランスのモンテギューの地で、あのグラウンドでカップを掲げた瞬間を一生忘れることはないと思います。
将来ワールドカップであの瞬間を覆すこと、それだけを目標にこれから頑張りたいと思います。
MF #11 長璃喜 選手(昌平高)
今日は決勝という大きな舞台で観客もたくさん入り、日本では味わうことのできない雰囲気でプレーをすることができました。怪我で出場時間が限られ、その中で少しでも結果を出したかったです。
結果的にはPK戦で負けてしまいましたが、通用した部分は自信に繋がりました。でも負けたことは事実なので、自チームに戻り成長してリベンジしに戻ってきたいです。
FW #19 関口航汰 選手(清水エスパルスユース)
試合を通じて海外の強さや常識全てを見つめ直しました。
大事なところで点を取れても決勝の舞台で点を決めきることは何より大事だと思いました。そこの力不足を次の活動までに改善して成長したいと思います。
いい経験ができたので必ず次に繋げます。
第50回モンテギュー国際大会
大会期間:2023年3月28日(火)~2023年4月12日(水)
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