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U-16日本女子代表候補 地元高校生とトレーニングマッチを行う
2021年04月16日
U-16日本女子代表は、14日(水)、トレーニングキャンプ3日目を迎え、尚志高校(女子)と25分×3本のトレーニングマッチを行いました。
トレーニングマッチ前のミーティングでは、「勝負にもこだわってほしいが、チームとして完成度を高めていくことを目標にこの試合に臨もう。」と、狩野倫久監督は選手に声をかけました。雨の中行われたトレーニングマッチは、開始早々9分に山田歩美選手のゴールを皮切りに、13分に板村真央選手、17分に下吉優衣選手が決め、1本目を3-0で終えます。攻撃を緩めないU-16日本女子代表、2本目に2点、3本目にも2点を決め、トータル7-0で勝利を収めました。
翌15日(木)は、午前はリカバリー中心のメニューを行い、トレーニングマッチを戦った体を回復させます。午後のトレーニング前にはトレーニングマッチに振り返りを行い、チーム全体で成果と課題を認識しました。夜のミーティングでは、「どんなチームになっていきたいか?」をテーマに、4人1組のグループでディスカッションを行いました。「試合で勝てるチームになる」「応援されるチームになる」など、様々な意見が出ました。キャンプ初日は緊張で口数の少なかった選手も、キャンプ3日目を迎えると、ピッチ内外問わず積極的にコミュニケーションを取る場面が見受けられるようになりました。
選手コメント
谷口真由 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)
今回のトレーニングマッチを終えて、様々な課題を見つけることができました。個人としてもチームとしても、まだまだ改善できるところがあるので、残りのトレーニングや自チームに戻ってからも練習していきたいと思います。しかし、これまでのトレーニングの成果と感じることができたので、そのような部分はさらに高めていき、もっと良いチームになっていきたいです。コロナ禍の中でこのような素晴らしい舞台を用意してくださったスタッフの方々や施設の方々などへの感謝を忘れずに残りの時間を精一杯過ごしたいと思います。
高岡澪 選手(藤枝順心高校)
今回、初めて日本代表候補キャンプに参加しましたが、新型コロナウイルスが拡大している中、最高の状態でキャンプができる環境を作っていただいたことにまず感謝したいです。トレーニングや練習試合、紅白戦を通して、周りの選手や監督、コーチからたくさんの刺激を受けました。尚志高校とのトレーニングマッチでは、このキャンプで練習してきた攻守の切り替えのところや、守備の強度といったところを意識して試合に臨みました。自分はFWなので、得点という結果を残したかったですが、点が取れずに終わってしまい、少し悔いがあります。今回のキャンプで出た課題を自チームに持ち帰り、今よりもっと成長して、今後も日本代表の活動に選ばれるように努力し続けたいです。
鹿島彩莉 選手(JFAアカデミー福島)
例年と違い、新型コロナウイルスの影響で色々な制限がある中、このようなキャンプに参加でき、関わってくださった関係者の方々に心から感謝しています。私は今回、尚志高校とのトレーニングマッチを通して、スピードが遅かったこと、コーチングに関して攻撃時のバックラインに対してのリスクマネジメントをこれからも徹底していきたいです。明日は今回のキャンプ最終日で午前中に最後のトレーニングマッチがあるので、尚志高校の時に出た課題をラストの紅白戦で少しでも多く取り組んでいきたいと思います。