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U-17日本代表スペイン遠征 初勝利を上げる
2017年02月28日
国際親善試合 第3戦 vs U-17ロシア代表
2017年2月27日(月) キックオフ時間 15:30 (現地時間) 試合時間80分(40分ハーフ)
San Pedro de Alcántara(スペイン・マラガ)
U-17日本代表 2-1(前半0-0、後半2-1)U-17ロシア代表
得点
49分 喜田陽(U-17日本代表)
67分 宮代大聖(U-17日本代表)
69分 失点(U-17ロシア代表)
スターティングメンバー
GK:谷晃生
DF:池髙暢希、菅原由勢、小林友希、デュークカルロス
MF:井川空、平川怜、喜田陽、中村敬斗
FW:宮代大聖、森海渡
サブメンバー
GK:青木心
DF:菊地健太、監物拓歩、瀬古歩夢
MF:椿直起、福岡慎平
FW:山田寛人、棚橋尭士
交代
HT 井川空 → 瀬古歩夢
HT 森海渡 → 山田寛人
64分 中村敬斗 → 福岡慎平
76分 池髙暢希 → 椿直起
マッチレポート
「00ジャパン」は27日(月)、スペイン遠征3戦目でU-17ロシア代表と対戦し、2-1で勝利しました。U-17ロシア代表は、UEFAU-17選手権インド2017のヨーロッパ予選ラウンドを1位で予選突破し、2戦対戦したU-17スコットランド代表と同様、堅守速攻型の強豪チームです。
スコットランド戦で我慢比べのスコアレスドロー試合が2試合続いたためか、選手は勝利に貪欲に並々ならぬ気合いで試合に臨みます。しかし、試合序盤はスコットランドに比べ、フィジカルと推進力を持ったスピードある選手が多く、サイド攻撃から何度も攻め込まれます。それでもDF菅原由勢選手、DF小林友希選手が体を張って守りきり、拮抗した状態が続きます。
日本も積極的に前線から動き回りチャンスを作りますが、ラストパスの所で相手守備陣の厳しい寄せに焦ってしまい、なかなかシュートチャンスまで持ち込めず苦しい時間が続きます。28分には、パスミスから相手に素早いカウンター攻撃を受け、GKとの1対1を迎えますが、シュートは僅かにゴール左に外れ助かります。その後も、相手の攻守の切り替えや球際の強さに押され、劣勢気味で前半は0-0で終了します。
後半、MF瀬古歩夢選手、FW山田寛人選手を投入すると、序盤から中盤でボールが収まりパスが回り始めると、相手DFの裏でボールを受けられる回数が増えていきます。すると49分に、左サイドをパスの連携から抜けだしたMF喜田陽選手が巧みなドリブルで仕掛け、PKを獲得します。自ら冷静に決め待望の先制点を上げます。さらに攻勢に出る日本は、53分GK谷晃生選手がロングパスを前線の山田選手に通すと、山田選手のクロスにMF中村敬斗選手が飛び込みますが、僅かに合わせることができず、チャンスを逃します。それでも日本は67分、相手のパスをカットすると、山田選手に鋭いパスが入り、右サイドへボールを繋げると、駆け上がってきた途中出場のMF福岡慎平選手がクロスを上げ、FW宮代大聖選手が体ごとゴールに飛び込む右足ボレーで追加点を上げます。しかし、一瞬の隙を付かれ、69分には相手にゴール前で粘られて、クロス気味のシュートが直接入り、1点を返されてしまいます。その後は、ゴール前の激しい攻防など、お互いのチームが勝利を目指し、緊張感ある終盤を迎えますが、日本は相手の猛攻を全員が集中して跳ね返して、そのまま2-1で試合は終了しました。
次戦は3月1日(水)、U-17ベルギー代表と対戦します。
選手コメント
GK #1 谷晃生 選手(ガンバ大阪ユース)
今回の試合は上手くやろう、いいところを見せようではなく、闘争心、勝ちにこだわるというところをより深めて、チーム全体で攻めて点を取って勝つという共通意識を持って試合に臨みました。その中で、相手の逆をついたりする技術がチームとして足りないと改めて感じました。守備の部分では、まだまだ隙があり、改善しなければならないところが多いのと、前半は相手のリズムに合わせてサッカーをしてしまう時間帯もあったので、次戦以降はコミュニケーションを取り合って改善していきたいと思います。それでも最小失点に抑えて勝利できたことはポジティブに捉えています。ヨーロッパの強豪相手に対して何が通用し、何が足りないのかを肌で感じ、FIFA U-17ワールドカップインド2017に繋がる戦いをしていきたいと思います。
MF #6 喜田陽 選手(セレッソ大阪U-18)
FIFA U-17ワールドカップインド2017のグループステージを想定して、2戦連続で引き分けていたので、この試合は何が何でも勝とうと皆で共通認識を持って臨みました。負ければグループステージ敗退ということを意識して、何とか勝利を勝ち取ることができました。ただ、前半の内容や得点直後の失点などは、本番を見据えて課題だなと強く感じました。後半のように、皆が連動して動き、ゴールを何が何でも奪いにいく意識が強ければ、良い結果が得られることは、チームにとって大きな自信になりました。残り2試合、相手は強豪なベルギー代表ですが、自信を持って勝ちにいきたいです。
FW #11 宮代大聖 選手(川崎フロンターレU-18)
初戦、2戦目と2試合とも引き分けという結果で、守備の安定感は良かったのですが、攻撃の質、点が取れない中で、今日は結果にこだわり勝ち切れたことは、本当に良かったと思います。自分自身としても、FWとして結果が出せていない中でしたので、自分の動きでボールを引き出し、点を決め、勝利に貢献できたことは良かったです。しかし、まだまだ集中力などが足りず、簡単に自分たちのミスから失点してしまうことや、FW2人の連動した動きができていないこと、軽率なミスが多いことは課題です。ゴール前の質やアイデアも課題です。残り2戦しっかり結果にこだわり勝ちきりたいと思います。個人的にも得点という目に見える形での結果に、こだわっていきたいと思います。
スケジュール
2月22日(水) | PM | トレーニング |
---|---|---|
2月23日(木) | AM/PM | トレーニング |
2月24日(金) | 0-0 | 親善試合 vs U-17スコットランド代表 (Estadio La Línea de la Concepción) |
2月25日(土) | AM | トレーニング |
2月26日(日) | 0-0 | 親善試合 vs U-17スコットランド代表 (Arroyo Enmedio) |
2月27日(月) | 2-1 | 親善試合 vs U-17ロシア代表 (San Pedro de Alcántara) |
2月28日(火) | AM | トレーニング |
3月1日(水) | 15:30 | 親善試合 vs U-17ベルギー代表 (Estadio La Línea de la Concepción) |
3月2日(木) | 10:30 | 親善試合 vs U-17ベルギー代表 (San Pedro de Alcántara) |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※時間は全て現地時間です。