U-17日本代表は24日(木)、初戦が行われるブラジルのヴィトーリアで初練習を行い、FIFA U-17ワールドカップブラジル2019に向けた最後の仕上げを開始しました。

この日はFIFA大会恒例のチームアライバルミーティングの日でもありました。多くの他の選手にとっては、これが初めてのワールドカップ（GK鈴木彩艶選手は3度目、FW西川潤選手はU-20ワールドカップに続き2度目）。国際サッカー連盟（FIFA）から、八百長や賭博に関連したインテグリティのレクチャー、アンチドーピングや競技規則・レフェリングに関する説明を受け、最後に試合会場の大型画面や中継映像で使用される顔写真の撮影を行いました。撮影会場ではFW唐山翔自選手が率先して場を盛り上げ、空気を作りました。

午後4時から行われた練習では、グループステージ第1戦を3日後に控え、高い集中力を保ったまま、2時間のトレーニングを実施しました。朝晩は冷え込んだサンパウロと比べると気温も高いヴィトーリア。心地良い風のなか、ウォーミングアップからボールワーク、クロスからの攻防へとテンポよく進み、最後はオランダ戦を見据えて11対11のゲームを行いました。

25日(金)にはスタジアム視察、開幕会見に臨みます。

選手コメント

MF #7 三戸舜介 選手（JFAアカデミー福島U18）
直前合宿のサンパウロではリラックスしながらも、オン・オフの切り替えをはっきりとし、充実したトレーニングが積めました。コンディションもチームの雰囲気もいいですし、初戦が一番大事なので、これを初戦につなげたいです。大会開幕が楽しみです。早く試合がしたい。自分自身の課題でもある「得点を取る」姿をイメージしています。オランダは強くて上手くて速いですが、日本人の一瞬のスピードを上手く使えばできると思います。日本人らしいサッカーで、世界で戦えることを示す大会にしたいです。

MF #14 中野桂太 選手（京都サンガF.C.U-18）
ブラジルの歓迎も受けて、充実してここまで過ごせています。ナイジェリアとの練習試合では、エクアドル遠征で課題だった守備に対してチームとして取り組んできたことを出せたと思います。攻撃の選手としては、結果として得点することはできましたが、できていない面も多かったので、残りのトレーニングで改善して、よりよいパフォーマンスでオランダ戦を迎えたいです。この大会にコンディションを合わせてきました。左足のシュートは自分の武器。チームのために走って、チームのために自分を出して、ゴールを決めたいです。

MF #17 田中聡 選手（湘南ベルマーレU-18）
ブラジルに入って一週間が過ぎましたが、日本と変わらず、チーム一丸となってトレーニングができています。ラグビー日本代表の「ONE TEAM」もそうですが、「チーム一丸」をキーワードとしてここまでやってきました。初戦でヨーロッパチャンピオンのオランダを倒して、チームとしてまとまって、上がっていきたいです。選ばれなかった選手のぶんまでしっかり戦って、闘志を燃やすプレーでチームを助けたいです。

スケジュール

※関塚隆技術委員長は10月26日(土)から11月3日(日)までチームに帯同します。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

FIFA U-17 ワールドカップ ブラジル 2019

大会期間：2019/10/26(土)～2019/11/17(日)

グループステージ：
2019/10/28(月) 8:00キックオフ(日本時間）
vs オランダ代表

2019/10/31(木) 8:00キックオフ(日本時間)
vs アメリカ代表

2019/11/3(日) 8:00キックオフ(日本時間)
vs セネガル代表

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