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U-17日本代表

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【Match Report】U-17日本代表がInternational U-18 Friendly Tournamentで優勝を飾る

2022年11月22日

【Match Report】U-17日本代表がInternational U-18 Friendly Tournamentで優勝を飾る

クロアチアで開催中のInternational U-18 Friendly Tournamentに出場しているU-17日本代表は、11月21日(月)に第3戦のU-18デンマーク代表との試合に臨みました。得失点差による優勝の可能性を残していたため、選手たちはデンマーク代表戦に「絶対に勝つ」という強い気持ちと自信を持ってフィールドに入りました。

前半から日本は連動した守備と寄せの速さでデンマークの攻撃の芽を摘み、ほとんどチャンスを作らせずに試合を進めました。デンマークもペナルティーエリアへの進入や、コーナー付近からロングシュートなど、日本のゴール前に脅威をもたらす動きを見せていましたが、この日キャプテンマークを巻くGK濱﨑知康選手(川崎フロンターレU-18)が必死にゴールを守りました。日本もチャンスをたくさん作りましたが、なかなかゴールを決められずに前半は0-0で終了しました。

後半、チームは選手交代で新たにフレッシュさを得て、相手に強いプレッシャーをかけながら、チャンスクリエイトが増えました。デンマークの疲労が見えてきたところで、日本は60分にDF永田滉太朗選手(横浜FC)のペナルティーエリア右外からの低いシュートに、FW行友翔哉選手(愛媛FC U-18)が右足で触れてネットを揺らし、先制します。

日本はその後もプレッシングを続けると、70分にFW後藤啓介選手(ジュビロ磐田U-18)がMF早川隼平選手(浦和レッズユース)からの左コーナーキックをヘディングで叩き2点目を決め、試合は2-0で終了しました。日本は3試合を戦って2勝し、得失点差での優勝で大会を締めくくりました。

この大会で選手たちは、海外で完全アウェイの雰囲気を体験しながら、初戦の悔しい敗戦から巻き返し、チャンピオンとなる成長と成功体験を積むことができました。

監督・選手コメント

城和憲 監督
今回私たちU-17日本代表はこの年代として初の海外遠征を行いました。コロナ禍の影響で海外遠征などが今まで行えず、海外の強豪と戦う機会がなかった選手たちなので、非常に良い経験の場を与えてもらえたと思います。選手たちにはこの遠征の中で、日本代表としてどの試合も勝ちながら成長していくこと、勝つことで良い経験を積んでいくことを初めに伝え、大会に臨みました。
初戦はクロアチア代表に対してボールを支配しながらも、決定機を決められずなかなか波に乗れない中で1つのミスから失点してしまうなど、改めてサッカーの難しさや日本では味わうことのできない迫力を肌で感じることができました。1戦目で出た課題を分析し、映像を使ったフィードバックや試合間のトレーニングで修正を行い、2戦目以降に臨みました。第2戦のスウェーデン戦では守備の面でも攻撃の面でも選手がアグレッシブにトライした結果、4-1で勝利を収めることができました。3試合目はここまで2勝で首位のデンマークが相手でしたが、臆することなく自分たちのストロングを生かしながら最後まで戦い抜き、この試合も2-0で勝つことができました。2勝1敗でこの大会のチャンピオンになれたことは誇らしいことだと思います。
このチームを支えたスタッフにおいてはコンディショニング調整、メディカルサポート、分析、トレーニングと各役割に対してプロフェッショナルな仕事をしてくれました。また選手は日に日に逞しさが増し、この大会を通して世界基準を知る中で自分たちの持てるものを発揮しながら成長してくれたことを嬉しく思います。まさに全員で掴んだ優勝だと思います。素晴らしい選手、スタッフと一緒に戦えたことに感謝したいと思います。選手たちはここからが一番大事だと思っています。ここで得た経験をどう生かしていくか。日常からどれだけ意識高く取り組んでいけるか。この選手たちならば必ずできると思いますし、今後日本を背負って戦っていけると信じていますので、期待したいと思います。
この遠征を行うにあたり、まだまだ予断の許さないコロナ禍の状況の中、またリーグ戦も佳境を迎えチームとしても非常に大切な時期にも関わらず、選手を派遣いただいたチーム関係者の皆様や保護者の皆様に改めて感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

DF #4 堺屋佳介 選手(サガン鳥栖U-18)
今日は最終日で、なおかつ優勝をかけた一戦で、全員で団結して勝利でき、優勝という最高の結果で終われたことを嬉しく思います。
05世代(2005年生まれ世代)は海外遠征をしたことがなく、あまり経験も少ない中、クロアチア代表、スウェーデン代表、デンマーク代表といった、ヨーロッパを代表する国と対戦でき、自分たちの成長に繋がる遠征になったと思います。個人としては、いい経験ができたのは良かったのですが、いい結果が出ずに終わったので、個人昇格のために所属チームで切磋琢磨し、成長して、また日本代表を背負って戦えるように頑張ります。

MF #14 鈴木陽人 選手(名古屋グランパスU-18)
今日のデンマーク戦では優勝がかかった中、いい緊張感で試合ができました。この最終戦は自分たちがやりたいサッカーを体現できた試合でした。結果も2-0で勝ち、優勝することができて嬉しかったです。個人としては、得意のドリブルでチャンスを創ることができ、海外でも自分の攻撃が通用しました。ただ、決めきる力をもっと伸ばさないといけないと感じたので、より相手の脅威になれるような選手になります。そして、このような貴重な大会に参加できたことに感謝し、謙虚に所属チームで頑張ります。

FW #13 行友翔哉 選手(愛媛FC U-18)
今日の試合は2-0以上で優勝決定ということもあり、全員気持ちが入っていました。デンマークも技術が高く、押し込まれる展開が多かったですが、自分たちのサッカーをやり続けて勝ち切ることができてとても嬉しいです。05世代は初の海外遠征で大変なことが多かったですが、良い対戦相手や良い仲間に恵まれ、すごい楽しく過ごせましたし、楽しくプレーできました。この経験は自分にとっても05の代表にとってもすごく貴重だと思うので、今後のサッカー人生や代表活動に生かしていきたいと思います。

International U-18 Friendly Tournament

大会日程:2022年11月15日(火)~2022年11月21日(月)

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