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U-17日本代表

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【Match Report】U-17日本代表、アジア突破へ大事な初戦はドロースタートに

2023年06月18日

【Match Report】U-17日本代表、アジア突破へ大事な初戦はドロースタートに

AFC U17アジアカップ タイ2023のグループD第1節が6月17日(土)に開催され、ラジャマンガラ国立競技場でU-17日本代表はU-17ウズベキスタン代表と対戦しました。

初戦の相手であるウズベキスタンは今年のAFC U20アジアカップでも優勝し、「いまアジアで最も手強い国の一つ」と森山佳郎監督も警戒を深めていた強敵です。昨年8月のウズベキスタン遠征では0-3と大敗していたこともあり、日本の選手たちも強い気持ちを持って試合に入りました。

日本の先発メンバーはGKに後藤亘選手(FC東京U-18)、DFに松本遥翔選手(鹿島アントラーズユース)、永野修都選手(FC東京U-18)、土屋櫂大選手(川崎フロンターレU-18)、小杉啓太選手(湘南ベルマーレU-18)が入り、中盤の中央に矢田龍之介選手(清水エスパルスユース)と山本丈偉選手(東京ヴェルディユース)、両サイドに佐藤龍之介選手(FC東京U-18)と吉永夢希選手(神村学園高)が入り、そして前線では名和田我空選手(神村学園高)と道脇豊選手(ロアッソ熊本)がコンビを組みました。

試合の入りに集中していた日本は序盤からチャンスを作ります。開始2分で名和田選手のロングシュートがゴールポストを叩くと、8分には早くも先制点が生まれます。DFの小杉選手が鋭く左サイドへパスを通すと、「あの形でパスを出してもらえれば大体突破できる」と語る吉永選手が縦にボールを持ち出し、鋭いクロスを送ります。

このボールに対し、FWの道脇選手は「日本での合宿で大黒将志ゲストコーチから『相手DFの間に立て』と言われていたことを実践できた」とファーサイドで相手DFの間に入り込みながらのヘディングシュート。見事にゴールネットを揺らし、先制点を奪い取りました。

その後も日本が優勢に試合を進める流れとなりますが、33分の道脇選手のシュート、後半開始直後の名和田選手のシュートは、いずれも相手GKソビロフ選手のセービングに阻まれてしまい、追加点を奪い切ることができません。

さらに川村楽人選手(東京ヴェルディユース)や杉浦駿吾選手(名古屋グランパスU-18)ら次々に投入された交代選手たちも果敢にゴールを狙いますが、なかなかゴールを奪えないままに試合は終盤を迎えます。

「僕ら攻撃陣がもう1点を決め切らないといけなかった」と道脇選手が反省し、森山監督が「こうやって決め切れない流れになると、ある種の『罰』を受けることになるのがサッカー」と振り返ったように、83分に少ないチャンスをモノにしたのはウズベキスタンでした。

素早く裏を狙うパスからウズベキスタンFWサイドフ選手に抜け出されてしまい、鋭い右足シュートを突き刺されて同点に追い付かれてしまいました。勢いに乗る相手に対して苦しい流れとなりますが、日本はGK後藤選手の素晴らしいセービングもあって逆転は許しません。試合はそのまま1-1で終了となり、初戦は勝点1を分け合う形となりました。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
対戦する前から非常に難しい試合になるだろうと思っていました。非常に集中した状態から先制点を挙げることはできましたが、追加点を挙げられそうな場面もありながら決め切れないと最後はこういうことが待っているのがサッカーの常だと思います。本当にウズベキスタンはタフなチームでした。ただ、3試合あるのがグループステージ。最終的には上にいきたいと思っています。

DF #5 永野修都 選手(FC東京U-18)
良い時間帯に先制点を取ってくれましたし、守備陣はゼロで終わらせないといけない試合でした。1本のパスからああいう形で点を取られてしまったのは、誰が悪いとかではなく、チームとして本当に反省しないといけません。裏への対応など出た課題については次に生かしていきたいですし、次は絶対に勝ちたいと思います。

DF #13 吉永夢希 選手(神村学園高)
道脇選手とはクロスボールへの入り方、出すタイミングなどについて練習からずっと話し合ってきていて、ファーサイドに道脇選手が入るあのタイミングで上げられたことが先制点に繋がったと思います。ただ、あの1本のクロスは良かったのですが、そのあとのクロスでもっとアシストに繋がる精度のあるボールを上げないといけませんでした。

FW #9 道脇豊 選手(ロアッソ熊本)
試合後は負けたような雰囲気になってしまいましたが、勝点1は取れていますし、決してネガティブになり過ぎる必要はないと思います。攻撃陣は自分も含めてもっと取れたと思うので、そこは反省しないといけません。暑さは思っていた以上で、次からはしっかり昼から水分を摂って体に蓄えておくなど対策を徹底したいと思います。

YouTube(AFC):#AFCU17 - Group D | Japan 1 - 1 Uzbekistan

AFC U17アジアカップ タイ2023

大会期間:2023年6月15日(木)~2023年7月2日(日)

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