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【Match Report】U-18日本代表スペイン遠征 U-18ベルギー代表に勝利
2022年11月11日
11月3日(木)からスペインのマルベージャに遠征しているU-18日本代表は、11月10日(木)にU-18ベルギー代表との試合に臨みました。
試合は拮抗した展開が続きますが先制したのは日本でした。19分に右サイドからゴール前に早いクロスが入るとGKが弾いたところを、高橋輝選手(大宮アルディージャU18)が拾ってつなぐと、最後は佐藤丈晟選手(大分トリニータU-18)が力強く蹴り込み先制。その後、ベルギーも左サイドからスピードを生かした突破で日本ゴールに迫るものの、GK田村聡佑選手(ヴィッセル神戸U-18)のセーブや、この日キャプテンマークを巻いたヴァン・イヤーデン・ショーン選手(横浜FCユース)の体を張った守備で得点を許しません。42分には自陣で奪ったボールを素早く繋いでカウンターの形を作ると、佐藤選手からスルーパスを受けた高橋輝選手が相手GKとの1対1を制して追加点。2-0で前半を終えます。
後半は互いに球際の激しい守備からチャンスを作らせず、拮抗した展開が続きます。ベルギー代表も選手交代を使いながら積極的にゴールを狙いますが、日本は選手同士がしっかりとコミュニケーションを取りながら、最後まで集中力を切らさず守りきって2-0で試合は終了しました。
中一日の休息日をはさみ、最終日にもう一度U-18ベルギー代表と対戦します。
選手コメント
GK #12 田村聡佑 選手(ヴィッセル神戸U-18)
中学生以来の日本代表で、自分のストロングポイントが出せるか、世界に通用するのか少し不安もありましたが、トレーニングやAlgeciras CF戦の中で自分の持っている力を出せたことで自信を持って今回のベルギー代表戦に臨むことが出来ました。
試合ではトレーニングで課題となっていたビルドアップのところでサイドバックやウイングの選手につけるパスの精度を上げられたことや、自分のストロングポイントであるシュートストップをすることができて無失点で終われたことは良かったと思います。
しかし、ビルドアップでボールを受ける時に足下にボールが入って出したい所にパスが出せなかったり、攻めている時のリスク管理の徹底ができていないという課題もありました。次の試合ではそこを意識して改善できるようにしていきたいと思います。
最後の1試合もみんなで楽しんで勝ってこの遠征を締めくくれるようにしていきたいです。
DF #4 ヴァン・イヤーデン・ショーン 選手(横浜FCユース)
自分は前回のSBSカップが代表初招集で、チームを引っ張るというよりは引っ張ってもらっていた立場にいましたが、今回は前回のSBSに続き2回目の召集で自分がチームを引っ張ってやろうという気持ちで臨みました。1戦目のAlgeciras C.F戦はあまり良いゲームができずに終わりました。そこで出た明確な課題を次の日の練習で改善し今日のベルギー代表戦に臨みました。
連係面ではまだまだ改善すべきところはありますが、1戦目には無かったチーム内での声がけや、ビルドアップの積極性などいくつか良いシーンを今日の試合で出せたかと思います。また、課題もまだまだ沢山でたので次の試合までには整理して臨みたいと思います。
今日のベルギー代表戦はキャプテンを任され、初めて日本代表でキャプテンマークを巻かせてもらい2-0で勝つことが出来たのでまずはほっとしたのと、日本を背負っている以上は不甲斐ないプレーは出来ないので、そこの責任を強く感じました。普段できない経験がここには沢山あり、もっともっと色々なものを感じて吸収して自分の経験値をより一層上げていきたいと思います。
DF #13 寺阪尚吾 選手(ヴィッセル神戸U-18)
海外遠征ということで、普段の生活では経験できないことや刺激になることがたくさんあり、それらの全てを自分の成長に繋げられるように頑張りたいと思います。
2戦目のベルギー代表戦では、自分の今の力が海外の選手にどこまで通用するのか確認できる絶好の機会だったので、持っているものを全て出して戦うつもりで試合に臨みました。試合の入りは、自分達の時間を作ることがあまりできませんでしたが、得点を取りチームとして自信が持てるようになり、全員が積極的にプレーできたと思います。
この遠征で、失敗を恐れずチャレンジすることで自分の課題を見つけることができ、成長するための良い経験になると思います。そして、ひとつ上のU-19日本代表の活動に絡んでいけるように、試合はもちろん、練習から常に100%で自分のプレーを表現したいです。