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FIFA U-20ワールドカップポーランド2019に向けて、U-19日本代表がブラジル遠征開始!
2018年12月16日
10月に開催されたAFC U-19選手権インドネシア2018での激闘を突破し、FIFA U-20ワールドカップポーランド2019の出場権を掴んだU-19日本代表の活動が再び開始されました。いよいよ5月の本番に向けて、世界への挑戦が始まります。
先日のU-21日本代表UAE遠征には、AFC U-19選手権インドネシア2018を経験した4選手が参加し、FIFA U-20ワールドカップポーランド2019活動次第では、オリンピック代表、SAMURAI BLUE(日本代表)と上のカテゴリーへのステップアップも現実的な環境になっています。
今遠征はブラジルサッカー協会より招待を受け、U-19ブラジル代表やフラメンゴなど地元プロ強豪クラブチームと現地で親善試合を行います。チームの強化および新しい戦力の活躍を期待すべく、1999年の早生まれのMF齊藤未月選手、FW田川亨介選手から2002年の早生まれのMF西川潤選手まで5年代が招集されています。
チームは13日(木)に成田近郊のホテルに集合し、早速ミーティングを実施。AFC U-19選手権インドネシア2018準決勝・対サウジアラビア戦に敗戦した試合を映像で見返しました。「世界と闘えるFIFA U-20ワールドカップの出場権を獲得したのは皆の力。ただこの敗戦した準決勝は忘れてはいけない。このままじゃ世界に通用しない、日本人の長所である団結力だけで世界に勝つのではなく、個々のレベルアップを真剣に考えてほしい。先日SAMURAI BLUE(日本代表)に帯同した秋葉忠宏コーチの話を聞いても、SAMURAI BLUEの選手たちの一回のトレーニングの集中力は非常に高いし、現場での問題解決能力が非常に高く感じる。ワールドカップ本番まで限られた遠征しかできない中で、このチームも一回のトレーニングから皆で集中して取り組もう」と影山監督が選手に熱く語りかけました。ミーティング後は、成田市内でトレーニングを行いました。Jリーグや高円宮杯U-18プレミアリーグなど公式戦が終了しているため、コンディション調整をしながらも、選手同士が互いに要求しあえるよう、狭いピッチで10対5など戦術トレーニングも組み込み、最後はGKを入れて9対9を実施しました。
その後、チームは夜に日本を出発。移動約32時間をかけて、遠征先であるリオデジャネイロ州郊外のテレゾポリスへ到着しました。テレゾポリスにある、ブラジル代表が普段使用しているブラジル代表施設「Granja Comary」を中心にトレーニングを行っていきます。
15日(土)には、午前中にホテル近郊の国立公園で軽めのトレーニングを行いました。長距離移動や時差の影響でコンディションにばらつきがあるため、入念なストレッチやウォーキングを行いました。午後は、ECティグレス・ド・ブラジルのトレーニング場を使用させてもらい、90分間しっかりトレーニングを積みました。気温が33℃まで上がり、日本とは打って変わった猛暑のなかで、小粥智浩コンディショニングコーチの指導のもと、時間をかけてコンディションを整えていきました。3人でのパス交換から、4対2でボール回しを行い、最後はこのチーム特有の通称ホッケーゲームで締めくくりました。16日(日)はGranja Comaryで2部トレーニングを行い、17日(月)には地元クラブ・ゴイタカスFCとトレーニングマッチを行う予定です。
選手コメント
GK 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
今回の遠征に参加できて嬉しく思います。10月にインドネシアで行われたAFCU-19選手権にも参加し、なんとかみんなの力でFIFA U-20ワールドカップ出場を決めることができました。しかし、大会を通して個人、チームの課題やアジアの強豪チームとの力の差を見せつけられました。U-20ワールドカップまで半年、限られた活動の中でチーム戦術を刷り込み、チーム力を上げていきたいです。個人としても、少しでもレベルアップしていきたいと思います。今回の遠征はブラジルで3試合が組まれていますが、どの試合もハイレベルな戦いができると思います。そんな相手に対して自分たちがどれほどやれるのか、U-20ワールドカップ同様の緊張感の中でプレーしたいです。常にワールドカップを意識して、一つ一つのトレーニングに励みたいと思います。
DF 宮本駿晃 選手(柏レイソル)
6月にSAMURAI BLUE(日本代表)のトレーニングパートナーとして参加したロシア遠征以来、久々にU-19日本代表に招集されてとても嬉しいです。ブラジルでブラジル代表と対戦する機会はとても貴重な経験になると思います。トレーニングから、どんどんチャレンジしていきたいです。その中で、相手選手や味方選手の良いところをどんどん吸収したいと思います。6月のロシアでも強く感じましたが、やはり日本代表で活躍する選手は、個人でとてつもない努力をしていますし、U-20ワールドカップで活躍することが上の年代へのステップアップに繋がる大きなチャンスだと思います。常に四年後のワールドカップを見据えて試行錯誤を繰り返して頑張っていきたいと思います。
MF 中島元彦 選手(セレッソ大阪)
5月に参加した大阪トレーニングキャンプ以来、久々に招集されて、こうやってまた日の丸を付けられることを大変誇りに思います。AFC U-19選手権インドネシア2018は出場できませんでしたが、所属チームで試合に出場し続けたことが復帰できた要因と信じています。今回の遠征はブラジル代表など世界のトップ強豪チームと対戦するので、試合の中でも相手の良いところやチームメートの良いところを肌で感じながら、自分自身の成長に繋げたいと思います。U-20ワールドカップまで時間が残り少ないので、一試合一試合を大事に、この3試合を全て勝って自分たちの自信に繋げ、個人では常に高いクオリティを出せるようにコンディションを整えていきたいと思います。
MF 山田康太 選手(横浜F・マリノス)
AFC U-19選手権インドネシア2018に続いて、U-19日本代表に招集されて素直に嬉しく思っています。インドネシアでは、みんなでU-20ワールドカップ出場権を掴んだ喜びもありましたが、サウジアラビア戦で完敗した苦い経験もあり、悔しさが残る大会でした。ただ、世界への挑戦権を得られたことは自分たちにとって、とても大きなチャンスです。この遠征では長時間の移動も含めて、自分としっかり向き合ってコンディションを作り、ブラジル代表などに勝ち切っていろんなことを学びたいです。5月のU-20ワールドカップまであっという間だと思いますので、個人としても生き残れるようアピールをして、チームとしても勝ち続ける集団になれるよう充実した遠征にしたいです。
スケジュール
12月13日(木) | PM | トレーニング |
---|---|---|
12月15日(土) | AM/PM | トレーニング |
12月16日(日) | AM/PM | トレーニング |
国際親善試合 | ||
12月17日(月) | 17:00 | 第1戦 vs. ゴイタカスFC(Maracanã Stadium) |
12月18日(火) | AM | トレーニング |
12月19日(水) | 10:30 | 第2戦 vs. U-20CRフラメンゴ(Estádio da Gávea) |
12月20日(木) | AM | トレーニング |
12月21日(金) | 16:00 | 第3戦 vs. U-19ブラジル代表(Granja Comary) |
※時間は全て現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※試合会場は、都合により急きょ変更となる場合があります。